「フォーマットの意味」は「形式」です。ビジネスシーンでもよく耳にするカタカナ語ですよね。今回は「フォーマット」について解説します。「フォーマット」のビジネスでの使い方や、派生語、類語表現を紹介しますので是非参考にしてください。
「フォーマットの意味」は「形式」です。 本来の意味は印刷物の大きさや形などのことですが、現代では「書式」の意味で使われます。 書籍の判型、雑誌の体裁、ビジネス書類の形式など幅広い媒体の定まった書き方・型を「フォーマット」といいます。 そこから転じて、IT用語では「画像ファイルの保存形式」を意味します。 この意味では「画像フォーマット」といったりもします。 また、「データが記録できるように準備すること」、「初期化」という意味でも使われます。 放送用語では、テレビやラジオ番組の放送形式のことを「フォーマット」といいます。
「フォーマット」の語源は英語「format」です。 英語「format」の意味は上記した日本語の「フォーマット」と同じです。 カタカナ語の「フォーマット」は英語「format」の意味をそのまま引き継いだものです。
「フォーマット」は、ビジネスでは「フォーマット通り作成する」などと使います。 企画書や報告書などのビジネス文書のフォーマットは会社ごとで決まりがあることが多いです。 フォーマットがある場合、フォーマットを基に企画書や報告書を作成します。 例えば、経費の使用報告書であれば予め用意されているフォーマットに従って数字を入力するだけで報告書が完成するようになっていて、「フォーマット通りに作成してください」などと指示されることがあります。 ビジネスメールの書き方にもフォーマットがある場合があります。 例えば取引先と面談の約束を取りつけるときのフォーマット、問い合わせがあったときのフォーマットなど、フォーマットがあることでビジネスメールを書く時間を短縮できるなどの利点があります。
例文
「フォーマットする」は「初期化」という意味で使用されます。 例えば「SDカードやUSBをフォーマットする」とした場合、「初期化する」ということです。 「ハードディスクなどの記憶媒体にデータを管理する区画を作り、管理情報を書き込んで使用可能にすること」=「初期化」です。 フォーマットするとデータが消去されてしまいます。 パソコンにSDカードやUSBを挿したときに「フォーマットする必要があります」と表示されたりすることがあります。 この場合は、ファイルシステムを認識できず中身を開くことができないためフォーマットすることを要求されているという状態です。 フォーマットの方法はハードウェアのOS(オペレーションシステム)によって異ります。 「フォーマットする」は、「フォーマッティング」とも言われます。 類語は「イニシャライズ」です。 「イニシャライズ」とは、ハードディスクなどをはじめて使うときにOSにとって利用可能な状態にすることで、多くの場合はハードウエアを初期状態にしたり、ハードディスクやメモリーの中身を消去し使いはじめの状態に戻すことです。
「フォーマット化」とは、「書式化する」という意味です。 名前や数字などを書き換えれば誰にでもすぐに送れるように書式化しておくことを「フォーマット化」といいます。 例えば、「営業をするときに送るメールをフォーマット化する」というように使います。 初期化することを「フォーマット化する」とはいわないので注意してください。
「フォーマット入力」はデータを入力する際に、決まった形式に入力していくことです。 「フォーマットに記入する」ということもできます。 例えば、月末に必ず提出する「棚卸しの報告書」など、フォーマットが用意されていてそこに在庫の数を書いていくことが多いです。 元々決められている形式に、入力していくことを「フォーマット入力」「フォーマットに記入する」といいます。
「フォーム」の意味は
です。 1つ目の意味で「フォーマット」と類語になります。 「フォーム」はHPの「お問い合わせフォーム」など、決められた形式でいくつかの必要事項目にデータの入力や選択できるようになっている入力画面などを指す言葉です。 形式があることで、入力者も迷わずそして必要事項を漏れなく入力することができます。
「テンプレート」の意味は
です。 三つ目の意味では「フォーマット」と同義です。 「フォーマットを使用して入力する」でも「テンプレートを使用して入力する」でも意味は同じです。
「レイアウト」の意味は、
です。 「レイアウト」はわかりやすくいうと「配置」のことです。