Instagramには「インスタライブ」という、ユーザーがリアルタイムで配信している動画を視聴することが出来る機能があります。2020年4月よりパソコンのブラウザでも視聴することが出来るようになりました。今回は、PCでインスタライブを視聴する方法、インスタライブを保存や録画する方法、さらにはPCでは使えない機能を紹介していきます。
PCでインスタライブを視聴する最大のメリットは大画面で楽しめる点です。 特にメイク方法などハウツー動画は、細部まで確認できるのでパソコンで観るのがおすすめです。 他のユーザーのコメントも読みやすいです。 さらに、パソコンではマルチタスクできるのも利点です。 他の作業をしながら、インスタライブの音声だけを楽しめるのもなかなか便利です。 スマホでは調べる物をしながら、文章を書いて、インスタライブを聞くなんて絶対にできませんよね。
早速、PCからインスタライブを視聴する手順を解説していきます。
ブラウザでインスタグラムのウェブページ(https://www.instagram.com)にアクセスします。 下記にリンクを貼っておきました。 そうすると、上の画像のように「ログイン画面」が出てきます。 スマホアプリでもアカウントを所有していない人は【登録する】をクリックして、アカウントを作成しましょう。 ログイン画面の上段に電話番号、ユーザーネーム、メールアドレスのいずれかを入力し、下段にパスワードを入力し、【ログイン】ボタンをクリックしましょう。
インスタライブはインスタグラムのトップページで確認できます。 今現在インスタライブを行っている場合は、ストーリーズの一番左側に表示されます。 アイコンの下に「ライブ動画」という文字が表示されるので、クリックすると視聴が開始されます。
ちなみに、フォローしていないユーザーのインスタライブも視聴をすることができます。 フォローしていないとトップページのストーリーズ一覧には表示されないため、それぞれのユーザーのプロフィールページを確認する必要があります。 インスタライブをしているユーザーのプロフィールページのアイコンにも【ライブ動画】と表示されていますので、それをクリックすると視聴することができます。 ただし、非公開アカウントの場合はフォローしていないと見られないので注意しましょう。
インスタライブではコメントを送ることが可能になっています。 画面下の 【コメントを追加】 をタップして送りたい文章を入力しましょう。 ボックス内のニコちゃんマークをタップすると絵文字を選択することができます。 コメントは配信者はもちろんのこと、視聴しているユーザー全員に公開されます。 そのため視聴者同士でコミュニケーションをとることも出来ます。
視聴をやめる場合は、右上の 【✕】 をクリックします。 そうするとインスタライブの画面が消え、視聴をやめることが出来ます。 【✕】 をクリックすると、インスタグラムのホーム画面に戻ります。
インスタライブのアーカイブを残すと、IGTVとして保存されます。 そのためプロフィールページからIGTVの欄を選択し、視聴したいアーカイブをクリックしましょう。 ただ、インスタライブをアーカイブに残さない人もいますので、視聴できない場合もあります。
インスタライブの配信はPCのウェブ版インスタグラムのページからはできません。 PCから出来るのは視聴と保存のみとなっています。PCから投稿できるのはフィードとストーリーズの画像のみとなっています。 ただ「yellow duck」という外部サービスを接続すれば、ゲーム映像などのライブ配信はできなくはないですがやり方が難しくなっています。 OBS(Open Broadcaster Software)を使うことでライブ配信ができるのですが、OBSを使ったライブ配信ではRTMPという通信プロトコルを使用します。この時点で難しい専門用語が出てきて分かりづらいですよね。これはAdobeという会社が開発した通信手順のことです。 そしてこのOBSでインスタライブを配信するために「yellow duck」を使います。 OBSの設定をして、「yellow duck」からログインすると配信できます。 ただ「yellow duck」ではライブ配信中の画面を見ることができないので、参加メンバーや視聴者のコメントを見ることが出来なくなっています。
インスタライブに参加すると、スマホアプリでは「○○○が参加しました」と参加通知が表示されます。 しかし、PCブラウザには参加通知は表示されません。 ちなみに配信者の画面には「○○○が視聴し始めました」と表示されます。
インスタライブに参加すると、クイックリアクションが表示されます。 参加した際の挨拶として、簡単にできるものが用意されています。 これもPCブラウザでは表示されません。 ただ、ニコちゃんマークを開くと絵文字一覧が表示されるので、そこから絵文字を選んでリアクションスタンプとして使うことはできます。
インスタライブ中は、右のハートボタンを押して相手にハートを送ることができます。 スマホアプリの方の画面で、白いハートが飛んでいますよね。 ハートボタンをタップしたり長押しすると飛ばすことができます。 しかしPCブラウザにはありません。
