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「受動的」と「能動的」の意味の違いと使い分け

「受動的(じゅどうてき)」の意味は、他からのはたらきかけを受けることです。例えば 「自分から声をかけない受動的な性格」などと使います。「能動的(のうどうてき)」の意味は、自分から他に働きかけることです。例えば「能動的に問題解決に向けて動く」などと使います。

「受動的」と「能動的」の違い

受動的
他からのはたらきかけを受けること
能動的
自分から他にはたらきかけること

「受動的」と「能動的」はどちらも、物事に取り組む態度や姿勢を言い表す言葉です。 しかし、「受動的」は「他の働きかけを受けること」で、「能動的」は自分から働きかけることを表す言葉で、対義語です。 例えば、自ら積極的に調べるなどして知識をつけていく場合は「受動的」、誰かに与えられた情報のみで知識を得たという場合は「能動的」です。

「受動的」の意味と使い方

「受動的」は「じゅどうてき」と読みます。 「受動的」の意味は「他からのはたらきかけを受けること」です。 自分から何かをするのではなく、他からの指示などによって何かをすることをいいます。 「受動」は「他から動作、作用を受けること」という意味です。 「的」は「そのような性質をもったもの」という意味です。 例えば、ビジネスシーンなどで「これをやってください」と上司から指示をされたこと以外のことができなかったり、本人に指示されたこと以外のことをしようという気が見られない人を「受動的」と言い表します。

  • 受動的だ
  • 受動的な態度
  • 受動的な姿勢

などの言い回しで使用されます。

「受動的」の例文

  • 仕事に取り組む姿勢が受動的すぎると指摘をうけた。
  • 昔から受動的な性格で、新しい環境に飛び込むことができない。
  • 彼女は受動的だが、とても慎重でミスなく仕事をこなすことができる
  • 受動的な態度では授業を受けても力にならないことが多い。

「能動的」の意味と使い方

「能動的」は「のうどうてき」と読みます。 「能動的」の意味は「自分から他に働きかけるさま」です。 他からの働きかけとは関係なく、すすんで物事を行ったり、他に作用を及ぼすことをいいます。 「能動」の意味は「自ら活動をすること」という意味です。 「的」は「そのような性質があること」という意味です。 例えば、ビジネスシーンでは任された仕事に対しては、求められている以上のことを行い、指示がなくても自らすすんで仕事をしていけるような人を「能動的」と言い表します。

  • 能動的だ
  • 能動的な態度
  • 能動的な姿勢

などの言い回しで使用されます。

「能動的」の例文

  • 企業の多くは能動的な姿勢である人を評価する。
  • 能動的に地域のボランティア活動に参加する。
  • 能動的に世の中と関わっていくことで自分を成長させる。
  • 彼は能動的でリーダーに向いている人物であると思います。

まとめ

他からの働きかけを受けるさまを「能動的(のうどうてき)」といいます。 対して、自分から他にはたらきかけることを「受動的(じゅどうてき)」といいます。

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