英会話教材スーパーエルマー(VOAコース)を実際に購入しレビューしてみました。また、スーパーエルマーに対する世間の評判と口コミもまとめています。スーパーエルマーは本当に効果があるのか?失敗しないのか?徹底分析しました。
今回、スーパーエルマーをレビューするにあたり、英会話教材29商品を実際に購入し徹底的に分析しました。 他社の英会話教材と比較もしながら、スーパーエルマーの評価をしていきたいと思います。
《本記事の筆者の経歴》
名前 | スーパーエルマー VOAコース |
価格 | 32,780円(送料別途、税込) |
内容 | 教材7冊(内1冊スタディガイド)+CD19枚組 |
レベル | 中級者(中学英語が身に付いている方)〜上級者(大学受験英語が身に付いている方) |
レッスン数 | 36レッスン(1日1レッスン) |
1日の学習時間 | 1時間〜 |
学習の継続期間 | 6〜12ヶ月 |
返金制度 | なし |
サポート | メール・電話 |
無料試聴 | あり |
特典 | なし |
会社名 | ソースネクスト株式会社 |
代表者 | 松田 憲幸 |
所在地 | 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター33階 |
設立 | 1996年8月 |
資本金 | 3,690百万円 |
電話番号 | - |
メールアドレス | - |
FAX番号 | - |
スーパーエルマーは独自で開発した「SIM 同時通訳方式」という学習理論を採用しています。 「SIM 同時通訳方式」とは英語を意味のまとまりごとに文頭から順に理解していくことです。 日本人が英語を理解しようとする時、日本語の語順に並び替え英語を理解しようとします。 例えば「I saw the painting which he had bought at the auction.」という英文を理解する時、多くの日本人は「私は彼がオークションで購入した絵を見た」と英語を日本語の語順に当てはめきれいな日本語に翻訳します。 このように英語を日本語の語順で理解することを「返り読み」と言います。 日本の中学校や高校の英語の授業では「翻訳」のための勉強ばかりに力を入れているため、多くの日本人が英語を「返り読み」をする癖がついてしまっているのです。 しかし英語の「返り読み」には様々な欠点があります。 リスニングの意味理解やレスポンスに遅れが生じたり、リーディングでメールなどの英文を速く読めないなどです。 英会話でも「返り読み」が原因で意思疎通が円滑に進まないということも多々あります。 私たち日本人が長年の英語学習で半ば無意識に行っている「返り読み」の悪癖を無くすために開発されたのがスーパーエルマーです。 「返り読み」の矯正に特化している英会話教材はスーパーエルマー以外はほとんどありません。 スーパーエルマーでは「SIM同時通訳方式」の学習理論を主に5つの学習方法で実践します。(詳しくは後ほどご紹介します。) 他の英会話教材のように「文章毎」ではなく意味が通じる最小単位の単語のかたまりにわけた「センスグループ」ごとに聞き取り、理解を深めるのが特徴です。
スーパーエルマーでは、英語レベルに応じて「VOAコース」と「CBSコース」の2種類の受講コースが用意されています。 どちらも全12講の学習内容を6〜12ヶ月に渡り学習を行います。 今回筆者がレビューした「VOAコース」はTOEIC600点未満の初・中級者向けとなっています。 しかし、実際はもっと難易度が高いと感じます。その理由は後ほど詳しく説明します。 「VOAコース」は、アメリカ国営の国際放送機関 VOA(Voice of America)のSpecial Englishという英語放送を題材にした英会話教材で生きた英語を使用しています。文法や発音、イディオムなどはネイティブそのものとなります。 英語を母国語としない人向けの番組で、比較的難易度が低いコアボキャブラリー1,500語を用いて、通常のネイティブが話すスピードの約3分の2の速さ(WPM100〜130)でアナウンサーが話します。(WPMとは1分に話す語数の数を指します) 「VOAコース」全12講の中では、講が進むごとに徐々に話すスピード(WPM)が速くなるように制作されています。 長期間に渡る英語学習で段階的に負荷をかけることができ、「VOAコース」修了後に「CBSコース」で無理なく学習を継続することが可能です。 「VOAコース」の内容はアメリカの文化や雑学、有名人など比較的内容が理解しやすい題材が多いです。
上記でご紹介した通り、スーパーエルマーには2種類の受講コースがあります。 今回ご紹介している「VOAコース」は公式サイトによると初・中級者向けの教材ですが、中・上級者向けのコースに「CBSコース」があります。 学習方法は「VOAコース」「CBSコース」ともに同じですが、使われている題材が異なります。
