Facebook(フェイスブック)は退会方法がかなり複雑です。「退会(削除)」と「利用解除」の違いを解説したうえで、アカウント削除(退会/削除)の方法を分かりやすく解説していきます。
Facebookのアカウントを削除(退会)をすると、永久にそのアカウントを復元することができなくなります。 ただし、30日以内ならばキャンセルすることが可能です。 Facebookのアカウントを削除(退会)すると発生するデメリットは下記です。
アカウントを削除すると全てのデータが削除されると言われていますが、一部コンテンツのログがFacebook社のサーバーに残る可能性は否めません。 ただ名前などの基本情報は削除されますので、その残ったデータから個人を特定するのは難しいでしょう。 Facebookに限らず、ネット上にアップロードした情報は基本的に一生消えないというつもりでいるのが賢明です。 SpotifyやPinterestなどの他のアプリをFacebookログインしている場合にログインできなくなる点は要注意です。 アプリの運営会社に問い合わせをすれば再度ログインをできる場合もあるそうなので、ここは事前に各アプリ会社に確認しておいた方がよいでしょう。 Facebook本体はほとんど利用してないが、Facebook Messengerだけはたまに利用する人もいるかと思います。 FacebookとFacebook Messengerは別アプリですが、Facebookを退会したら、Facebook Messengerは使えなくなる点も注意しましょう。 InstagramはFacebook社が運営しているため、「Facebookのアカウントを削除したらInstagramも使えなくなるのでは?」と不安になる方もいるかと思います。 FacebookとInstagramはサービス開始時より別アプリであるため、Facebookを退会してもInstagramは引き続き利用が可能です。 ただし、繰り返しになりますが、InstagramにFacebookログインしている場合はログインできなくなる可能性があるので、事前にInstagramに確認しましょう。 また、Facebookを退会するとInstagramの広告配信への影響が報告されています。 FacebookでターゲティングしInstagramに広告配信をしているので、Facebookを退会した瞬間全く興味のない広告が見受けられたり、男性に女性用の広告が配信されることがあります。 ちなみにFacebookアカウントを削除しても、すぐには友達にバレません。 あなたにメッセージを送ろうとしたり、あなたの名前を検索した際にあなたのアカウントが見つけられず、その際に気づくことになるでしょう。
Facebookはアカウントの削除ではなく、「一時的に利用解除」することも可能です。 「一時的な利用解除」は「休止」することであり、いつでもFacebookを再開することができます。
「一時的な利用解除」は「アカウント削除」とは違い、いつでも再開できて、データも削除されないが最大のポイントです。 いきなり退会するのが不安な方は、まず「一時的な利用解除」をおすすめします。 一つ注意されたいのが、「一時的な利用解除」でも他の人はあなたのプロフィールページなどを見ることはできませんので、他人からしたらあなたはアカウント削除したのと同じという点です。
スマホアプリからFacebookアカウントを削除するのは、メニューページから実行することができます。 iPhoneアプリでもAndroidアプリでも基本的な手順は同じです。 本記事ではiPhoneアプリで削除の手順を見ていきます。
Facebookアプリの画面左下にある [≡] をまずタップします。 この三本線は「メニューボタン」です。 その後に [設定とプライバシー] を選択し、 [設定] をタップします。
設定ページを下にスクロールすると「あなたのFacebook情報」という項目が出てきます。 そこから [アカウントの所有者とコントロール] をタップし、次のページで [アカウントの利用解除と削除] をタップしてください。
上から2番目の「アカウントの削除」にチェックを入れて、その下にある青いボタン [アカウントの削除へ移動] をタップします。 その後「削除する前に、お手伝いできるかもしれません」というページに移行しますので、再度 [アカウントの削除へ移動] をタップします。 「削除する前に、お手伝いできるかもしれません」というページは出てこない場合もあります。
アカウントの削除に関する注意事項が記載されていますので、内容を確認します。 確認した後に[アカウントを削除]をタップします。
アカウントの本人確認のためにパスワードを入力します。 Facebookにログインする時に使用するパスワードを入力し、[次へ]をタップします。
このページの[⚠アカウントを削除]をタップするとアカウントが削除されます。 アカウントの削除から30日間はアカウントの再開や削除のキャンセルが可能です。 書かれている内容を確認したら[⚠アカウントを削除]をタップします。
アカウントの削除が完了すると「セッションの有効期限が切れました」と表示されます。 [OK]をタップしてアカウント削除の設定は全て終了です。
PCでのFacebookアカウントの削除方法を解説していきます。 余談ですが、英語圏でPCというとWindows(マイクロソフトのパソコン)を指し、Mac(アップルのパソコン)の対義語にあたります。 ここではWindowsかMacにかかわらず、スマホアプリではなく、パソコンのブラウザでのFacebook退会方法を解説していきます。
