インスタグラム(Instagram)の「リール(Reels)」の閲覧方法と投稿方法を解説します。足跡の有無・音楽の設定・検索の方法・保存の方法などありとあらゆる疑問にお答えします。
「リール」は、2020年に生まれたインスタグラムの新しい動画ツールです。 「リール」には以下のような機能・特徴があります。
「フィード」に投稿された動画は、全画面で表示されません。 フィードでは主に1:1の正方形で投稿され、横長であっても1.91:1、縦型であれば4:5となります。 「リール」であれば、ストーリーのようにスマホ全画面表示になります。 アプリ上でフィード動画を撮影する際、動画の編集はフィルターとトリミングの機能しか使えません。 リールは最新のクリエイティブツールが多数使えるので、仕上がる動画は全くの別物になります。
「ストーリー」も最大15秒の短い動画の作成・共有ができる機能ですが、「リール」のように複数の動画をつなぎ合わせることができません。 一方「リール」は動画のみですが「ストーリー」では画像を投稿することができます。 また、「リール」には様々な機能があり速度変更をしたりBGMをつたりすることが出来ますが、「ストーリー」にはそのような機能はなく、テキストやGIFなどを付けることができます。 さらに「ストーリー」は投稿後24時間経つと自動で削除されますが(ハイライトに追加してプロフィールに表示可能)、リールは削除しない限り自動で削除されることはありません。 そして「リール」は「発見タブ」内でも表示されます。 そのため、フォロワー以外のユーザーに発見されることもあります。「ストーリー」は「発見タブ」には表示されません。 公開アカウントであれば、検索をかけなくてもフォロワー以外のユーザーの発見タブでリール動画が表示される可能性があり、自分の作った動画を見てもらうことができます。 ちなみに、「リール」は15秒以内であれば「ストーリー」として投稿することもできます。
「リール」は最大30秒なのに対して、「IGTV」は最短1分〜最大60分(通常アカウントでは最大15分)の動画を投稿することができます。 「リール」と「IGTV」はどちらもプロフィールタブと発見タブに表示され、視聴をしても閲覧履歴(足跡)が残ることはありません。 ただインスタグラムのアプリ上では、IGTV用に動画を撮影することはできません。 スマホに保存してある動画を投稿するか、インスタライブで配信した動画をそのままIGTVとしてプロフィールページに残しておくかのどちらかになります。
インスタグラムにはリールタブがあり、リール動画だけが表示されます。 フィードを開くと他の画像や動画も表示されますが、リールタブならTikTokのようにリール動画だけが表示されます。 アプリを開き、下部の真ん中にあるリールタブをタップしましょう。 するといきなりリールが視聴できます。 次のリール動画を視聴したい場合は下から上にスワイプしてください。スワイプしない限り同じ動画がずっと再生されます。 リールタブをリフレッシュしたい場合は、上から下にスワイプしましょう。
投稿されたリールは、通常の投稿と同様にフィードに表示されます。 そのため、フォローしている人がリールを更新するとホーム画面で見ることができます。 ただ、フィードに投稿された動画は全画面表示されていないため、動画の左下の [リールを見る] をタップしてリールを全画面表示にしましょう。
リールを投稿しているユーザーのプロフィールからもリールを見ることができます。 リールが見たいユーザーのプロフィール画面の、左から2番目のリールタブをタップすると、リールの投稿が一覧で表示されます。 リールを一度も投稿していないユーザーのページには、リールタブは表示されていません。
インスタを開くと表示される虫眼鏡のマークが発見タブです。 ここでは他ユーザーのおすすめの投稿が表示されたり、上部の検索ボックスかユーザーやハッシュタグなどを検索することができます。
リールだけを検索できる機能はありません。 検索できるのは「アカウント」「タグ」「場所」です。 「タグ」を検索すれば、タグ付けされたリールが出てくることはあります。
リールを閲覧する際、下から上にスワイプすると次のリール動画が表示されます。 また上にスワイプした後に、上から下にスワイプすると1つ前の動画が表示されます。 1番上のリールの画面で上から下にスワイプするとリフレッシュします。 リールタブや発見タブでリール動画を開いて視聴している場合は、リフレッシュすると別のリール動画が表示されます。
リールは通常の投稿と同様に、「いいね」を付けることが出来ます。 「いいね」をするには画面をダブルタップするか、左下のハートマークをタップするといいねが出来ます。 「いいね」を取り消すには再度ハートをタップしましょう。