CBSコースは、米国の3大ネットワークの中で最大の放送局CBS(CBS Broadcasting, Inc.)のCBS Evening Newsで2018年に放送された、米国の社会問題を取り扱ったドキュメンタリーをメインに使用しています。 CBSコースのテーマは科学・自然・経済・ビジネスなど「VOAコース」よりも専門性が高いものが多いため語彙や文法の難易度が高いです。 また、話す速さは「VOAコース」より速い、WPM150〜170となります(VOAコースはWPM100〜130)。 特に、街頭インタビューなどで話される一般人の英語はかなり砕けた表現でかつ早口な英語なので、聞き取りが難しいです。
スーパーエルマーではモチベーションが維持しやすいシステムが充実しているという特徴があります。 主な取り組みは修了証の発行と報酬金制度です。 修了証はVOAコースの中間と終了時に受験するリスニングテスト(オンライン形式)を受験すると発行されます。 リスニングテストの受験自体は任意です。 また、TOEICの「スコアアップ・コンテスト」と「満点コンテスト」を実施しています。 受講生でTOIC点数が上がった人(諸条件あり)には、報酬金として10,000円が贈呈されます。 公式テスト以外に企業などで受験するIPテストも提出できます。 英語学習者にとってこのような制度は大変嬉しく、モチベーションを維持して学習に取り組むことができます。 また、スーパーエルマーのスタディーガイドとオンライン学習サイトはとても綿密で安心して学習を進めることができます。 スタディーガイドでは学習メソッドであるSIM同時通訳方式の解説や学習方法の説明などがとても詳しく明記されています。 オンライン学習サイトではテキストと音声CDのデータ版を使用することができるので、オンライン上で学習をする際は大変便利です。
コース | 発送方法 | 総額(税込) | 1ヶ月あたりの金額 | 1日あたりの金額 |
---|---|---|---|---|
一括コース | 教材一括発送 | 52,800円 | 4,400円 | 約147円 |
分割コース | 毎月2講(1冊)を6ヶ月にわたり発送 | 56,100円 | 4,675円 | 約156円 |
分割コースは月々9,350円(税込)×6回払い |
スーパーエルマー(VOAコース)は全12講のコースで、教材の受け取りと支払い方法は下記のいずれかが選択可能となっています。
一括コースは分割コースに比べ3,300円(税込)割安になっています。 一括コースは代金引換・クレジットカード・コンビニ払いのいずれかの支払い方法が選択でき、分割コースはクレジットカードのみとなります。 送料と代引き手数料は無料です。 分割コースのみ中途退会、再開が可能です。 各回の教材を受け取ってから2週間以内に電話での連絡が必要です。 またスーパーエルマーはスマートフォンやパソコンから学習可能なオンライン学習サイトもあります。
スーパーエルマーを販売している東京SIM外語研究所は1966年の創立以来多くの信頼と実績を残しています。 英会話教材市場は競合性が高く、人気のない教材は販売停止になるものも少なくありません。 独自メソッド「SIM同時通訳方式」は2017年には特許を取得しています。 スーパーエルマー以外にも「スーパーSIM」や「スーパー・スピーキング」などの教材や講座を開発しており、総受講生は60万人以上にもなります。 スーパーエルマーは1988年にリリースされ、これまでの受講生は20万人以上にのぼります。
スーパーエルマーは全12講で52,800円(税込)で販売されています。(分割コースの場合は総額56,100円(税込)) 英会話教材の中では平均よりもやや高い金額ですが、1ヶ月あたりで計算すると4,400円程度です。 スーパーエルマーでは「全額返金保証制度」が無い点と高額な費用が必要な点から、購入を迷っている人はぜひスーパーエルマーの無料サンプルのお試しをおすすめします。 無料サンプルでは、スーパーエルマーの概要や体験レッスンが資料と音声CDで詳しく解説されています。 実際のレッスンの体験ができますので、購入するか否かの判断に適しています。 無料サンプルを請求する際の注意点としては、無料サンプルと合わせて実際の教材も送られてきますが、実際の教材を開けると自動的にコース受講とみなされてしまう点です。 教材を購入しない場合は10日以内に返却する必要がありますので注意しましょう。この際の送料は自己負担になります。
スーパーエルマー(VOAコース)の教材セット内容は下記の通りです。
スタディーガイドとテキストの表紙は英語の雑誌のようなデザインになっています。 テキストも音声CDもとても丁寧に製作されていて、それだけでも学習のモチベーションが上がるような教材です。
スーパーエルマー(VOAコース)には1冊のスタディーガイドがあります。 8つの章で構成されています。
スーパーエルマーがどのような教材か、どのように学習を進めていくかをとても詳しく説明しています。 スタディーガイドの音声CDもあります。
スーパーエルマー(VOAコース)には6冊のテキストがあります。 1冊あたり2講分(2ヶ月分)の学習内容が記載されています。1講あたり3つのトピックがあります。 トピックは全て実際にVOA(Voice of America)のSpecial Englishで放映されたものです。
各トピックには、
があり、テキストの最後には覚えておきたい語句の一覧表が記載されています。
