mixiやGREEで人気機能だった「足跡」はFacebookではあるのでしょうか?基本的にはないと言われますが、実はあるんです!確認方法や残さない方法を詳しく解説していきます。
ソーシャルネットサービスにおける「足跡」とは、「誰が自分のページを訪問したかの記録」のことです。 かなり前に日本で人気を博していた、「mixi」や「GREE」というSNSでは現在でも足跡機能が存在します。 mixiでは「足あと」、「GREE」では「あしあと」と呼ばれています。 日本では欧米ほど人気はないものの、ビジネスSNS「LinkedIn」では「閲覧通知(足あと)」と呼ばれる機能があります。 就職活動の人を企業側が把握できるように「足あと」機能が設けられています。
結論から言うと、Facebookには基本的に足跡機能はありません。 ただし、一部例外もあるので注意です。 Facebookで友達や知らない人のプロフィールページを閲覧するバレるのでは?と心配する必要はありません。 ちなみにFacebook検索を何度しても、検索していることがバレることもありません。
当たり前ですが、Facebookには足跡機能自体は存在しないので、足跡を消す方法や残さない方法なども存在しません。 ソースコードをみるという裏ワザがあると一時ネットで話題になったことがありましたが、実際には確かめることはできないので諦めましょう。
Facebookに足跡機能はありませんが、他のユーザーがあなたのアクティビティに気づく場合がいくつかありますので、解説していきます。
当たり前ですが、自分から何かアクションを取ると相手に通知がいきます。 これは厳密には「足跡」ではありませんが、自分が相手の投稿を見たことを直接的に伝える手段となります。
などがそれにあたります。 うっかり「いいね」などを押してしまうと、後から削除しても相手には一度通知がいきますので注意しましょう。 いいねやコメントさえしなければ、投稿者は誰が自分の投稿を読んだか把握することはできません。
Facebookの「グループ」機能はご存知ですか? Facebookグループは友達または友達以外の特定のユーザーと交流を深められる機能です。 検索で探せないようにしたり、招待を受けたユーザー以外閲覧できないようにする機能もあります。 この「グループ」での投稿は閲覧するだけで、いいねやコメントをしなくても、いわゆる「足跡」が付いてしまいます。 上記の画像の「全員が既読」または「○人が既読」という箇所をタップ(またはクリック)すれば、既読した人の一覧が表示されます。 これは投稿者が大切なお知らせをする時に、読み漏らしを確認するための機能です。 グループ投稿の足跡を付けないようにしたり、消したりすることはできません。 それでも足跡が付くのが嫌だという場合は、グループを退会するしかありません。 既読者が投稿者にバレてしまうので、「いいね!」を押すぐらいは毎回した方がよいかもしれません。 特に少人数のグループの場合、「あいつ読んでるのにリアクションないな」などと思われてしまう可能性があるので注意しましょう。
インスタグラムで人気機能になった「ストーリーズ」がFacebookでも実装されています。(インスタグラムとフェイスブックは運営会社が同じです) Facebook上で他ユーザーのストーリーズを閲覧すると、投稿者には「閲覧者」という形で表示されてしまいます。 投稿者のみが確認することができる機能で、他のユーザーには一切表示されません。 ストーリーズを閲覧した側にも表示されないので、バレと思ってこっそり見ても投稿者は把握している可能性が大なので気をつけましょう。
Facebookの設定上は、ストーリーズの足跡を(一時的に)付けない方法がないわけではありません。 Wi-Fiもしくはキャリア通信を繋いだ状態でFacebookアプリを開きます。すると、ストーリーズが自動的にダウンロードされます。 (アプリを開くだけで、全てのストーリーズがダウンロードされるわけではありません。短いストーリーズなら最初の5つくらいまでは機内モードでもすいすい見ることができますが、動画が長い場合だと1つ目からグレーの画面になってしまう場合もあります。) その後、スマートフォンを「機内モード」にしてから、ストーリーズを閲覧すると、足跡が残りません! でも一瞬だけです! 再度インターネットに接続してFacebookを開くと、後から足跡が付いてしまいます。。。 というわけで、足跡を付けずにFacebookストーリーズを見る方法はありません。 ちなみに、一度残ってしまった足跡を消すこともモチロンどんな方法を以てしても不可能です。
「フェイスブック用マイトップファン・ソーシャルトラッカー」というアプリがあり、それをダウンロードすると、自分のFacebookを閲覧しているユーザーの分析ができます。 ただし、足跡機能まではありません 同じ運営会社が制作している「ツイッター用マイトップファン・ソーシャルトラッカー」では、自分のツイートによく反応してくれるユーザーの一覧が見えますが、フェイスブック用ではありません。 このサービスは課金をしないと見れないのと、App Storeの評価がすこぶる悪いので、ダウンロードはおすすめできません。
