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「セパレート」の意味と語源の英語、使い方、類語を解説

「セパレート」の意味は「分かれていること・別々なこと」です。今回は「セパレート」の意味と使い方を解説します。

「セパレート」とは

「セパレート」の意味は

「セパレート」の意味は「分かれていること・別々なこと」です。 例えば、上下で離したり左右で切り離せるなど、一組のものをあえて各部分にわけて使用できる仕様になっているものが「セパレート」です。 一つのものをバラバラに分けて使用することを「セパレートする」といったり、分けて使用できるものを「セパレート型」といいます。

「セパレート」の語源は英語「separate」

「セパレート」の語源は英語「separate」です。 「separate」はもともと動詞で「〜を離す」という意味です。 それが名詞化したものが、カタカナ語として日本語でも使用されるようになりました。 ただし英語「separate」では名詞としてはほとんど使いません。 日本語の「セパレート」は、英語では「two-piece(ツーピース)」といいます。

「セパレート」の使い方

ファッション・服

「セパレート」は様々な業界で使用される言葉です。 ファッション用語では、上下別の洋服を組み合わせることを「セパレート型」といいます。 セパレート型のものには

  • セパレート着物
  • セパレート浴衣
  • セパレートドレス
  • セパレートウェディングドレス
  • セパレート水着
  • セパレートウェットスーツ

などがあります。 着物や浴衣、ドレスのように本来上から下までつながっているタイプのものも、現代ではセパレート型になっていることも多いです。 セパレート水着は上下が別れた水着です。 ビキニとは異なり、肌の露出が少なく水中ウォーキングなどトレーニングをするときに適している水着です。 ベビー服にもセパレートタイプのものがあります。 産まれたばかりの新生児や乳幼児は、オムツ替えがしやすいように上下が別れていないツーウェイドレスやカバーオールを着させることが多いです。 1歳あたりなど歩きはじめる頃に、脱ぎ着させやすいセパレートタイプに変えていきます。 着るものだけではなく、履物にも「セパレートタイプ」のものがあります。 「セパレートパンプス」は、つま先を覆う部分とかかとを覆う部分を分かれているタイプのパンプスのことをいいます。

家具

家具にもセパレートタイプのものが沢山あります。 家具でいう「セパレート」とは、一組の道具を自由に組み合わせて使えるように作ったもののことです。 例えば

  • セパレートソファ
  • セパレート食器棚
  • セパレートスピーカー
  • セパレートカーテン
  • セパレートチェア

などがあります。 食器棚など大きな家具は、搬入するときに簡単に運ぶことができるように上下が切り離せるセパレートタイプになっているということもあります。

不動産

不動産業界でいう「セパレート」とは、お風呂とトイレが分かれていることです。 ユニットバスとトイレが分かれている物件を「セパレート物件」といいます。 セパレート物件にも「2点セパレート」「3点セパレート」と種類があります。 「2点セパレート」は、浴室とトイレが別れていて、浴室内に浴槽と洗面台があるタイプです。 浴槽と洗面台の間に壁がないのも特徴の一つです。 「3点セパレート」は、浴室とトイレ、洗面所の3つがそれぞれ独立して分かれているタイプです。 お風呂・トイレが別になっているセパレートマンションやアパートのほうが家賃の相場は高めです。 また、ホテルや旅館でもセパレートタイプの部屋なのかを気にする人も多いのではないでしょうか。 ホテルのほとんどは、お風呂とトイレが一緒になっていますがセパレートのホテルもあります。 ホテルや物件を探すときに覚えておくと役に立つ用語の一つです。 「セパレートキッチン」という用語もあります。 「セパレートキッチン」とは、シンクとコンロが別の位置に配置されているタイプのキッチンのことです。 セパレートにすることで調理をするときの作業がしやすいという利点があります。 まだまだシンクとコンロが並んでいるタイプのキッチンが一般的ですが、近年では注目度の高いキッチンです。

コスメ

「セパレートマスカラ」とは、まつ毛を一本一本バラバラに離れた状態にしてキレイに見せてくれるマスカラのことです。 通常、マスカラを塗るとボリュームを増やす代償にまつ毛が束になってしまうことが多いです。 まつ毛が束にならずに離れた状態で自然な仕上がりになる効果を「セパレート効果」といいます。 また、一本一本離れたきれいなまつ毛は「セパレートまつ毛」といわれます。

陸上用語「セパレートコース」

「セパレートコース」は、陸上競技用語で「区別された走路」のことです。 走者はそれぞれ走路が決められ、決められた走路を走ります。 決められた走路以外を走ってしまうと失格となってしまいます。 陸上競技以外でも、ビートスケートやボート競技などそれぞれ区別されているコースを「セパレートコース」といいます。 ちなみに陸上の女性選手もセパレートなユニフォームを着ていることが多いですよね。 セパレートなユニフォームを着用しはじめたのは意外にも最近で、国内では2003年代頃から広がりはじめたといわれています。 セパレートなユニフォームは、それまで主流だったランニングシャツとランニングパンツに比べて空気抵抗が押さえられる・動きやすいという利点があります。

「セパレートスノーボード」

「セパレートスノーボード」は、板を二枚足につけて滑るスノーボードです。 一枚の板で滑るスノーボードと比べると、両足が離れているので自由がききます。 足に二枚の板をつけて滑るスポーツといえば「スキー」ですが、前に進むスキーとは異なりスノーボートと同じように横に進みます。

手帳

スケジュールなどを書き込む「手帳」にもセパレートタイプのものがあります。 「セパレート手帳」とは、上下でマンスリーとウィークリーが分かれている手帳です。 だいたいの手帳は、最初のほうのページにマンスリーのページがあり、後ろのほうのページにウィークリーのページがありますよね。 セパレート手帳は上がマンスリー、下がウィークリーというように分かれているので同時に確認をすることができます。 「セパレート手帳」は「セパレイートダイアリー」といわれることもあります。

IT

IT用語にも「セパレート」を使った言葉があります。 「セパレートURL」は、WEBサイトのURLをPC向けとスマホなどのモバイル端末向けとでそれぞれ分けることをいいます。 サイトにアクセスしたときに「スマートフォンからご利用の方はこちらをクリック」と別のURLが出てきた経験がある人も多いかと思います。これがPC版とスマホ版で分けているセパレートURLです。 また、スマホからアクセスすると自動的にURLが変わるようになっているサイトも多いです。 例えば、ZOZOTOWNはパソコンでみると「zozo.jp」ですが、スマホでみると「zozo.jp/sp」となっています。これも「セパレートURL」の例です。 「セパレートキーボード」は、あえて右手と左手の間をあけてあるタイプのキーボードのことです。 右手と左手の間をあけることで、手首にかかる負担や肩こりを防ぐ効果があるといわれています。

ゴルフ

ゴルフ用語での「セパレート」は、区別されたホールのことです。 隣のホールと樹木などで区切る形になっているタイプのホールを「セパレート」といいます。 ホールをセパレートにすることで、他のホールからボールが飛んでくることを防いでいます。 「セパレートグリップ」は、ゴルフクラブのグリップの持ち方のことです。 両手の間隔をあけてグリップを持つことを「セパレートグリップ」といいます。

「セパレート」の類語

アンコネクト

「セパレート」の類語には、あまり一般的な語ではありませんが「アンコネクト」があります。 「アンコネクト」は「コネクト」の反対語で、「つながっていない。関係ない」という意味です。

スプリット

「スプリット」は「分裂」という意味です。 アメリカ映画に『スプリット』というのがありますが、あれは主人公が多重人格であるためです。 人格が分裂しているので「スプリット」です。

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