スーパーエルマーの音声CDは19枚です。 内1枚はスタディガイドの解説CDとなっています。 スタディガイド用の音声CDには、
が収録されています。 メインで使用する音声CDには、各トピックごとの音声が「Hop」「Step」「Jump」「Hyper-speed」と4種類収録されています。
スーパーエルマー VOAコースは、従来のテキスト+音声CD版に加え、スマホやPC上で学習ができるオンライン学習サイトの利用もできます。 紙媒体のテキストと音声CDを購入すると、オンライン学習サイトの利用権も合わせて入手できます。 メールアドレスとパスワードを入力し、インターネット環境下でテキストと音声CDのデジタル版が確認できます。 アナログ形式とデジタル形式のいずれかもしくは両方を使うことで、自分にぴったりの学習方法を選択することができます。 なお、テキスト+音声版のみ、オンライン版のみなどの単体の販売は行われていません。
スーパーエルマーは1日1時間以上の学習時間の確保が必要です。1日1時間の学習で1年間でコースが修了します。 総学習時間は300時間が目安です。 スタディガイドで紹介されている推奨の学習スケジュールでは6日学習1日休みのサイクルになっています。
スーパーエルマーでは「1講3トピック」を学習の基本単位としています。 1講は1ヶ月を指し、1ヶ月間3つのトピックを同時進行させながら学習していくのがスーパーエルマーの特徴です。 そのため毎日の学習では3つの異なるトピックをもとに学習を進めていきます。 各トピックは200〜400語前後の長めの文章となっています。
スーパーエルマーのトレーニング方法は5つです。 それぞれの方法を適切なタイミングで取り組みます。(後ほど詳しくご紹介します。) 1. Hop,Skip&Jump」トレーニング:3種類の音声を聴き、英語の語順で理解できるように導く訓練方法 2. SIM 音読トレーニング:SIM 音読用テキストを見ながら音読 3. SIM リピーティング:聴いた英語の後に声を出してリピーティング 4. SIM シャドウイング:聴いた英語の後に声を出して聴いた音を真似る訓練方法 5. ハイパー・スピードトレーニング:あえて速い音声を聴き、ネイティブのスピードに慣れる 「SIM」という言葉が付いていますが、音読、リピーティング、シャドウイングなどは一般的な学習方法とさほど差はありません。 違うのはスーパーエルマーではセンテンスグループごとに音読やリピーティングなどを行うという点です。
スーパーエルマーのメインのトレーニング方法となるのが即聴即解(Hop,Skip&Jump)トレーニングです。 即聴即解(Hop,Skip&Jump)トレーニングは毎日実施します。所要時間は約50分です。 「Hop」「Skip」「Jump」の3種類の音声を聴き、英語の語順で理解できるように導くリスニングの訓練方法を意味します。 最初に聴く「Hop」は英語がセンスグループ(意味のまとまり)ごとに区切られ、まとまりごとに《英語→日本語》の順で音声が流れます。「Hop」は英語の語順で理解する土台を作りの役割があります。 具体的には、 《英語》I saw the painting / 《日本語》私はその絵を見た 《英語》which he had bought / 《日本語》それを彼が買った 《英語》at the auction. / 《日本語》オークションで。 のような音声です。 次の「Skip」は「Hop」で聞いた音声の日本語の部分が無く無音のポーズが流れます。《英語→無音ポーズ》の順番です。 「Skip」のステップで重要なことは、センスグループごとの意味を頭の中に保持すると同時に次のセンスグループを期待・予測しながら積極的かつ集中して音声を聴くことです。これをアグレッシブリスニングといいます。 アグレッシブリスニングはリスニングにおける意味理解の向上に繋がります。 具体的には、 《英語》I saw the painting / 《無音ポーズ》(ここで「私はその絵を見た」と理解し「どんな絵をみたんだろう?」と期待、予測する) 《英語》which he had bought / 《無音ポーズ》(ここで「それを彼が買った」と理解し「いつ、どこで買ったのだろう?」と期待、予測する) 《英語》at the auction. / 《無音ポーズ》(ここで「オークションで」と理解し次に何を言うか期待、予測する) のような聞き方です。 最後の「Jump」の音声は基の英語の音声のみが収録されています。 「Hop」と「Skip」の学習の成果を図るための音声で、英語をそのまま聴いてもセンスグループごとに英語を英語を語順のまま理解できるようになっているはずです。
【Hop,Skip&Jumpトレーニングの音声】
