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「シチュエーション」の意味と使い方、語源、類語「シーン」との違いを例文つきで解説

「シチュエーション」の意味は「位置」「境遇」「状況」「場面」の4つがあります。3つ目の「状況」という意味で使うことが最も多いです。「シチュエーション」の語源は英語「situation」です。

「シチュエーション」の4つの意味と使い方

「シチュエーション」の意味は「位置。境遇。状況。場面」

「シチュエーション」の意味は、

  1. 位置
  2. 境遇。立場
  3. 状況。形勢。情勢
  4. 映画や劇などの、場面

の4つの意味で使用されます。 1つ目の意味は「位置。場所」という意味ですが、あまりこの意味で使うことはありません。 2つ目の意味では、「彼女のシチュエーションを考える、」などと人のおかれた境遇を言い表すときに使用します。 3つ目の意味では、さまざまに変化する物事の、そのときどきの様子を言い表すときに使用します。 例えば、「事故が起きた状況」を「事故が起きたシチュエーション」ということができます。 この意味で使うことが最も多いです。 4つ目の意味は「映画や劇などの場面」です。

「シチュエーション」の例文

例文

  • 新築の家は、二階からの眺めもよく、最高のシチュエーションだ。(1個目の意味)
  • 彼は今転職をするには難しいシチュエーションにいます。(2個目の意味)
  • 独身の皆さんのために、思わず恋愛に発展してしまいそうなシチュエーションを用意しました。(3個目の意味)
  • プロポーズをされるならどんなシチュエーションがいいですか?(3個目の意味)
  • 日本経済のシチュエーションはどうか。(3個目の意味)
  • この映画の良さをシチュエーション別に紹介していこうと思います。(4個目の意味)

「シチュエーション」の語源は英語「situation」

カタカナ語「シチュエーション」は英語「situation」が由来です。 「シチュエーション」は「situation」の意味をそのまま引き継いでおり、意味は同じです。

「シチュエーション」の派生語

「シチュエーションコメディー」

「シチュエーションコメディー」の意味は、コメディのジャンルの一つです。 テレビやラジオの連続ホームコメディのことです。 登場人物の置かれる状況によって、観客や視聴者を笑わせるコメデイを「シチュエーションコメディ」といいます。

「シチュエーションボイス」

「シチュエーション」は、「あるシュチュエーションにおいて主人公が話しかけているセリフを録音したもの」です。 例えば、「年下彼氏とドライブデート」という設定の主人公が自分に話しかけているようなセリフが録音してあって、リスナーは彼女になったつもりで楽しみます。 「シチュエーションボイス」はアニメオタクがよく使う言葉で、略して「シチュボ」といわれることもあります。

「ワンシチュエーション」

「ワンシチュエーション」は、「一つの場面」という意味です。 「ワンシュチュエーション」は映画でよく使われる言葉で、一つの場所や状況の中だけでストーリーが完結する映画を「ワンシチュエーション映画」といいます。 例えばワンシチュエーション映画で有名な作品には、ホラー映画の「SAW (ソウ)」があります。 「SAW 」は、古びたバスルームに監禁された男二人が脱出しようとする物語で、「密室」というワンシチュエーションでストーリーが進んでいきます。

「シチュエーションカードゲーム」

「シチュエーションカードゲーム」は、カードに書かれたお題の言葉を声と表情で表現するゲームです。 最近では「はぁって言うゲーム」というカードゲームが流行っています。 出題者の言った「はぁ」が怒っているのか、とぼけているのか、感心しているのか、を当てます。 「はぁ」だけではなく、「がんばって!」や「ヤバい」など色々な言葉を様々なシチュエーションで演じて出題するゲームで、大人も子供も楽しめる人気のカードゲームです。

「シチュエーションカフェ」

「シチュエーションカフェ」は、様々な場面や状況にいる気分になれるカフェのことです。 例えば有名なのが「メイド喫茶」です。 メイド喫茶は、自分がご主人さまになってメイドさんを雇っているような気分になれるシチュエーションカフェです。 メイド喫茶の他にも、「執事喫茶」など様々なシチュエーションを楽しめるカフェがあります。 最近では小学校にいるシチュエーションを楽しめる「小学校居酒屋」などもあります。

「シチュエーション」の類語との違い

「シーン」は「映画や芝居の場面」

「シーン」は英語「scene」が語源で、「映画や芝居の場面」という意味です。 「風景」という意味もありますが、カタカナ語「シーン」ではそのように使うことはありません。 よって、「シチュエーション」の4つ目の意味と「シーン」が同義ということになります。 「シチュエーション」のその他の意味で、「シーン」を使うことはできません。

「ケース」は「場合」

「ケース」の意味は

  • 容器。入れ物。
  • それぞれの場合。事例。

です。 二つ目の意味で「シチュエーション」と類語であるといえます。 「ケース」は、「今回のケースでは〜、、、」という使い方をします。 「シチュエーション」は「場面」という意味で使用することはありますが、「場合」という意味で使用することはできません。

「オケージョン」は「場合」

「オケージョン」の意味は、「場合。機会。祝典。原因」です。 また、ファッションの正解では様々な場合や場面での着こなし、服装を考えることを「オケージョン」といいます。 「オケージョン」は、「場合」という意味がある「ケース」と同義です。 「ケース」よりも堅い表現が「オケージョン」になります。

「ロケーション」は「場所」

「ロケーション」の意味は

  • 映画やテレビで撮影場所などの外へでて自然の景色や町並みを背景にして撮影すること
  • 場所。位置。立地。

です。 「場所」という意味があり、「プライス」と同じです。 「シチュエーション」の1つ目の意味と同義になります。

「シミュレーション」は「模擬実験」

「シミュレーション」の意味は「模擬実験」です。 現実に想定される場面のモデルを作り出し、そのモデルによって種々の状況に応じた実験や分析を行うことを「シミュレーション」といいます。 「シチュエーション」とは響きが似ていますが、全く意味の異なる言葉です。 ちなみに、「シュミレーション」は間違いです。 「シミュレーション」が正しい表記なので注意しましょう。

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