「アリーナ」の意味は「円形劇場・球技場」「本来の観客席とは別に設けられるグラウンド内の特別席」です。今回は「アリーナ」の意味や語源を詳しく解説します。また、「アリーナ」の使い方や類語、対義語も合わせて紹介しますのでぜひ参考にしてください。
「アリーナ」の意味は、
です。 舞台を観客席が四方から取り囲む形の競技場を「アリーナ」といいます。 競技場としては、特にバスケットボールやアイススケートなど室内競技用の競技場を「アリーナ」と呼びます。 また、球技場などの公演で本来の観客席とは別にグラウンド内のステージの周りに設けられた客席のことを「アリーナ」といいます。
カタカナ語「アリーナ」は英語「arena」が由来です。 英語「arena」の語源はラテン語の「砂」で、円形劇場内の砂場で獣を闘わせたことに由来しています。 「arena」は「試合場」などの意味があります。 そこから転じて「活動の舞台」などの意味もあります。
「アリーナ席」とは、球技場など大規模な施設で公演をするときに、元々ある観客席とは別にグラウンド内にパイプ席などを並べて設けられた客席のことです。 元々ある客席は「スタンド席」といいます。 例えばバンドのライブやアイドルのコンサートでは、スタンド席よりもアリーナ席のほうがステージに近いです。 ただし、アリーナ席は平面であるため場所によってはステージに近くても全く見えないということもあり、勾配のあるスタンド席のほうがステージ全体を見ることができるという利点があります。
体育館のアリーナはスポーツだけではなく多目的利用が想定されている場合が多く、コンサートが行われることが多くあります。 体育館のアリーナで行われるコンサートを「アリーナコンサート」といいます。
「アリーナツアー」とは、横浜アリーナやさいたまスーパーアリーナなどのアリーナを会場を回るコンサートツアーのことです。 大阪城ホールや日本武道館といったアリーナではないけれどドームよりは小さい会場が含まれることもあります。
一般的にアリーナのテインは1万人〜2万人前後であり、1万人〜2万人規模の会場を日本では「アリーナクラス」と呼びます。 例えば、「このバンドの人気はアリーナクラスでライブができるぐらい」などと言います。 これは、コンサートをすれば1万人〜2万人ぐらいの会場が埋められるぐらいの人気があるということです。
「アイスアリーナ」とは、アイススケートやアイスホッケー用に、スケートリンクが備えてあるアリーナなことです。 多くのアイスアリーナは元々スケートリンクが常設されていますが、他のアリーナ同様コンサートなど他の用途で省するときはリンクを一時的に撤去することができる施設もあります。 なので、アイスアリーナだからといって必ずしもスケートやアイスホッケーしかできないということではありません。
「体育館」は、屋内で運動競技を行うための建物です。 屋内運動場を「体育館」といいます。 室内競技をするためのに作られた施設であるという点においては、体育館もアリーナも同じです。 アリーナの多くは観客席がありますが、体育館は観客席がないことが多いです。
「スタジアム」もアリーナとおなじく「競技場」です。 アリーナと異なる点は、野球やサッカーなど屋外競技をする場所であるということです。 アリーナといえば屋根がある競技場、スタジアムといえば屋根のない競技場というのが一般的でしたが、近年では屋根のあるドーム型のスタジアムも多く存在します。 サッカーなど通常であれば野外で行う競技ができる程度の広さをもっている施設を「スタジアム」といいます。
「競技場」は、総合的なスポーツが行われる観覧席のついた陸上競技場のことをいいます。 広い意味では、スポーツ全般の競技を行う総称です。 したがって、上述したアリーナやスタジアムもすべて競技場に含まれます。
「スタンド」は、競技場・野球場などの周囲に設けられた階段式の観覧席のことです。 本来の観客席とは別に設けられるグラウンド内の特別席とは反対に、元から設けられている席がスタンド席です。