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「インタラクティブ」の意味と使い方、語源、類語、対義語を例文つきで解説

「インタラクティブ」の意味は「相互に作用するさま」です。特に情報通信において相互に受信と送信が可能なことを指し「対話型」「参加型」とも訳されます。英語「interactive」が由来です。

「インタラクティブ」とは

「インタラクティブ」の意味は「相互に作用するさま」

「インタラクティブ」の意味は「相互に作用するさま」です。 特に情報通信において相互に受信と送信が可能なことを指し、「対話型」「参加型」とも訳されます。 具体的なインタラクティブ機能には、インターネットを利用してテレビの視聴中にクイズに参加できるなど、視聴者やユーザーにアクションを起こさせることができるものがあります。 インスタライブでリアルタイムにいいね!したりコメントできることなどもインタラクティブ機能の一つです。

「インタラクティブな○○」の形で使う

「インタラクティイブ」は、「インタラクティブな○○」という形で使います。 例えば、双方向にやりとりができる機能のついている製品機能を「インタラクティブな機能」と言い表すことができます。 その他にも

  • インタラクティブな体験
  • インタラクティブなメディア
  • インタラクティブなコミュニケーション

などの言い回しがあります。 また、「インタラクティブ性」という形で使用することもあります。

「インタラクティブ」の例文

  • インターネットはインタラクティブなメディアだ。
  • テレビはインタラクティブ性の低いコンテンツだ。
  • インタラクティブにコミュニケーションを取ることで顧客のリピート率を高める。
  • 人の動きに反応して光が変化するインタラクティブな博物館が近年人気を博している。

「インタラクティブ」の語源は英語「interactive」

「インタラクティブ」の語源は英語「interactive」です。 「相互に作用する。相互作用の」という意味の形容詞です。 カタカナ語の「インタラクティブ」の意味は英語「interactive」からそのまま引き継いだものです。 しかし、「インタラクティブ」は名詞的に使うので、品詞は違いますので注意です。

「インタラクティブ」のビジネスでの使い方

インタラクティブコンテンツ

「インタラクティブコンテンツ」とは、企業側と顧客がやりとりをすることができるコンテンツのことです。 例えば、化粧品をとり扱っているお店のホームページで簡単な診断テストに答えることで自分に合った化粧品をおすすめしてくれたりするシステムが「インタラクティブコンテンツ」です。

インタラクティブメディア

「インタラクティブメディア」とは、双方向のマルチメディアサービスの一種です。 インターネット回線を利用してテレビ番組中にクイズに参加にすることができるのも、「インタラクティブメディア」の一つです。 インターネットにおいては、WEBの機能充実により検索や、投稿・返信の自由度が高まりインタラクティブメディアの主要な一角を占めています。

インタラクティブ広告

「インタラクティブ広告」は、対話型または双方型広告のことです。 ただ見るだけではなく、能動的にアクションをすることによってコミュニケーションが取れる広告を「インタラクティブ広告」といいます。 例えば、広告動画で見ている人の選択でストーローが変わっていったり、ゲームを試遊できるようになっているような広告です。

インタラクティブマーケティング

「インタラクティブマーケティング」は、企業と顧客の双方向のあるコミュケーションに基づくマーケティングのことです。 インターネットを利用して顧客の動向や反応などを把握するインターネットマーケティングを指すことがほとんどです。 上述したインタラクティブ広告も、インタラクティブマーケティングの一つになります。

インタラクティブクリエーティブ

「インタラクティブクリエーティブ」は、情報発信者と情報受信者が相互に情報を交換する双方小型の情報伝達形式で、対話型の表現政策を行うことです。 また、インタラクティブ広告の政策のことを「インタラクティブクリエーティブ」ということもあります。

「インタラクティブ」のその他の使い方

インタラクティブデザイン

「インタラクティブデザイン」はソフトウェアや携帯機器などにおいて、機器とユーザーとの二枚をデザインすることです。 例えば、電子機器のタッチパネルなどの画面の切り替えに関するデザインや、情報選択画面の動作デザインなどユーザの体験・行為そのものをデザインすることを「インタラクティブデザイン」といいます。

インタラクティブグラフィックス

「インタラクティブグラフィックス」は、コンピュータによる図形処理において対話形式で表示承知を使用する技法のことです。 利用者が、表示面上で表示の内容や形式、大きさや色を変更できるような図形処理を「インタラクティブグラフィックス」といいます。

インタラクティブシステム

「インタラクティブシステム」の意味は、「双方向に情報のやりとりができるシステム」です。 特に、手を降るなど人の動きに合わせて映像が変化する投影技術を「インタラクティブシステム」といいます。 映像の動きによって人により強い印象を残すことがき、広告やアトラクションなどのシーンで活用されているシステムです。

インタラクティブスタディ

「インタラクティブスタディ」は、「個別学習ソフトウエア」のことです。 学習状況に合わせて、一人ひとりに適した学習内容で、学習することができる個別最適化学習システムを「インタラクティブスタディ」といいます。

インタラクティブ配信

「インタラクティブ配信」は、通信カラオケのように配信業者のサーバーやユーザーのパソコン楽曲を利用するときに公衆送信権が働く利用形態のことです。 最近では、YouTでの楽曲利用においてもインタラクティブ配信が利用されています。

インタラクティブ動画

「インタラクティブ動画」とは、再生中にユーザーがクッリックやタップなどのアクションをすることができる「仕掛け」が組み込まれている動画のことです。 例えば最近ではYouTubeでの動画視聴中に広告動画が流れますが、動画の中にリンクが組み込まれていて、ユーザーがクリックすると関連サイトにアクセスできるようになっています。 これも「インタラクティブ動画」の一つです。