インスタライブには質問機能もあります。 はてなマークをタップすると、質問を入力する画面に移ります。 そして配信者がその質問を選ぶと画面に質問が表示されます。 しかしPCブラウザには質問機能がありません。 質問をすることもできなければ、配信者が選んだ質問が表示されることもありませんでした。
インスタライブは、シェアすることができます。 インスタライブがやっていることを教えたい場合に、スマホアプリでは紙飛行機のマークをタップして送信先を選ぶとDMにて教えることができます。 しかし、PCブラウザではシェアの機能もありません。
インスタライブではゲストを呼んで2人で配信をする「コラボ配信」というものがあります。 画面に2つに分割され、2人が表示されるものです。 スマホアプリでは、コラボ配信に参加をするリクエストを送る機能があります。 配信者側に通知が届き、ライブ配信のゲストに追加をしてくれるとコラボ配信をすることができます。 しかし、PCブラウザにはコラボ配信の参加リクエスト機能はありません。
スマホアプリでは通知設定をオンにしておくと、インスタライブがはじまった時に通知を受け取ることができます。 そのため、インスタライブを見逃さずに済みます。 しかしPCではライブ配信の通知機能がありません。
PCでインスタライブを保存するには、いくつか方法があります。 視聴中に録画をする場合は、画面収録の機能を使うといいでしょう。
Macで画面録画をする場合はショートカットキーを使うと便利です。 【shift】+【command(⌘)】+【5】で、画像のようにスクリーンショットのメニュー画面を表示することが出来ます。 左から ① … 画面全体をスクリーンショット ② … 選択したウィンドウをスクリーンショット ③ … 範囲選択をしてスクリーンショット ④ … 画面全体を画面録画(動画収録) ⑤ … 選択部分を画面録画(動画収録) となります。 動画撮影は④もしくは⑤を使います。 ④はパソコンの画面全体をそのまま録画し、⑤は自分で録画する範囲を選択することができます。 範囲選択は画像のような四角が出てきますので8ヵ所の丸を操作して設定しましょう。 ④もしくは⑤で範囲を選択したら、右端の【収録】ボタンを押すと収録がはじまります。 収録を停止する際は、再度【shift】+【command(⌘)】+【5】を押してメニューバーを表示させ、丸の中に正方形が描かれた停止マークのボタンを押しましょう。 また停止ボタンを押さずに【取り込み】を押すと、画面収録を続けながらそれまでの動画を保存することが出来ます。
Windowsで画面録画をする場合もショートカットキーを使うと便利です。 【Windowsロゴ】+【G】で画像真ん中上のメニュー画面を表示することができます。 これはXbox Game Barであり、本来はゲーム画面の録画やサウンド調整などをするためのメニューです。 このメニューバーの赤枠で囲ったマークをクリックするとすると【キャプチャ】という画面が開きます。 その中にある【■】ボタンをクリックと右横に【キャプチャの状態】が表示され、画面録画が始まります。 数字がカウントされている間は録画が進み、青い【■】をクリックすると録画が停止されます。
Google Chromeにある「ストリームレコーダー」という拡張機能を使うと、視聴しながら動画を保存することができます。 しかも、画面録画なわけではなく動画そのもののデータを動画サイズで保存してくれます。
まず「ストリームレコーダー」を検索し、Chromeに追加をしましょう。 Google検索以外では、Chromeのウェブストアから検索して追加することも可能です。
Chromeに追加できたら、右上のパズルピースのマークをクリックし、ストリームレコーダーのピンをクリックしましょう。 そうすると「ストリームレコーダー」を固定することが出来るので、すぐに使うことができます。
インスタライブを開いたら、先ほど固定したストリームレコーダーのボタンをクリックしましょう。 白い丸の中に小さな赤い丸があるのが、ストリームレコーダーのロゴです。
ボタンをクリックすると、新たにストリームレコーダーのタブが開きます。 真ん中上部のタブを「通常モード」から「キャプチャ」の方にします。 そうすると、すぐに動画の保存がはじまります。 右の【保存】ボタンをクリックすると、ボタンを押す瞬間までの動画が保存され自動的にパソコンにダウンロードされます。 【保存】を押した後も録画自体は継続されています。 2回目に【保存】を押した際も、最初から2回目のクリックまで全てが収録されます。 終了する時は、保存を押してタブを閉じましょう。 もしくはインスタライブのタブを閉じると自動で録画止まり、保存してくれます。 ストリームレコーダーでは、フィードに投稿されている動画だけではなく、IGTVに残ったインスタライブのアーカイブやも保存可能です。(ストーリーズの保存はできません) 方法は同じで、保存したい動画の投稿を開き、「ストリームレコーダー」のボタンを押し、「キャプチャ」にするだけです。
インスタライブは、IGTVにアーカイブを残すことができます。 もしユーザーがアーカイブを残したのであれば、それを保存することが可能です。 先ほど説明した画面録画でIGTVを保存することもできますし、デベロッパーツールを用いて保存することもできます。
