「エンカ」の意味は「出会う」「ばったり会う」です。語源となっているのはコンピュータゲーム用語で、キャラクターが移動している時などに敵のキャラクターと出くわしてバトル画面になることを「エンカウント」もしくは「エンカ」と言っていました。
「エンカ」の意味は「出会う」「ばったり会う」です。 語源となっているのはコンピュータゲーム用語です。 RPGゲームにおいて自分がプレイしているキャラクターが移動している時などに敵のキャラクターと出くわしてバトル画面になることを「エンカウント」もしくは「エンカ」と言っていました。これは「偶然出会う」「出くわす」「遭遇する」といった意味を持つ英単語「encounter」に由来する和製英語となります。そのまま「エンカウンター」と言われることもあります。 そのため、ばったり遭遇したことを表しており、故意的に会う場合は含まれません。 しかし一般的にも広まるにつれて意味も転じていき、若者を中心に「ネット上で知り合った人と会うこと」といった意味も持つようになりました。そのためこの場合は事前に約束をしたり、イベントなどで「○○にいる」と自分がいる場所を示しておくことも含まれます。
「エンカ」は主にゲームで使います。 敵キャラと遭遇してバトル画面になる時に「エンカした」と使います。 ちなみに、敵キャラが画面上に表示されていないゲーム画面で移動する時に一定の確率で敵キャラと遭遇してバトル画面になることを「ランダムエンカウント」と言います。 例えば、ポケットモンスターで草むらなどを歩いている時に「野生のポケモンと出会うこと」を指します。 そして、画面上に敵キャラが表示されており接触をすると戦闘が始まることを「シンボルエンカウント」と言います。 例えばスーパーマリオRPGなどでクリボーが歩いており、ジャンプして踏んづけて戦ったりしますよね。それが「シンボルエンカウント」となります。 ゲーム以外で「エンカ」が使われているのは、待ち合わせや約束をしていないのに人とばったり会った時などです。 例えば「今日、映画館で同級生とエンカした」などと使います。 また、同じ趣味を持った人たちが同じイベントに出向き、会場で遭遇した時なども「フォロワーさんとエンカ!」「今日は誰とエンカ出来るかな」などとSNSで使うこともあります。 さらに広く使われるようになったことで「ばったり会う」ではなく「会う」という意味で使っている人も増えてきています。意図せず会うことを表すのが「エンカ」ですが「今日初エンカしてきた!」「エンカしてくれたみんなありがとう!」などといった投稿が増えてきています。
「エンカ」は「遭遇する」「人と会う」を意味する言葉です。 「オフ会」は「オフライン会合」の略で、「普段SNSなどネット上でやり取りをしている人たちと、実際に会うイベント」を指します。 「オフミ(オフラインミーティング)」とも言われ、基本的には同じ趣味を持った仲間たちで数人〜数十人で集まります。主催者がおり、そこから輪を広げて集まるため、実際にはネット上でもやり取りをしていない人と顔を合わせることになります。 「エンカ」は「イベントなどでばったり遭遇する、人と会う」を表しますが、「オフ会」は「会うためのイベント」を表します。
「エンカ厨」とは、「出会い厨」とも言われています。 意味は「恋愛をしたり肉体関係を持つ相手を見つけるために、オフ会に参加したり交流できるウェブサービスを利用したりする人」です。 本来は趣味の楽しさや情報を共有するためにオフ会を行いますが、その趣旨に反して出会いを求めるために「エンカすること」を求める人を「エンカ厨」と言います。 「エンカ厨」は、オフ会でもみんなが趣味について盛り上がっているのに、連絡先を聞いたり自分の武勇伝を語ってきたり、ひどい場合はボディタッチをしてきたり2人で抜け出そうとしてきたりします。