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「エポックメイキング」の意味と使い方、語源の英語、類語を例文つきで解説

「エポックメイキング」の意味は「新時代を開くさま」です。今までになかったことをはじめたり、その分野において新時代を開くと思われるほどの意義をもっているさまを「エポックメイキング」といいます。

「エポックメイキング」とは

「エポックメイキング」の意味は「新時代を開くさま」

「エポックメイキング」の意味は「新時代を開くさま」です。 その出現の以前と以後で、大きな社会的な違いが生じるような意義をもった作品や出来事、サービスを「エポックメイキング」と形容します。 例えば、映画界なら『スター・ウォーズ』、テクノロジー界なら「iPhone」などが「エポックメイキング」といえます。

「エポックメイキング」の語源は英語「epoch-making」

「エポックメイキング」は和製英語ではありません。 「エポックメイキング」は英語「epoch-making」が由来です。 「epoch」は「時代」という意味です。 「making」は「作る」です。 よって「epoch-making」で「時代を作るような」という意味の形容詞です。

「エポックメーキング」が正式な表記

「making」の「a」は二重母音で「エイ」と発音するので「メイキング」と表記するのが発音的に近いのですが、日本の国語辞典では「エポックメーキング」と表記されています。 同じ例に「オーダーメイド」があります。 「オーダーメイド」も二重母音は「オーダーメイド」と表記するのがネイティブの発音に近いですが、日本の国語辞典では「オーダーメード」と表記されています。 正式な文章では「エポックメーキング」と表記しましょう。

「エポックメイキング」の使い方と例文

「エポックメイキングな出来事/大発明」などと使う

「エポックメイキング」は、「エポックメイキングな出来事」「エポックメイキングな大発明」などと使います。 例えば、業界ではじめてのことを挑戦して成功を納めるなど今までになかったことをはじめたり、その分野において新時代を開くと思われるほどのことをしたときに「エポックメイキング」を使用します。

  • 「エポックメイキングになる」
  • 「エポックメイキングだ」

という使い方をすることもできます。 「エポックメイキング」は、飛躍的な進展があったときにのみ使用することができます。 ちょっとした改良や改善といった場合には使用するには大げさな表現なので注意してください。

例文

  • 当時としては、エポックメイキングなことだった。
  • あのゲームはまさにエポックメイキングな名作だ。
  • 映画界にとってエポックメイキングな作品を残したいと思います。
  • エポックメイキング的な出来事を体験することができて感動している。

「エポックメーカー」は「新時代を開く人」

「エポックメーカー」は「新時代を切り開く人」です。 新時代を開くような画期的なことを成し遂げた人を「エポックメーカー」といいます。 例えば、電気を発明した「エジソン」のような人を「エポックメーカー」ということができます。

「エポックメイキング」の類語(日本語)

画期的

「画期的」は「かっきてき」と読みます。 「画期的」の意味は「新しく時代を区切るほど、めざましいさま」です。 今までになかったことをして、新しい時代を切り開くことを「画期的」といいます。 例えば、時代を変えるような今までにない発明を「画期的な発明」と言い表すことができます。 「画期的」と「エポックメイキング」は同義です。

革命的

「革命的」は「かくめいてき」と読みます。 「革命的」の意味は「物事が社会生活に重大な影響をもたらすほど急激に発展・変革すること」です。 すべてのものの状態、作用に突如根本的な変化が表れることや、古い伝統などが急激に変わることを「革命的」といいます。 「急激な変化・発展」という意味なので「エポックメイキング」と同義であるといえます。

最先端

「最先端」は「さいせんたん」と読みます。 「最先端」の意味は

  1. ものの先の一点。端の端。
  2. 時代や流行などの一番のさきがけ

です。 二つ目の意味で「エポックメイキング」の類語であるといえます。 ただし、「最先端」は、「最も新しい」というニュアンスで使用される事が多いです。 例えば、新しい技術を「最先端の技術」といいます。 「その時代の最も新しい〜」という意味なので、新しい時代を切り開くという意味のある「エポックメイキング」とは異なります。

偉業

「エポックメイキング」の類語には「偉業」もあります。 「偉業」とは「偉大な事業。すぐれた仕事」という意味です。

「エポックメイキング」の類語(カタカナ語)

リード

「リード」の意味は

  1. 先導すること。指導すること
  2. 競技・競争などで、相手を引き離すこと。また、その引き離した差
  3. 野球で、走者が次の塁をねらっていまの塁をはなれること。また、その距離
  4. 新聞・雑誌などで、見出しの次に置く、記事の概要を記した文

です。 一つ目の意味で「エポックメイキング」と類語であるといえます。 周りよりも新しいことをしていたり、時代の一歩先をいっていることを「リードする」「リードしている」と言い表すことができます。

パイオニア

「パイオニア」の意味は、「開拓者」「先駆者」です。 誰よりも早く物事を始める人や、新たな領域を切り開いていくような人を「パイオニア」といいます。 例えば、その業界ではじめて海外に進出したという場合に「彼は○○のパイオニアだ」などと言い表すことができます。 「時代を変える」というよりは、「誰よりも早くはじめた」という意味で使用されます。

イノベーション

「イノベーション」は、「新機軸。革新。」です。 これまでとは異なった新しい発展や技術革新を「イノベーション」といいます。 特に経済発展の機動力となる技術革新に対して使用します。 これまでとは異なる新しい発展や、革新という意味があるので、新時代を開くと思われるほどの意義があることに対して使用する「エポックメイキング」の類語であるといえます。

ファーストペンギン

「ファーストペンギン」は、「ベンチャー精神をもっている人」です。 「ファーストペンギン」は、集団で行動するペンギンの群れから魚を求めて最初に飛び込む1羽のペンギンのことです。 リスクを恐れずに新しいことに挑戦するベンチャー精神のある人を、天敵がいる恐れのある海へ番最初に飛び込む勇気あるペンギンに例えて「ファーストペンギン」と呼びます。

パラダイムシフト

「パラダイムシフト」の意味は、「あたり前となっている事例を打破する大胆な転換」です。 その時代や分野において、当然のこととされていた認識や思想を革命的に変化することを「パラダイムシフト」または「パラダイムチェンジ」といいます。 科学や経済、ビジネスなど広い分野で使用されている言葉です。 「劇的に変化する」という意味で使用される言葉なので、「エポックメイキング」の類語であるといえます。

アバンギャルド

「アバンギャルド」は、第一次大戦後に欧州に興った、抽象派・超現実派などの芸術革新運動のことです。 そこから、「先鋭的」「先駆け」「革新的」という意味で使用されるようになりました。 例えば、ファッションなどで時代を先駆けするような独創的なデザインをしているものを「アバンギャルド」と言い表わします。

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