まずパソコンのブラウザからFacebookにログインします。 トップページの右上にある [▼] をクリックして、[設定とプライバシーポリシー] を選択し、その次に [設定] を選択します。
画面左の設定一覧から[あなたのFacebook情報]をクリックして、画面右の一覧から[アカウントの利用解除と削除]を選択します。
上から2番目の「アカウントの削除」にチェックを入れて、その下にある青いボタン [アカウントの削除へ移動] をクリックします。
アカウント削除に関する注意事項が書かれていますので、内容を確認します。 全てに目を通したら下にある青いボタン[アカウントを削除]をクリックします。
アカウントの本人確認のためにパスワードを入力します。 Facebookにログインする時に使用するパスワードを入力し、[次へ]をクリックします。
このページの[⚠アカウントを削除]をタップするとアカウントが削除されます。 アカウントの削除から30日間はアカウントの再開や削除のキャンセルが可能です。 書かれている内容を確認したら[⚠アカウントを削除]をクリックします。
上述した通り、Facebookアカウントを削除する際、一番最後にパスワードの入力が求められます。 すでにログインしているわけなので「なぜ?」と感じる人もいるかと思います。 運営社側からすると少しでも多くの「関所」を設けて、アカウント削除の工程から離脱してもらいたい、という思惑があります。 iPhoneアプリでFacebookにログインしている方は、[設定] → [パスワード] → [facebook.com] の順でタップしていくと、iPhoneに保存されたFacebookアカウントのパスワードを確認することができます。 パスワードページを開く際にFace ID、指紋認証、またはPasscodeの入力が求められます。 AndroidアプリまたはパソコンのChromeブラウザでFacebookにログインしてる方は、「chromeアプリ」を開き、右上の [︙] をタップし、 [設定] → [パスワード] →「目のような確認ボタンの」の順番でタップすると確認することができます。 これらの方法がうまくいかない場合は、Facebookのアプリ内またはウェブページからパスワードを変更することができます。 スマホアプリの場合は、 まず[≡(メニューボタン)] をタップします。下にスクロールし [プライバシーセンター] をタップ、下にスクロールし「アカウントのセキュリティ」という項目内の [パスワードの変更] をタップします。 その次に [パスワードを忘れた場合] をタップし、メアドを確認したら [次へ] を選択、そしてメアドに送られた6桁のコードを入力します。 コードを入力すると新しいパスワードを入れる項目が出ますのでそこに入力し [次へ] をタップしてください。 「他のデバイスからログアウトします」という項目にチェックを入れておくとセキュリティが高まりますので推薦します。 パソコンブラウザの場合は、[▼] → [プライバシーと設定] → [プライバシーセンター] → 「アカウントのセキュリティ」内の[パスワードの変更] の順でクリックしていきます。 その以降の作業はスマホアプリと同じです。
Facebookを辞める前にデータのダウンロードをしておきたい方は多いかと思います。 Facebookではアップロードした写真や動画、メッセージ、プロフィール情報、支払い履歴、Facebookでの検索履歴など自分の情報のコピーをダウンロードすることが可能です。 アカウント削除の途中で[Facebookデータをダウンロード]と表示されたら、[情報をダウンロード]をタップします。 アカウント削除の途中でなくても下記の手順で情報のダウンロードは可能です。 ダウンロードには有効期限が設けられていますので、期限内にダウンロードを行いましょう。 スマホアプリの場合の手順は下記の通りです。
パソコンブラウザの場合の手順は下記の通りです。
Facebookアカウントを削除した後も30日以内ならば、キャンセルすることが可能です。 アカウントを削除しても30日間は技術的には「一時的な利用解除(休止)」の状態になっています。その間は自分のFacebookデータも削除されません。 アカウント削除をキャンセルする方法はとっても簡単です。 Facebookアカウントに再度ログインすると「Facebookを引き続き利用しますか?」と表示されますので、[はい、Facebookに移動します] をタップするだけで完了です。 一度退会したもののFacebookの必要性を再認識した場合や自分のデータをダウンロードし忘れた場合などに有効です。
アカウント削除のキャンセルをする予定もないのに間違ってログインしてしまった場合は、右上の [Log out] または、左下の [ログアウト] をタップして再度ログアウトすればOKです。
Facebookの使用は続けたいが、友人関係などが原因で既存アカウントは削除したい方もいるかと思います。 そんな方のためにFacebookのアカウントを削除した後に、新規アカウントを登録する方法を紹介します。 同じメールアドレスを使用したい場合は30日間待つ必要があります。 アカウント削除のキャンセル申請ができるように30日間はデータが保存されているため、同じメールアドレスを使って新規登録しようとすると「このメールアドレスはすでに使用されています」と表示されてしまいます。 どうしても同じメアドを使用したい場合は、30日間待ちましょう。 30日間経過すれば同じメールアドレスでも「別人」としてFacebookに新規登録可能です。 新しいメールアドレスさえを取得すれば、30日間待たずにすぐに新規登録することができます。