リールに付けられたいいねを閲覧することができます。 これは右下の数字が表示されているハートマークをタップするといいねを付けたユーザー一覧を見ることができます。 また「いいね」の件数を見ることができます。 ここから「いいね」した他のユーザーのフォローや、プロフィールページにいくことが出来ます。
リールには通常の投稿と同様に、「コメント」をつけることも出来ます。 左下の吹き出しマークもしくは右下の吹き出しマークをタップするとコメント入力画面が出てきます。 絵文字も使うことができます。
コメントを入力する際と同様に、左下もしくは右下の吹き出しマークをタップするとコメント欄が開くので、スクロールをしていくとすべて見ることができます。 コメントの右についてる小さなハートをタップすれば、他ユーザーのコメントにいいねをつけることも出来ますし、コメント下の [返信する] をタップすれば他ユーザーのコメントに返信することも出来ます。
リールは、再生回数を見ることができます。 右下のいいね数のついたハートをタップすると、いいね!を付けたユーザーの一覧が表示されますが、その上部に再生回数が表示されます。
リールではBGMを設定することができます。 左下のハートマークや吹き出しマークの上に右から左へ文字が流れているのがBGMのタイトルです。 それをタップすると同じBGMを使ったリールを見ることができます。 また自分が次にリールを作成する際に同じBGMを使いたいと場合 [音源を保存] を押すと、リール作成時にBGMの設定画面ですぐに選ぶことができます。 下部の [音源を使う] をタップをするとすぐにそのBGMを使ったリールの撮影をすることが出来ます。
リールは紙飛行機のマークをタップすると、自分のストーリーや他ユーザーへのDMでリールをシェアすることができます。 フォロワーみんなにも見てほしいものや、友達などに教えたいときに便利な機能となっています。
自分のストーリーにアップする場合は、紙飛行機のマークをタップして表示される1番上の [ストーリーズに追加] をタップしましょう。 すぐにストーリー作成画面になるので、必要であればエフェクトやテキストなどで編集をしてアップしましょう。
他ユーザーにシェアをする時は、紙飛行機のマークをタップして送信したいユーザーを選択して [送信] を押すとシェアできます。 この時複数のユーザーを選択して送信することができます。 送りたいユーザーが表示されていない場合は、上部の検索ボックスにユーザーネーム(ID)や名前を入力して検索しましょう。 また、検索ボックス右の [+] マークをタップするとグループを作成して一斉送信することができます。
リールはブックマークに保存したりコレクションに追加することもできます。 左下の紙飛行機のマークの隣にあるしおりのマークをタップするとブックマークに保存できます。 さらにコレクション機能を使うには、自分のプロフィール画面右上の【≡】をタップします。 その中の【保存済み】を選択すると、これまでブックマーク保存した画像や動画、リールを見ることができます。 保存済みのページにある右上の【+】を押すと【新規コレクション】というページが開きます。 コレクションの名前を入力して右上の【次へ】を押してください。 選択の画面になるので、作成したコレクションに追加したい保存済みのリールを選択し【完了】を押しましょう。 そうすると選択したリールがコレクションされています。
インスタグラム以外にシェアすることも出来ます。 左下のしおりのマークの右にある […] 三点リーダーをタップして [シェア] を選択するとメニュー画面が開かれます。 近々に連絡を取ったLINEの友達や [ メッセージ] [メール] などが表示されるので、シェアをするのに使いたいアプリを選択しましょう。
まず自分のプロフィール画面を開き、右上の[+]をタップします。 メニューが表示されるので[リール]を選びましょう。
リールは最大15秒の動画か最大30秒の動画かを選ぶことができます。 要するにリールは1秒〜30秒の間であれば、どの長さでも作成することが可能です。
リールの動画で流れるBGMの設定をすることができます。 BGMの選択は[♫] の音符マークをタップしましょう。 タップすると、BGMに設定できる音楽が一覧で表示されます。 最初はインスタグラム上の [トレンド] と [おすすめ] が表示されています。 すでに音楽を保存している場合は上部の [保存済み] から選択しましょう。 また、最上部の検索ボックスから曲の検索をすることができます。 曲のタイトルや歌手名を入力して検索しましょう。 曲を選んだら上の画像の3枚目のように、曲のどの部分をリールで使うか選択することが出来ます。 下に表示されるフレームを左右にスライドして使う部分を選択しましょう。