インタラクティブ映画

「インタラクティブ映画」とは、視聴者が映画の途中に現れる選択肢を選ぶことによってストーリーが展開していく映画です。 最近では、動画配信サイト「Netflix」でもインタラクティブ映画が配信されています。 「アンブレイカブル・キミー・シュミット キミーVS教祖」がインタラクティブ映画なので、Netflixに加入しているという方は、ぜひ体験してみてください。 「インタラクティブ映画」は、「インタラクティブシネマ」とも言われます。

インタラクティブテレビ

「インタラクティブテレビ」は、テレビ放送で使用される電波やインターネットを使用して視聴者がテレビ放送に対して何らかの働きかけを行うことができるサービスのことです。 BSデジタル放送ではじめて導入されはじめ、テレビで紹介している商品をテレビのリモコン操作一つで購入できたり、自分の住んでいる地域の天気予報をチェックできるようになりました。

インタラクティブゲーム

「インタラクティブゲーム」は、プレイヤーの操作によって内容が変化していく双方向型ゲームのことです。 最近ではスマホゲームでも、インタラクティブゲームが増えています。

インタラクティブアート

「インタラクティブアート」は、観客が参加することで完成する芸術作品のことです。 観客が作品の前に立ってい、歩いたりすることでアートとして作品が完成します。 コンピューターを利用して、観客の動きや熱に反応させるようにしたインターネットアートも「インタラクティブアート」の一つです。 インタラクティブアートでは、最新のテクノロジーを利用したシステムやデジタルコンテンツの開発を行っている「チームラボ」が芸術的な表現を主体としたコンテンツ制作で有名です。

インタラクティブウォール

「インタラクティブウォール」は、壁に手をかざすことで映し出されている映像が反応するコンテンツです。 空間演出としてインタラクティブアートのように利用されたり、情報を映し出していることもあります。 例えば壁面に写真が映し出されていて、写真をタッチすると詳細情報が出てくるなどシステムです、歴史や地域情報を流していることもあります。

インタラクティブホワイトボード

「インタラクティブホワイトボード」は、スクリーン上の操作によりパソコンへの入力指示ができる「電子黒板」のことです。 情報を表示した画面に直接書き込むことも可能です。 離れた場所にいてもリアルタイムでボードに書かれている内容を共有することができ、ビジネスシーンや教育現場でも使用されています。

インタラクティブフォーラム

「インタラクティブフォーラム」とは、英語による双方的なコミュニケーション能力の育成を図る公開討論です。 英語を使って相手と即興で自分のもっている情報や考えを伝え、次の会話へと繋いでいきます。 スピーチとは異なり速攻で会話を広げていくためハイレベルな英会話能力が求められ、高い英会話能力のある人が表彰されます。

「インタラクティブ」の類語

バイラテラル

「バイラテラル」の意味は「相対的な」「双方的な」という意味です。 双方に関連するさまを「バイラテラル」といいます。 例えば、金融業界では「金融機関を企業が相対で契約をする貸し出し方式」を「バイラテラル方式」といいます。 したがって、「インタラクティブ」の類語であるといえます。

双方向

「双方向」は「そうほうこう」と読みます。 「双方向」の意味は、「通信や放送などで、情報の伝達が一方通行ではなく受信側からも発信できること」です。 情報のやりとりができることを「双方向」といいます。 したがって「インタラクティブ」と「双方向」は同義であると言えます。

対話型

「対話型」は「たいわがた」と読みます。 「対話型」の意味は「提供をする側と利用者が、会話をするような相互操作を行うこと」です。 例えば、チャット機能をつかってのやりとりができたりすることを「対話型」といいます。 「対話型」は「会話型」と言われることもあります。

送受信

「送受信」は「そうじゅしん」と読みます。 「送受信」の意味は「送信と受信」のことです。 例えばメールなどを送り、返信を受信することを「送受信」といいます。 「送受信」は、「送って受信をする」というやりとりを言い表す言葉なので、「インタラクティブ」の類語であるといえます。

「インタラクティブ」の対義語

ノンインタラクティブ

「ノンインタラクティブ」は、「インタラクティブ」に「無い」という意味のある「ノン」をつけた単語です。 したがって「ノンインタラクティイブ」は「互いに作用する様」に「ノン」がついているので、「互いに作用しない」という意味になります。 ただ見るだけのテレビ番組などが「ノンインタラクティブ」にあたります。

一方的・一方通行

「一方的」「一方通行」の意味は「一方にかたよっているさま」です。 一方の都合だけで行われることを「一方的」または「一方通行」といいます。 例えば、相手からの反応が何もないのに一人で話し続けているような状況は「一方的」「一方通行」と言い表すことができます。 したがって、「一方的」「一方通行」は「インタラクティブ」の対義語であるといえます。

一側性

「一側性」は「いっそくせい」と読みます。 「一側性」の意味は「ある一部だけ」「片側だけにかかわる」という意味です。 「一側」は、「身体の左右に等しくあるもののうちの一方」という意味の医学用語でもあります。 「インタラクティブ」は「双方」という意味があるので、「片側」や「ある一部」という意味の「一側性」は対義語です。

まとめ

「インタラクティブ」は英語「interactive」が由来です。「双方向の」や「相互に作用する」という意味です。IT分野では「対話式」「会話形式」と訳されることもあります。

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