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「プリクエル」の意味と映画での使い方、語源、類語、対義語を解説

「プリクエル」の意味は「先行篇・前日譚」です。後編であっても先に出された作品より時間的に前のことを扱う内容であれば「プリクエル」になります。今回は「プリクエル」について解説します。「プリクエル」の語源や使い方、類語を紹介しますのでぜひ参考にしてください。

「プリクエル」とは

「プリクエル」の意味は

「プリクエル」の意味は「先行篇(せんこうへん)。前日譚(ぜんじつたん)」です。 小説や映画などの作品の「前編」が必ずしも「プリクエル」なわけではありません。 後編であっても先に出された作品より過去のことを扱う内容であれば「プリクエル」になります。 例えば、「モンスターズ・インク」の主人公の幼少期を描いた後編「モンスターズユニバースシティ」は、プリクエルにあたります。

「プリクエル」の語源は英語「prequel」

「プリクエル」の語源は英語「prequel」です。 「prequel」の意味は上記で紹介したものと完全に同じです。 1970年代前半に、「前」を意味する接頭辞「pre」と、「続編。後編」を意味する「sequel」が組み合わさってできた単語です。 「s」は消失するのでスペルミスに注意しましょう。

「プリクエル」の使い方

「プリクエル」は主に映画で使われる言葉です。 「プリクエル」ははじめからあるわけではなく、公開された映画が人気であった場合に後編として、例えば主人公の幼少期を描いた物語などで制作されることが多いです。 プリクエルとして発表されている作品では『スター・ウォーズ』が有名です。 スターウォーズシリーズが、公開された順番と内容の時系列が違うのは、プリクエルとして過去に遡っていっているからです。 スターウォーズシリーズは3作品ずつ、「プリクエル・トリオジー」「オリジナル・トリロジー」「シークエルトリロジー」に別れています。 スターウォーズでいうプリクエルは「エピソード1・ファントム・メナス」「エピソード2・クローンの逆襲」「エピソード3・シスの逆襲」の3作品です。 スターウォーズの他にもプリクエル映画は沢山あります。 例えば「猿の惑星 創世記ジェネシス」は、猿の惑星のプリクエルです。 「オズの魔法使い」のプリクエルは「オズ はじまりの戦い」です。

「プリクエル」の類語

サイドストーリー

「サイドストーリー」とは、本編と同時進行で、本編では描かれていなかった視点でストーリーが進められている作品のことです。 物語本編の本筋からはずれて派生した裏話や逸話を「サイドストーリー」といいます。 「本編とは外れている」という意味で「脇・側の」という意味がある「サイド」を使用して「サイドストーリー」といわれます。 「サイドストーリー」は日本語では「外伝」です。

スピンオフ

「スピンオフ」は、映画やテレビドラマなどの人気作品の脇役などを主人公にした作品です。 好評だった配役や設定を生かして、本編の世界観はそのままに別の視点で作られる後編を「スピンオフ」といいます。 例えば「交渉人 真下正義」は、踊る大捜査線で登場していた真下正義という登場人物を主人公にしたスピンオフ映画です。 映画やドラマだけではなく、スピンオフ漫画や小説も多いです。

リブート

「リブート」は、映画やドラマ、アニメ・ゲームなどシリーズになっているものを一旦打ち切り、最初から再スタートさせることです。 リメイクとは異なり、新しい視点から新シリーズとして作り直すというのは特徴です。 最近では「スパイダーマン」「ターミネーター」などがリブート映画です。 停滞気味のシリーズもので行われることが多いです。

リメイク

「リメイク」は、映画など人気作品を新しいキャストや新しい映像技術を使用して作り直すことです。 先に発表されている作品とストーリーは基本的に同じですが、新しい要素が付け加えられることはあります。 古い作品を新しく作り直すだけではなく、海外で制作された映画を日本人キャストで制作するなど、海外の作品をリメイクするというパターンも多いです。

「プリクエル」の対義語

シークエル

「シークエル」は「後編・後日譚」です。 先に発表された作品より後の時系列で描かれた作品を「シークエル」といいます。 前のことを描いた作品を「プリクエル」というので、後のことを描いた「シークエル」は対義語であると言えます。

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