[1×] と表示されている速度マークをタッチすると動画の再生速度を選ぶことが出来ます。 [.3×] は0.3倍、 [.5×] は0.5倍となり、再生速度が遅くなります。 [2×] は2倍、 [3×] は3倍、[4×] は4倍となり、再生速度が早くなります。 録画をしてから再生時に速度が変わるのではなく、録画をするスピードが変化するので注意が必要です。 また、速度は録画の途中で変更することも可能です。
にこちゃんマークにキラキラが付いているマークをタップすると画面下部にエフェクトが表示されます。 これはストーリーでも使えるエフェクトと同じものです。 エフェクトが表示されている部分を1番右までスライドすると、虫眼鏡にキラキラのついたマークが出てきます。 それをタップするとエフェクトを検索することが出来るので色の名前やキャラクターの名前などで検索してみてください。
ステッキにキラキラのついたマークをタップすると「タッチアップ」ができます。 タッチアップは、画像を自動で補修してくれる機能です。 肌や画面全体が補修されます。 マークをタップすると最初は [50] と表示されます。 長押しをすると1〜99まで選べるバーが表示されますので、上下にスライドをして補修レベルを選択しましょう。
丸が3つ並んだマークをタップすると「カラーフィルター」を設定することができます。 カラーフィルターは画面の色味を変えられる機能です。 11種類の中から好みのフィルターを選びましょう。 インスタグラムはユーザーによって表示される機能に違いがあります。 アップデートをしても「カラーフィルター」が表示されていないことがあります。
1番下の時計のマークは「タイマー」です。 リールにはタイマー機能があり、事前にリールの秒数を指定しておくことが出来ます。 またタイマー機能にはカウントダウンの機能もついています。 3秒か10秒を選ぶことができ、スマホを置いての撮影などに使える機能です。 選択した秒数のカウントダウン後に録画が始まります。
BGMやエフェクトなどの設定が完了したら、撮影を開始します。 下部真ん中のビデオマークが描かれた丸いボタンを押しましょう。 長押しせずにワンタップで動画の撮影がされます。 動画を止める場合は、停止マークが描かれた同じ丸いボタンを押しましょう。 選択した秒数内であれば、再度録画を開始することが出来ます。
デバイスに保存されている動画をリールに使うこともできます。 デバイスに保存した動画のみをリールとして使うことも出来ますし、動画とつなげて撮影をすることも出来ます。 動画は左下の四角をタップすると動画を選択することが出来ます。
左:GIPHY 中央:線画 右:テキスト
ストーリーを投稿するときと同じように、テキストや線画、さらにGIPHYを入れることができます。 テキストとGIPHYは、動画上で表示されるタイミングや時間を設定することが出来ます。 下部に表示されているテキストやGIPHYを選択し、表示されたフレームのいずれかの端をドラッグして開始と終了箇所を指定しましょう。 線画は指定をすることが出来ないため、常に表示されます。
最後に [シェア] を押せば、投稿が完了です。 リールのみのシェア、もしくはフィードにもシェアをするか選ぶことができます。 さらに15秒以内の動画であればストーリーズにシェアすることもできます。
外部サイトの「InstaDownloader」を使うと、リールを保存することができます。 ちなみに、InstaDownloaderはストーリーズに更新された画像や動画は保存できません。 また、スマホのウェブブラウザでは動画は「Safari」でしか保存できません。
まずは保存したいリールのリンクをコピーします。 投稿ページの右上にある三点リーダー […] を押して、 [リンクをコピー] で出来ます。
そして下のリンクより「InstaDownloader」のサイトにいき、URLをボックスに貼り付けて [ダウンロード] を押しましょう。 すると画面が切り替わりリールの動画が表示されます。
動画が表示されたら、ダウンロードボタンを押すと [○○○をダウンロードしますか?] と表示されるので [ダウンロード] を選択してください。
そして右上のダウンロード中を表すアイコン(○で囲われた下向きの矢印↓)が青く表示されるのでタップし、表示されるファイル名を押すとファイルが開かれます。 右下の共有ボタンの中から [ビデオを保存] を選択して保存完了です。 先ほども言いましたが、スマホのウェブブラウザを使う場合は「Safari」を使いましょう。 「Google」や「Chrome」のアプリではスマホにダウンロードできません。 InstaDownloaderはPCからでも保存できるので、PCであれば「Google Chrome」でも保存することができます。
iOS14以降における画面録画の方法を説明をします。 まず、画面録画をするためには [設定] から [コントロールセンター] を開きます。 [含まれているコントロール] 内に [画面録画] がない場合は、下の [コントロールを追加] から [+] ボタンを押して追加しましょう。
