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「アビリティ」の意味とビジネスとゲームでの使い方、語源の英語、類語を例文つきで解説

「アビリティ」の意味は「能力。技量。手腕」です。物事を上手にやり遂げるための「肉体的または精神的な力」のことを「アビリティ」といいます。今回は「アビリティ」の意味や使い方を例文付きで紹介します。「アビリティ」と「スキル」の違いや派生語、類語も合わせて紹介しますので是非参考にしてください。

「アビリティ」とは

「アビリティ」の意味は「能力。技量。手腕」

「アビリティ」の意味は「能力。技量。手腕」です。 物事を上手にやり遂げるための「肉体的または精神的な力」のことを「アビリティ」といいます。 産まれもった能力だけではなく、努力を重ねてできるようになった能力も「アビリティ」といえます。 「アビリティ」は、「アビリティー」と表記されることもあります。 「アビリティ」と「アビリティー」は意味も使い方も同じです。

「アビリティ」の語源は英語は「ability」

「アビリティ」は英語「ability」が由来です。 「ability」は名詞です。 「ability」の形容詞形は皆さんもご存知の「able」です。 「be able to」で「〜することができる」という意味になります。 カタカナ語「アビリティ」は英語「ability」と同じ意味で、そのまま意味を引き継いでいます。

「アビリティ」の使い方と例文

「アビリティ」はビジネスシーンで使う

「アビリティ」はビジネスシーンで能力や技量があることを言い表すときに使用されます。 例えば、

  • アビリティがある
  • アビリティを持っている
  • アビリティが高い
  • アビリティを高める
  • アビリティを伸ばす

などの言い回しがあります。 例えば、「パソコンを使いこなせる」「営業がうまい」など、特別な才能や技量をもっていたり、強い精神力がある、行動力がある、など働いていくうえで価値があると判断されるような人を「アビリティがある」「アビリティを持っている」などといいます。 また、「能力を高めたり伸ばしていきたい」という意欲を伝えることもできます。

例文

  • 面接のときに最もアビリティがあると感じた彼は、優秀な社員になった。
  • やっとアビリティに長けた人材に巡り合うことができた。
  • 現状に満足せず、アビリティを高める努力をし続けることが大切です。
  • 一人一人のアビリティを伸ばせる環境作りを心がけたい。

「アビリティ」はゲーム用語でもある

「アビリティ一覧」など、ゲームをしているときに「アビリティ」という言葉を目にしたことがあるという人も多いのではないでしょうか。 「アビリティ」はゲーム用語では「キャラクターが元々もっている能力」という意味で使用されます。 ゲームを進めていく上で、元々もっているアビリティをさらに高めたり、さらには新しい特殊な能力を習得していくことができることが多いです。

「アビリティ」と「スキル」の違い

「スキル」は「技術」

「スキル」の意味は、「手腕。技量。また、訓練などで身につけた特殊な技能」です。 トレーニングを積み重ねたり、経験の長さから得られる特殊な技術や技能を「スキル」といいます。 例えば、修行を積んだ調理師の料理の腕前などを「スキル」といい、「スキルが高い」などと言い表わすことができます。 「アビリティ」は「能力」のことで、生まれつきもっている能力はもちろんのこと、努力を重ねてできるようになった技量も含みます。 したがって、「アビリティ」の方が意味が広く、「スキル」を内包するといえます。

「スキル」の例文

例文

  • 営業スキルを上げるためには、どんどん実践していくしかないだろう。
  • スキルアップを目指してとにかく数をこなしていこうと思います。
  • 会社員として身につけたスキルが役立つことになるなんて思ってもいなかった。
  • ビジネススキルを上げるべく休日は自己啓発本を読んで過ごしている。

「アビリティ」の派生語

エンプロイアビリティ

「エンプロイ(Employ)」の意味は「雇用する」です。 したがって、「エンプロイアビリティ」は「雇用される能力」という意味です。 元々は「雇用可能性」という意味で使用されていましたが、現在は「労働者がもつ雇用されるふさわしい能力」という意味で使用されています。 エンプロイアビリティが高いと、就職や転職の際に有利であるということになります。 エンプロイアビリティは、リストラが多いアメリカで「労働者が他の企業でも通用するような能力を身につけられるような努力をしなければならない」という考え方です。 日本においても従業員のエンプロイアビリティを向上させる機会を与えることで、優秀な人材の流出を防ぐ努力をしている企業が増えています。

エンプロイメンタビリティ

「エンプロイメンタビリティ」は、「企業の雇用する能力」という意味です。 「雇用される側からみて継続的に雇用される価値がある」と判断される企業であり、雇用主として能力のある優秀な人材をひきつけることができることを「エンプロイメンタビリティ」といいます。 会社の雰囲気の良さはもちろんのこと、雇用される側が自己を高め働くことに意義を感じ自分の役割を全うすることができる企業は離職率が低く、優秀な人材の獲得と流出防止に繋がります。

ディスアビリティ

「ディスアビリティ」は「能力障害。病気や事故で能力を欠くこと」です。 WHO(世界保健機構)では、機能障害のため日常生活を行う能力や、コミュニケーション活動などの能力が低下することを「ディスアビリティ」としています。 東京ディズニーリゾートでは、能力障害のある人の負担を軽減するために「ディスアビリティアクセスサービス」というものがあります。 「ディスアビリティアクセスサービス」は、例えばアトラクションの待ち時間を列以外の場所で待機できるなどのサービスをうけることができます。

「アビリティ」の類語

キャパシティ

「キャパシティ」の意味は

  1. 容量
  2. 収容能力。定員
  3. 能力。受容力

です。 三つ目の意味で「アビリティ」と類語です。 例えば、「キャパシティを超えた仕事」だと「自分の能力を超えた仕事」という意味になります。 略して「キャパ」と言われることも多いです。

ケーパビリティ

「ケーパビリティ」は、「才能。能力」という意味です。 経営学用語では「企業が持つ組織的な能力」という意味で使用されます。 社員がしっかりと連携をとって業務や任務をこなすことができることはもちろんのこと、社外の人とも連携をとり競合他社の負けないビジネス能力のある企業を「ケーパビリティがある」といいます。 例えば飲食業であれば、良い食材を提供してくれる農家の方などと連携しよりよい商品を顧客に提供するという一連のビジネスプロセスがしっかりあることです。

タレント

「タレント」の意味は、

  1. 才能。技量
  2. テレビやラジオ番組に出演する芸能人・地名人

です。 一つ目の意味で「アビリティ」と類語であるといえます。 ただし、「タレント」は特に芸術上・学術上の才能のことをいいます。

テクノロジー

「テクノロジー」の意味は「科学技術」です。 科学を生かして人間の生活に役立たせる方法を「テクノロジー」といいます。 「テクノロジー」は、社会全体の技術に対して使える言葉で、会社がもっている技術に対しても使用することができます。 「IT企業」などの「IT」は「インフォメーション・テクノロジー」の略です。

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