インスタのIGTV(動画)はデベロッパーツールからも保存することができます。 まずGoogle Chromeでのやり方を説明していきます。 まずは保存したいIGTVの投稿を開きます。 フィードの投稿からは開けないので、投稿者の個人ページから保存したいIGTVの投稿をクリックしましょう。 IGTVの投稿が表示されたら、デベロッパーツールを開きます。 Google Chromeでデベロッパーツールを開く方法は ①右クリックのメニュー内の【検証】を選択 ②右上の【︙】メニュー内の【その他のツール】にカーソルをかざし、【デベロッパーツール】を選択 です。 デベロッパーツールは、ショートカットキーもあります。 Macは、 ・【option(⌥)】+【command(⌘)キー】+【I(アイ)】 ・【Fn】+【F12】 Windowsは、 ・【Ctrl】+【Shift】+【I(アイ)】 となります。
デベロッパーツールが表示されたら、ツール内の上部のアイコンをクリックしてモバイル表示にし、リロードをします。 そうすると下部に家・虫眼鏡・+などのマークが表示されます。 そしたら検索ボックスを表示させます。 Macの場合は【command(⌘)】+【F】 Windowsの場合は【Win】+【S】 で表示することができます。 デベロッパーツール内の下部に検索ボックスが出てくるので、「video」と検索しましょう。 そうするといくつかの「video」の検索結果が出てきますので、その中から「video class」という字列を探してください。
「< video class >」を見つけたら、横にスクロールしてリンクを探しましょう。 リンクが見つかったら、リンク上で右クリックをして【Open in new tab】を選択してください。
新しいタブが開きIGTVが再生されます。 IGTVの上で右クリックをして、保存をしましょう。
Safariでの方法も説明していきます。 インスタグラムにログインをしたら、メニューバーの【Safari】の中から【環境設定】をクリックします。
そうすると上の画像のように環境設定のウィンドウが表示されますので、①右端の歯車アイコン【詳細】を選択して、②1番下の【メニューバーに"開発”メニューを表示】にチェックを入れましょう。 そうするとメニューバーに【開発】が表示されます。
メニューバーに追加された【開発】を選択し、上から2番目の【ユーザーエージェント】にカーソルをかざすとさらにメニューが表示されます。 その中から【SafariーiOS◯◯◯(13.1.3などの数字)ーiPhone】を選択します。 するとモバイル表示に切り替わります。
保存したいIGTVの投稿を開きます。 フィードの投稿からは開けないので、投稿者の個人ページから保存したいIGTVの投稿をクリックしましょう。 Safariでデベロッパーツールを開く場合は、右クリックのメニューの中から【要素の詳細を表示】を選択します。 ショートカットキーもあります。 【option(⌥)】+【command(⌘)キー】+【I(アイ)】を同時に押して開きましょう。
デベロッパーツールが開いたら、検索ボックスを表示させます。 ショートカットキー【command(⌘)】+【F】で表示することができます。 デベロッパーツール内の下部に検索ボックスが出てくるので、「video」と検索しましょう。 そうするといくつかの「video」の検索結果が出てきますので、その中から「video class」という字列を探してください。
「< video class >」の中に、リンクがあります。 そのリンク上で右クリックをして【新規タブを開く】を選択してください。
新しいタブが開き動画が再生されます。 動画の上で右クリックをして、保存をしましょう。
さらに、IGTVとしてアーカイブに残ってるのであれば、サイトを通して動画をデータとして保存することもできます。 インスタのフィードに投稿された動画を保存できるおすすめのサイトはInsta Downloaderです。 Insta Downloaderは、IGTV・リールの動画も保存することが出来るので、インスタライブのアーカイブの動画保存が可能です。
まず、インスタグラムの保存したいIGTVの投稿のURLをコピーします。 投稿者のプロフィールページから保存したい投稿をクリックすると上の画像のように表示されるので、上部のアドレスバーのURLをドラッグしてコピーしてください。
そしてInstaDownloaderのサイトにアクセスするとURLを入力ボックスがあるので、そこにコピーしたURLをペーストしてください。 ペーストできたら、右の緑色ダウンロードボタンをクリックします。
すると画面が切り替わり、web上に抽出されたIGTVの動画が表示されます。 動画の下にある緑色のダウンロードボタンをクリックするとPCに保存されます。 もしくは動画をクリックすると新しいタグで動画のみが表示されるので、右クリックで [名前を付けて動画を保存] を選択しましょう。 ちなみに、このサイトはスマホからも利用することが出来ます。