画面録画の機能をコントロールセンターに追加できたら、画面録画したい投稿を開きましょう。 画面右上の隅から下にスワイプをすると、コントロールセンターが開きます。 [⦿] を押すと3秒のカウントダウンが始まり、画面録画が始まります。
画面録画にはマイク機能があり、外部の音を取り込むことができます。 コントロールセンターを開き、[⦿] を長押しすると下にマイクのマークが出てきます。 これをオンにすると外部の音を取り込みますので、動画の音声のみを収録したい場合はマイクをオフにしましょう。
動画を収録できたら、コントロールセンターを開いて赤くなっている [⦿] をタップしましょう。 もしくは画面上端に表示されている赤いステータスバーをタップして [停止] を押しましょう。 収録した動画が長い場合は、保存までに時間を要するのですぐに保存されないことがあります。 保存に失敗したわけではないので少し待つようにしましょう。 また、容量を超えると全て保存されないため注意しましょう。
Androidは機種によって画面録画ができませんので、「スクリーンレコード」がない場合は「AZレコーダー」というアプリをダウンロードしてください。使い方は「スクリーンレコード」の後で説明しています。
クイック設定パネルに初期の状態では [スクリーンレコード] が入っていないので追加しましょう。 画面上部から下に向かって2回スワイプするとクイック設定パネルが表示されます。 左下のペンのようなマークの編集ボタンをタップして下にスクロールし、[タイルを追加するには長押ししてドラッグ] の中から [スクリーンレコード] を上にドラッグして追加してください。
クイック設定パネルに追加できたら、 [スクリーンレコード] をタップすると「録画を開始しますか?」というメッセージが表示されます。 録音のマイクをオンにしておくと、スマホ外部の音声も録音されてしまいますので、映像の音声のみ録音したい場合はオフにしておきましょう。 準備ができたら、[開始] を押して録画を始めます。
画面録画を停止する場合は、再度クイック設定パネルを開きスクリーンレコーダーの [タップして停止]と書かれた赤いブロックをタップすると停止されます。
ただ、Androidは「スクリーンレコード」が搭載されていない機種もあります。 その場合はアプリ「AZ スクリーン レコーダー」をダウンロードして使いましょう。 アプリを起動するとコントローラーがオーバーレイ表示されるので、ビデオカメラマークの録画ボタンを押しましょう。 そうすると [AZ Screen Recorderで記録やキャストを開始しますか?] と表示されるので、[今すぐ開始] をタップして録画をはじめましょう。 停止する場合は画面上部から下にスワイプをして表示される停止ボタンを押せば完了です。 一時停止ボタンの場合は一度録画が停止されるのみで保存はされないので注意しましょう。
「リールが使えない!」という人をたまに見かけることがあります。 考えられる理由としては
です。 OSやアプリのバージョンが古い場合は、アップデートをしてみましょう。 通信速度が遅かったり電波が悪いと、動画が再生されないことがあります。 Wi-Fiを利用するなどして、対応をしましょう。 スマホが古く新しいOSにアップデート出来ないことがあります。 この場合はスマホを買い換えるしかありません。
リールを投稿するのに、音楽が使えない!という場合があります。 考えられる理由としては、
などが考えられます。 検索しても使いたい音楽が表示されない場合は、そもそも権利の関係でインスタグラムに登録されていない場合があります。 また、ビジネスアカウントだと音楽が使えないというユーザーが多いようです。 一般アカウントに戻したら音楽が使えた!という声もあるので、アカウントの切り替えをしてみましょう。 音楽が使えないのはインスタグラム側の不具合も考えられます。 時間を空けたり、次の日になったら使えるようになってたという場合もあるので、待ってみましょう。
「リール」には「オリジナル音源」というものが存在します。 これは撮影や編集の際にBGM機能を使わずに、撮影時に音楽を流したり話し声をそのまま収録した際に「オリジナル音源」と表示されます。 他のユーザーが投稿したリールの「オリジナル音源」を自分の投稿で使うことが可能になっています。 リールを開き、左下の文字が右から左へ流れている部分をタップします。 すると「音源」のページが開かれるので、下部に表示されている [音源を使う] のボタンをタップすると他人のオリジナル音源を使うことができます。
一度リール動画を投稿してしまうと、後から動画の編集はできません。 編集できるのはキャプションの内容のみとなります。