Facebookでは、逆に自分の足跡を把握することは可能です。 自分のFacebook上での行動履歴のことを「アクティビティログ」といいます。 投稿はもちろんのこと、どの投稿に「いいね」や「コメント」をしたか、どのページを閲覧したかなど事細かくチェックすることが可能です。 「アクティビティログ」の閲覧方法を解説します。 画像はスマホアプリ版になっておりますが、PC(パソコン)ブラウザでもほぼ同じ手順で確認可能です。
まずは、Facebookをアプリを開きます。 そして、トップページの右下にある [≡(メニューボタン)] をタップします。
メニューページから下にスクロールし、[設定とプライバシー] をタップします。 その後に、[設定] をタップします。
設定ページに入ったら、下にスクロールします。 「あなたのFacebook情報」内の [アクティビティログ] をタップします。
すると、「アクティビティログ」を確認することができます。 「フィルター」を使うことも可能です。 それぞれのアクティビティの右端にある […] をタップすると、[見る] または [削除] を選択することができます。
足跡機能がないのに、なぜFacebookでは「知り合いかも」という表示が出るのか疑問に思う方もいるかもしれません。 足跡機能はないものの、Facebook社はあなたが誰に何にどのくらい興味があるか、ありとあらゆるデータを蓄積しています。 広告収益を最大化するためです。 よって、足跡機能はユーザーに公開していないだけで、Facebook社の中にはあることになります。 足跡だけではなく、
などの情報を元にFacebook社が自動的に生成しています。 どの情報をどのように精査しているかは企業秘密ですので、厳密にはわかりませんが、おそらく上記の項目が重要視がされているのは間違いなさそうです。
自分のフィードに度々出てくる「知り合いかも」を非表示にしたい方もいるかもしれません。 「知り合いかも」の箇所の一枚一枚の写真の右上の「☓ボタン」がありますので、それをタップまたはクリックすれば一時的に非表示にすることができます。 または、「知り合いかも」の箇所の右上の「…(三点リーダー)」をタップまたはクリックすると、
知り合いかもを非表示にする 知り合いかもの表示を減らします。
と表示されますので、実行してみてください。 「知り合いかもを非表示にする」といっておきながら「知り合いかもの表示を減らします」と書いてるので、どっちだよという感じですよね。 つまるところ、「知り合いかも」を完全に消すことはできないということです。
Facebookの「知り合いかも」の通知はオフにすることができます。 トップページの右下にある [≡(メニューボタン)] → [設定とプライバシー] → [設定] → 「お知らせ」の中の[お知らせ設定] →[知り合いかも] の順番でタップしていき、「Facebookのお知らせを許可する」という箇所の右ボタンでオン/オフ切り替え可能です。
逆に自分が他人のフィードに「知り合いかも」として表示されるのを防ぐ方法は一切ありません。 特定のユーザーに自分がFacebookを利用していることを知られたくない場合は「ブロック」するしかありません。 他のユーザーがFacebookの自分のアカウントを見つけづらくすることはできます。 具体的には下記の方法があります。
トップページの右下にある [≡(メニューボタン)] → [設定とプライバシー] → [設定] → 「プライバシー」の中の[プライバシー設定] の順番でタップしていくと、「検索と連絡に関する設定」という項目があります。 この中に、
という項目がありますので、それぞれ選択し設定することができます。
Facebookの足跡に関して様々な方法を解説してきました。 それでもやはり広告のために自分のデータが利用されることに恐怖を感じる人もいるかもしれません。 そのような方で、あまりFacebookを利用していない方は、アカウント削除または利用解除がおすすめです。 利用解除だとMessengerなどはそのまま使いながら、Facebook本体は使用しないこともお選びいただけます。 アカウント削除・利用解除の方法は少々複雑ですので、下記の記事をご参照ください。
今後もFacebookに足跡機能が実装される可能性は大変低いと思われます。 Facebook社の最大の目的は広告収益を高めることです。 広告収益を最大化するには、ユーザー数を増やすことと1ユーザーあたりの広告収益を上げることの2つです。。 1ユーザーあたりの広告収益を上げるには、ユーザーのFacebookの滞在時間(閲覧するページ数)を増やすしかありません。 足跡機能を付けることで、ユーザーが他のユーザーのプロフィールページを見るのをやめてしまったり、投稿を読むのをやめてしまったら大きな損失になるのは間違いありません。