SIM音読トレーニングとは、「SIM同時通訳方式」をリーディングに応用させた学習方法です。 音声CDは使わずテキストの「SIM音読用テキスト」のみを使用し、センスグループごとに意味を考えながら音読する方法です。 「SIM音読用テキスト」はページの左側半分に英語、右側半分に日本語訳が書かれています。 センスグループごとに「-----------------」のような線で区切られています。 SIM音読トレーニング方法は2つあります。 最初のうちは、英語をセンスグループごとに音読し、その後に意味を考え日本語訳で意味を確認します。 そして次に来る文章を期待・予測します。リーディングでも次の文章の期待・予測を行う点は、即聴即聴(Hop,Skip & Jump)トレーニングでご紹介したアグレッシブリスニングと同じです。 上記の学習方法に慣れてきたら、日本語訳は英語の意味がわからない時だけ確認する方法でトレーニングを行います。 SIM音読トレーニングで重要なことは必ず声に出して音読することです。 音読という学習方法は、リーディング以外にリスニング・スピーキング・ライティング・発音など英語の様々なスキル向上に効果があると言われています。 正しい発音で音読することでリスニング、スピーキング、発音矯正などに効果があります。 「自分で発することができる音は聴いて理解することができる」からです。
SIMリピーティングは即聴即聴(Hop,Skip & Jump)トレーニングの「Skip」の音声を使用して行うトレーニングでセンスグループごとに音声をリピートします。 他のトレーニング方法と比較するとすこし難易度が高いため、学習1週目は実施せず2週目以降から実践していきます。 即聴即聴(Hop,Skip & Jump)トレーニングの「Skip」の音声は《英語→無音ポーズ》の順番で音声が流れます。 無音ポーズの段階で直前に聴いた英語をそのまま声に出してリピートします。 具体的には、 《英語》I saw the painting / 《無音ポーズ》I saw the painting 《英語》which he had bought / 《日本語》which he had bought 《英語》at the auction. / 《日本語》at the auction. のような流れです。 SIMリピーティングでも英語の意味を考えることが非常に重要です。 I saw the painting,,,と流れたらその意味を理解し、正しい発音で声に出します。 SIMリピーティングの回数を重ねるごとに英文を聴き終わると同時に理解できるようになります。
シャドウイング(シャドーイングとも言う)のトレーニングは他の英会話教材でも多く取り入れられている学習方法です。 スーパーエルマーでもシャドウイングを実施しますが、シャドウイング自体が高難度のトレーニングなため3週目から実践します。 SIMシャドウイングでは即聴即聴(Hop,Skip & Jump)トレーニングの「Jump」の音声を使用します。 テキストは基本的には使用しません。 SIMシャドウイングのやり方は、流れる音声をセンスグループごとに意味をつかみ、聴こえた英語を追って発話します。 具体的には、 《音声CD》I saw the painting which he had bought at the auction. 《学習者》(2、3秒後遅れて)I saw the painting which he had bought at the auction... と流れる音声にぴったりついて発話するイメージです。 SIMシャドウイングでも意味を理解しながら発話することが大切です。 しかしSIMシャドウイングはかなり難易度が高いトレーニング方法ですので、最初から完璧にできる人はほとんどいないと思います。 回数を重ねるごとに精度を上げていければ問題ないです。
「ハイパー・スピード」トレーニングでは5つの異なる音声を聴きます。 通常のスピードよりもあえて速くした音声を聴くことで、ネイティブのスピードに耳を慣らすためのトレーニングです。 音声CDには下記5種類の音声が収録されてます。
150%は1.5倍速の速さで1倍速との速さの違いを感じることはあまりありませんが、200%(2倍)の速さになるとかなりスピードは速くなります。 初めの頃はあまりの速さに驚くかもしれませんが、徐々に耳が慣れていくので問題ありません。 速い音声を聴いた後は耳が速さに順応しているため、その後に通常スピードを聴くと不思議とゆっくりと聴こえるようになります。 またハイパー・リスニングは学習時間の短縮が出来るという利点もあります。
スーパーエルマーは正しい発音の重要性を説いています。 日本人の発音の問題点として「母音の拍数」を取り上げています。 例えばファストフード店「MacDonald(マクドナルド)」を日本人が発音すると「マクドナルド」の6拍になります。 一方でネイティブは「MacDonald」を「マク ダー ナー」のような音で3拍で発音します。 このようにネイティブと日本人の発音の拍数に違いがあることが原因で英語が通じず、正しい発音を習得できずにいるのです。 スーパーエルマーはこの問題の解決方法として「音節リズムの法則」を紹介しています。 「音節リズムの法則」とは、英語は母音の数に基づく音節の数で拍子をとって発音するという発音の基本法則です。 簡単に言うと「音節リズム」を音楽のように身につけ、母音の拍数の通りに英語を発音すると相手に通じます。 日本人の発音の問題解決法は「音声変化ルール」など他にも様々ですが、音節リズムに着目しているのはスーパーエルマーくらいでしょう!