Facebookアプリの画面左下にある [≡] (メニューボタン)をタップします。 その後に [設定とプライバシー] を選択し、 [設定] をタップします。
設定ページを下にスクロールすると「あなたのFacebook情報」という項目が出てきます。 そこから [アカウントの所有者とコントロール] をタップし、次のページで [アカウントの利用解除と削除] をタップしてください。
「アカウントの利用解除」にチェックを入れて、その下にある青いボタン [アカウントの利用解除へ移動] をタップします。
セキュリティのためパスワードの入力が求められます。 Facebookログインで使用するパスワードを入力し、[次へ]をタップします。
アカウントの利用解除をする理由を、選択肢の中から1つ選んでその回答をタップします。 アカウントを停止する理由を選択しないと先には進めないので注意してください。 「その他」を選択した場合は、具体的な理由を空欄に書き込まないと次には進めません。
前のステップで利用解除の理由を選択しますが、選択した理由によってこのステップで表示される内容は異なります。 上の画面は前のステップで[一時的に利用解除するが、元に戻す予定である。]を選択した場合に表示される画面です。 利用解除を回避するためのFacebookからの提案や案内などが表示されますので、内容を確認します。 それでも利用解除を行いたい場合は、[次へ]をタップします。
このページの[アカウントの利用停止]をタップするとアカウントが利用解除されます。 管理しているグループの管理人の編集、Messengerの利用、Facebookからのお知らせ配信などの設定を行います。 設定が終わったら[アカウントの利用停止]をタップします。
しばらくすると画面上に「セッションの有効期限が切れました」と表示されます。 [OK]をタップすると利用解除の設定が完了となります。
まずパソコンのブラウザからFacebookにログインします。 トップページの右上にある [▼] をクリックして、[設定とプライバシーポリシー] を選択し、その次に [設定] を選択します。
画面左の設定一覧から[あなたのFacebook情報]をクリックして、画面右の一覧から[アカウントの利用解除と削除]を選択します。
「アカウントの利用解除」にチェックを入れて、その下にある青いボタン [アカウントの利用解除へ移動] をクリックします。
アカウントの本人確認のためにパスワードを入力します。 Facebookにログインする時に使用するパスワードを入力し、[次へ]をクリックします。
アカウントの利用解除をする理由を、選択肢の中から1つ選んでその回答をクリックします。回答は必須です。 「その他」を選択した場合は、具体的な理由を空欄に書き込まないと次には進めません。 選択肢ごとにポップアップで表示される提案や案内が異なりますが、内容を確認してそれでも利用解除を行いたい場合はポップアップ画面の[閉じる]をクリックします。 管理しているグループの管理人の編集、Messengerの利用、Facebookからのお知らせ配信などの設定を行います。 設定が終わったら下の青いボタン[利用解除]をクリックします。
画面上に「アカウントを利用解除しますか?」と表示されたら[利用解除を実行]をクリックします。
利用解除を実行した後に再度Facebookを使用したい場合は、もう一部ログインすればそれでOKです。
亡くなった方のFacebookのアカウントは、追悼アカウントへの移行かアカウントの削除が可能です。 追悼アカウントに移行すると、アカウント所有者名の横に[追悼]と表示されるようになります。 アカウント所有者の投稿などはそのままFacebookに残りますので、その人の思い出をシェアするための場所となります。 追悼アカウントへの移行またはアカウント削除を行う人は、近親者またはアカウント所有者の遺言執行者である必要があり、それらを証明する書類を送る必要があります。 また死亡を証明する書類も必要になります。例えば死亡診断書や死亡記事、メモリアルカードなどを送ります。 故人から委任を受けている場合は、委任状や遺言書などの証明書類を送ります。 また身内や知人などが亡くなっていなくても、病気やけがなど医学的な理由により行為能力を失った場合もアカウントの削除が可能です。 その場合は、身分証明書、後見人である証明(委任状など)、またアカウント所有者の状態を説明した医師または医療施設による公式メモまたは書類を提出する必要があります。
Facebookを利用するためには13歳以上である必要があります。 13歳以上の子供がFacebookを安全に使うために、保護者は下記のような方法を試すことをおすすめします。 身内であっても他人のアカウントにログインすることは禁じられていますので、子供と一緒に設定を行いましょう。
自分が亡くなった後のアカウントは、追悼アカウントにするかアカウントを完全に削除することが可能です。 上記でご紹介したように、自身以外の人でも設定が可能ですが、自身で予め設定をしておくこともできます。 追悼アカウントを希望する場合は、追悼アカウント管理人を指名する必要があります。 追悼アカウントの管理人になった人は、友達リクエストの承認、やプロフィール、カバー写真の変更などができます。 追悼アカウント管理人の設定は、[設定]→[一般]→[追悼アカウントの設定]の順にクリックし、友達リストから追加をします。 アカウントを完全に削除する場合は、[設定]→[一般]→[追悼アカウントの設定]の順に進んだ後、[自分が亡くなった後にアカウントが削除されることをリクエストできます。]という表示をクリックします。 注意事項を確認し、[死後に削除]をクリックします。