上記で紹介した5つのトレーニング方法を組み合わせて学習を進めます。 1日の学習ステップは2つで、「Hop,Skip&Jump」トレーニング(50分)の後にその他のトレーニング方法を1つ(10分)実施します。 標準的な学習スケジュールは下記の通りです。 ●1週間目 1日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+内容理解(SIM 訳や解説を見て理解する)(10分) 2日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+内容理解(SIM 訳や解説を見て理解する)(10分) 3日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+内容理解(SIM 訳や解説を見て理解する)(10分) 4日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+内容理解(SIM 訳や解説を見て理解する)(10分) 5日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+SIM 音読(10分) 6日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+SIM 音読(10分) 7日目:お休み(但し1〜6日目で実施できなかった日がある場合はここで挽回) ●2週間目 8日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+SIM 音読(10分) 9日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+SIM 音読(10分) 10日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+Hyper-speed音声(15分) 11日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+Hyper-speed音声(15分)※ここからSkipでSIMリピーティングを実施 12日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+Hyper-speed音声(15分) 13日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+Hyper-speed音声(15分) 14日目:お休み(但し8〜13日目で実施できなかった日がある場合はここで挽回) ●3週間目 15日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+SIM 音読(10分) 16日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+SIM 音読(10分) 17日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+SIM 音読(10分)※ここからSkipでSIMリピーティング、JumpでSIM シャドウイングを実施 18日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+SIM 音読(10分) 19日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+Hyper-speed音声(15分) 20日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+Hyper-speed音声(15分) 21日目:お休み(但し15〜20日目で実施できなかった日がある場合はここで挽回) ●4週間目 22日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+Hyper-speed音声(15分) 23日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+Hyper-speed音声(15分) 24日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+Hyper-speed音声(15分)もしくはSIM 音読(10分) 25日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+Hyper-speed音声(15分)もしくはSIM 音読(10分) 26日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+Hyper-speed音声(15分)もしくはSIM 音読(10分) 27日目:Hop,Skip&Jump音声(50分)+Hyper-speed音声(15分)もしくはSIM 音読(10分)
今回レビューしたスーパーエルマー VOAコース(初〜中級者向け)は結構レベルが高いです。 大学受験英語のレベルが身に付いている方でも十分に満足のいく内容となっています。 それもそのはずで、上記でご紹介したようにVOAコースは米国の放送局VOA(Voice o America)のSpecial Englishという実際の英語放送を題材にした英会話教材です。 この教材で使用されている単語や文法、発音、イディオム、言い回しなどは全てネイティブの生きた英語です。 日本人が製作した「正しい英語」の英会話教材とは異なり「生きた英語」の英会話教材となるため、単語や文法、そして発音などが難しく感じます。 ニュースが題材なので、AさんとBさんの対話集でもなければ、日常会話が掲載されているわけでもありません。 その意味では、「英会話教材」というより「(高校や大学の)英語の教科書」に近いといえます。 内容はビジネス特化ではありませんが、題材がニュースであり、使用されている単語やフレーズのレベルが高いので、仕事で英語を使うビジネスパーソンに超おすすめです! スーパーエルマーでしっかり学習すれば、自然とTOEICの点数も上がると思います。 ちなみに、またTOEICテストの「スコアアップ・コンテスト」と「満点コンテスト」を実施しており、受講生でTOIC点数が上がった人には、報酬金として10,000円が贈呈されます。(太っ腹!) 中学英語レベルの理解ができていない英語初心者には少しハードルが高いと感じられるかもしれませんが、スーパーエルマーでは単語や文法の解説があるのと繰り返し学習で理解を深めるため、チャレンジしがいはある英会話教材ともいえます。
スーパーエルマーの学習メソッドであるSIM同時通訳方式では英語を英語の語順で理解する力を習得します。 英語を英語の語順で理解することでリスニングとリーディングの正確さが増すことが期待できます。 英語コンサルタントの経験から申し上げると、英語を英語の順番で理解する力日本人に足りていないスキルの一つです。 英語と日本語は言語の構成が全く違う言語であるため、英語を学習しているほとんどの日本人は日本語の構成に英語を当てはめて理解しようとしてしまいます。 このように英語を日本語の語順で理解しようとすることを「返り読み」と言います。 簡単に説明すると I am going to the park this afternoon.の英文を「私は今日の午後公園に行く予定です。」ときれいな日本語に訳すのが「返り読み」です。英語を日本語の順にパズルを組み替えて理解するようなイメージです。 このパズルには時間がかかってしまいますが、英語を英語の語順で「私は / 行く予定です / 公園に / 今日の午後」の順番で理解することで《意味理解》のステップに要する時間が劇的に短くなります。 リスニングとリーディングのメカニズムを説明すると、 最初に「音声知覚」もしくは「文字知覚」を通して得た情報の意味を理解するステップが「意味理解」です。 音声知覚はリスニング時に音を音として知覚するステップで、文字知覚はリーディング時に文字を認識するステップとなります。 いずれかの方法で認識した情報の英語の意味を、日本人は日本語の順で理解しようとするため理解するまでに時間がかかります。 リスニングの場合、意味を理解している間に相手はどんどん話しを進めるため、意味理解が追いつかないのです。 リーディングの場合、例えばTOEICで英語を日本語の順で理解しようとすると制限時間内に全ての問題を解くことができません。 リスニングやリーディングにおける「意味理解」の力に直接的にアプローチをかけられるのがスーパーエルマーです。
スーパーエルマーは音節リズムの法則を習得することで英語の正しい発音が習得できると説いています。 しかし、音節リズムだけを習得しても、その発音が日本語英語やカタカナ英語のままであればスピーキング力が向上したとは言い難いですよね。 また、「自分が発音できる音は聴ける」という脳のメカニズムから見ても、日本語英語やカタカナ英語のままの知識だとリスニング力は向上しないということになります。 筆者はリスニング力向上のためには「音声変化」のルールを身につける必要があると強く思っています。 これは英語コンサルタントとして勤務していた経験から言えるのですが、英語の発音のルールを全く知らない日本人が多い印象があります。 英語の発音のルールを無視した日本語英語やカタカナ英語の発音では、リスニングもスピーキングも劇的な向上はできません。 「音声変化」のルールを簡単に説明すると、英語話者が英語を話しやすい音に変化させて発音しているというrルールです。 これは日本語にも相当するルールが存在しています。例えば「洗濯機(せんたくき)」が発音しにくいということから日本人は「せんたっき」と発音しそのまま相手にも通じますよね。 英語話者でも発音しにくい音などが存在することから「英語の音声変化ルール」というものがあります。 代表的なルールは、
などです。 これらの音声変化を習得することでリスニング力は劇的に向上することが期待できます。 音声変化をしっかり学びたいという方には他の英会話教材を本記事の最後におすすめします。
スーパーエルマーの公式サイトを見ると、TOEICのスコアアップに関する記述が目立ちます。 筆者はスーパーエルマーを知った当初、てっきりTOEIC対策用の教材と思ってしまった程です。 しかし注意したいのが、スーパーエルマーはTOEIC対策専用の教材ではないという点です。 なぜここまでTOEICについて触れているかというと、スーパーエルマーで習得した本物の英語力の結果であるからです。 リスニングやスピーキングが何となく出来たと自身で感じられても、それらが具体的にどのくらい出来るようになったのかを言葉で表現することは難しいです。 そこで、実際に点数として英語力の成長が数字で見れるTOEICをスーパーエルマーは採用います。口コミや体験談よりも数字の方が説得力がありますよね。 スーパーエルマーでは生の英語を題材にしているので、TOEICの試験用に録音された英語もより理解しやすくなるでしょう。 また、英語の話すスピードも速いためリスニングパートの音声がゆっくり聞こえるようになることも期待できます。 リスニングパートだけでなく、リーディングパートの問題を時間内に全て目を通し解き終わることも可能です。 英語を英語の語順で理解するスキルが身につけば、リスニングとリーディング両方で理解度が上がっているはずなので、TOEICのスコアが伸びるのはある意味当然のことです。 TOEICの点数アップだけが目的の場合は、その他の教材での学習をおすすめします。 アメリカ英語以外に対応するリスニング力(TOEICのリスニング問題はアメリカ英語以外でも出題されるため)や、TOEIC特有の語彙力、TOEICの解き方などの習得はスーパーエルマーだけでは難しいです。
スーパーエルマーの注意点としては、トピックの古さとCDの枚数が挙げられます。 VOAで実際に放映されたニュースを素材としていますが、スーパーエルマーVOAコースのトピックはほとんどが2005年のものでした。(筆者調べ) 15年も前の内容になるため、話題性に欠けるニュースなども含まれています。 最新のトピックで時事力もつけながら学習を進めたい人には不向きと言えます。 追記(2020年1月):CBSコースは2019年2月に内容がリニューアルされ、2018年に取り上げられたニュースが題材となっているようですが、VOAコースのリニューアルはまだなされていません。 また、スーパーエルマーには19枚の音声CDがあるため、音楽プレイヤーに取り込むのが少々大変でしょう。 この解決策としてオンライン学習サイトがあるため、こちらを有効活用すれば問題なさそうです。 そして、筆者が気になった点に日本語ナレーターの口調があります(笑) レクチャー音声のナレーターが日本人男性の声なのですが、優しい語尾「〜ねえ」が連発されるため若干気になりました。 眠たくなるというか、なんだか不思議な気持ちになります。
スーパーエルマーはリスニング力向上のための英会話教材で、スピーキングに関してはそこまで力を入れていない印象を受けます。 音読やリピーティングなどのトレーニングで多少の効果は期待できますが、スーパーエルマーだけの学習でスピーキング力を伸ばすことは難しいと筆者は感じます。 応用言語学第二言語習得論の観点では、スピーキングは3つのステップ「概念化」→「文章化」→「音声化」で成り立っています。 「概念化」とは、日本語で自分が言いたいことを明確にすることを指します。最初から英訳しやすい日本語で概念化できるようになると上級者です。 「文章化」とは、「概念化」において自身がまとめた発言内容に対して正しい文法と単語を組み合わせて文章を作成することを指します。 「音声化」とは、英語を正しく発音することです。 スーパーエルマーの学習では実際に英語を声に出す音読やリピーティングなどのトレーニングが含まれているため、「音声化」の強化は期待できます。 しかし、「概念化」と「文章化」の強化に関してはスーパーエルマーだけでは不十分です。 「概念化」に関してはスーパーエルマーだけに限らず全ての英会話教材に共通して言えることなのですが、ここは自分が言いたいことを考えるステップなので自身で行う以外鍛えることは難しいです。 「文章化」には単語・文法・例文の知識の強化とそれらを使った英作文トレーニングが必要になります。 スーパーエルマーでは自ら英語の文章を組み立てるようなトレーニングはありません。 これらの能力を向上させるためにおすすめの英会話教材は本記事の最後で紹介していきます。
以前から、色々なリスニング教材を使っていましたが、この教材は一番良いと思いました。英語の文章の後に日本語訳が流れる教材がほとんどですが、この教材は英語のセンテンスごとに日本語訳のセンテンスが流れます。文章ごと理解しようとするよりも、センテンスごと理解する方がはるかに楽ですし、本当の意味で英語の理解が出来てくると感じました。 このコースが終了したら、次のコースもやってみようと思います。
商品到着後、教材使用前にレビューを書くよりもしばらく使用してからと思い、1ヶ月半使用してから書いています。 この教材の学習理論に納得して、購入。毎日の通勤で学習しています。 効果のほどは、まだ1ヶ月半しか(も?)経っていないので、なんとなくしかですが、確かに少しは聞き取れるようになったと思います。 ただ、まだまだ継続期間が短く、最低でも3ヶ月はやらないと効果は出てこないと思っているので、その後の効果がどうかは期待しているところではあります。 というのも、「継続できる内容」という点が飽きっぽい私にとって重要な要素であり、この教材の内容(各コンテンツの話しの内容)であれば、引き続き継続できると思っています。 引き続き頑張ります!!
英語のやり直しとして始めました。 私よりも主人のほうが気に入ったようで、車の中で毎日聞いているようです。 昔からある教材ということは知っていましたが、こんなに良いものとは思いませんでした。 一生懸命やって元を取ろうと思います。
英語のリスニング力を強化するための教材を探していました。電車の中など、ちょっとした時間を有効利用して聞けそうなので、これを選びました。 Study Guideがとても詳細に記述されています。このCDをまじめに勉強すればリスニング力もアップしそうです。
教材とても早く届きました。CDのうち1枚は今後の学習を進める上でのポイントと特性を解説しています。 冊子の方も英文、訳文、センテンスごとの解説があるので、辞書をひく手間が省けて良いと思いました。 サイズもA5サイズで大きすぎず、厚みもそんないないのでかさばらず助かります。 学生時代ならばまめに英訳調べられたけれど勤めるようになると通勤時間しか英語の勉強時間がないので、リスニング伸ばすためにもCD頑張って聞きます。
英語を英語のまま理解する力をつける学習方法でリスニングやリーディングが出来るようになる人が多いようです。 またとても丁寧なテキストの作りも高評価のようです。持ち運び便利な教材で移動中などの学習もスムーズに進みます。
現時点で低評価な口コミは確認できませんでした。
いかがでしたか? スーパーエルマー(VOAコース)は中学レベルの英語がしっかり理解できており、主にリスニング力を鍛えたい人におすすめな英会話教材です。 英語を英語の語順のまま理解するクセをつける学習方法「SIM同時通訳方式」で、ネイティブ思考法(英語を聴き終わると同時に理解も出来ている状態)を身につけることができます。 報酬金制度や学習無料相談などモチベーション維持のためのサポートが整っている教材ですので、英語独学者でも継続して学習することができます。
スーパーエルマーはこんな人におすすめ!
スーパーエルマー以外のおすすめ英会話教材を紹介していきたいと思います。 題材がよりバラエティーの富む英会話教材や上級者におすすめできる英会話教材も存在しますので、紹介していきます。 本記事では、スーパーエルマーとは違う特徴を持ったおすすめの英会話教材を3つご紹介したいと思います。 英会話教材29商品全部のレビュー記事は下記になります↓
1000時間ヒアリングマラソンはスーパーエルマーと同様通信タイプの英会話教材です。 英語が大好きな人にはタマラナイ、英語の専門雑誌のような英会話教材です! 英語専門家である日本人編集者が日本人向けに制作している教材で、学習コンテンツが多岐に渡る点がとっても魅力的です。 例えば、二重母音聞き取りのための穴埋めや「映像化」のための英語スケッチング、映画のシーンで生の英語に対応できる耳作りなどがあり、様々な角度から英語の知識を深めることができます。 通信教材ならではの作りで時事問題なども多く取り上げられており、英語学習以上に内容が教養に繋がる点もおすすめポイントです。 ビジネスやニュースなどが題材になっていることが多いため、ビジネスパーソンに超おすすめです。 1000時間ヒアリングマラソンの英語レベルがかなり高いので、大学受験英語のレベルがあった方が好ましいでしょう。 英語の基礎がないと辞書で調べることが多すぎて、学習を継続するモチベーションを保つのが難しいかもしれません。英語学習初心者の方は、最低でも中学英語の単語と文法を固めてから1000時間ヒアリングマラソンにチャレンジするとよいと思います。 時事問題やビジネスの話題が中心なので、簡単な挨拶や自己紹介、トラベル英語を学びたい、という人には向いていませんのでご注意を。 今回20種類近くの英会話教材をレビューしましたが、1000時間ヒアリングマラソンの教材のクオリティーが最も高く感動しました!筆者も申し込もうと考えております!
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PRIME ENGLISH(プライムイングリッシュ)の1つ目の特徴は、レベルの高いネイティブ英語が学べる点です。 「What's up?」「Yeah.」「No way!」など学校では習わない生の英語表現がたくさん登場します。 音声CDの会話のスピードもセンター試験やTOEICのリスニングの問題よりも断然速く、本当のネイティブのスピードとなっています。 シェアハウスやバーなどのストーリー設定が今どきでリアルなのも他の英会話教材にはない魅力です。 2つ目の特徴は、スピーキングに力を入れている点です。 よくある「聴くだけで〜」的な学習方法は一切謳っていません。「楽に英語学習すること」ではなく「英会話ができるようになる」ための教材です。 スピーキング練習に取り組みやすいように、発音のカタカナ表記と音声変化表記を取り入れています。 前職で英語をコーチングしていた際に、「英語の発音のカタカナ表記が助かる!」とおっしゃっていた生徒が本当に多かったです。(発音記号をマスターしてる人は逆に分かりづらいかもです) ネイティブの発音に極めて近いカタカナ表記なので、いわゆる「カタカナ英語」のような発音になる心配はありません! レベルが高い分、英語学習初心者の方には難しく感じるかもしれません。 難易度が高い文法やイディオムが出てきますが、細かい解説がない箇所もあります。 中学英語レベルの文法がチンプンカンプンという人はまず基礎的な文法は押さえから、PRIME ENGLISH(プライムイングリッシュ)にチャレンジするとよいでしょう。
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筆者はこの記事を作成するにあたり約20種類の英会話教材を検証しましたが、その中でもNative English(ネイティブイングリッシュ)はダントツでおすすめです!迷ったらコレ! Native English(ネイティブイングリッシュ)がなぜ一番おすすめかといえば、ズバリ、教材コンテツのクオリティーの高さです。 基本的な挨拶からはじまり、自己紹介、天気、頼みごと、電話、日本文化、カフェ、ホテル、レストラン、空港など様々なシチュエーションの英会話が紹介されています。 そして、それぞれの英会話で重要フレーズの解説がされています。これがとにかく便利!英会話ではフレーズを理解し暗記することがとても重要です。なぜなら重要フレーズを覚えてしまえば、あとは名詞や動詞を入れ替えるだけであらゆる場面で応用が利くからです。Native English(ネイティブイングリッシュ)のコンテンツの網羅性と質の高さは、他社の教材と比較して群を抜いています。 一つだけ注意点を挙げるならば、Native English(ネイティブイングリッシュ)の公式ホームページでは『「聞くだけ」で英語が自分の言葉になります』と書いてあるのですが、教材の中では「(スピーキング力向上のために)声を出す」ことを推奨しています。宣伝文句と教材内容に多少の違いがあります。スピーキング能力を上げるには、①話したい内容を日本語で明確にする、②その日本語を英訳する、③その英訳を音声化する、の3つが大切です。この「音声化」強化のために、声に出して英語の発音やイントネーションに慣れる作業は必須です。
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英会話教材は「聞く力」と「話す力」を伸ばすことに重点を置いており、文法の習得を目的としていません。 英文法に自信のない方は、英文法の参考書を併用することをおすすめします。 筆者が実際に使ってみておすすめな英文法書を3冊ご紹介いたします。
こちらは中学3年間の英文法をたった30日間で復習するために作られた英文法参考書です。 今後の発展的な英語学習に生かす土台をつくりあげることが可能です。 インプットとアウトプットの量が同じくらいに設定されており、他の英文法参考書と比べてアウトプットの比重が大きいのが特徴です。 具体的には「前回レッスンの復習問題」と「その日に学んだメインレッスン演習」の2つがあり、空欄を埋めるなどの簡単な復習ができます。 英語自体は中学レベルですが、日本語の説明が論理的かつ長めです。 論理的に英文法を学習&復習したい人向けです。 筆者が英語コーチングスクールで教えていた際は、この教材が苦手だという女性生徒さんが多かった一方で、男性生徒さんには人気でした。
こちらも中学英語文法を一冊にまとめた英文法参考書です。 本当に基礎の基礎だけをまとめたもので、英文法の難易度はMr. Evineよりも低いです。 説明も短めでイラストが多く、Mr. Evine よりも読みやすいものになっています。 演習問題もありますが、そちらもコンパクトに作られています。 感覚的に英語を学習したい方におすすめです。 英語コーチングスクールでは女性生徒さんに大変人気でした。
「一億人の英文法」は、スピーキングのための英文法書で、英会話を学んでいる方にピッタリな一冊です。 こちらの参考書は、上記の2冊よりもかなりレベルの高く、TOEIC対策にもおすすめです。 「社会人がどの英文法書を買うべきか迷ったら、これ!」です。 著者の大西泰斗先生は英単語のイメージ解説で有名な方です。NHKのラジオ英会話にも出演されています。 本書でも動詞や助動詞の持つニュアンスをイラスト付きでわかりやすく解説してくれています。 「Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル」と「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」はどちらも基礎的な英文法の参考書ですので、初級者の方は自分のタイプに合うどちらか一方を購入されればよいかと思います。 ワンラック上の文法力を目指すなら「一億人の英文法」です。 まずは「Mr. Evine の中学英文法を修了するドリル」か「中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。」で基礎を固めた後に、より高度な英文法を会得するために購入するのもアリです。