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「ターム」の意味と使い方、語源の英語、類語「スパン」との違いを例文つきで解説

「ターム」は「期間」と「専門用語」という2つの意味があるカタカナ語。語源である英語「term」の語源は、「境界線。限界。終わり」を意味するラテン語「terminus」。「終わり」の意から「終わりが決まってる」=「期間」、「限界」の意から「限られた意味で使われる言葉」=「専門用語」という意味が生まれた。

「ターム」とは

「ターム」の意味は「期間」「専門用語」

「ターム」には2つの意味があります。

  1. 期間。期限
  2. 専門用語。学術用語。テクニカルタームのこと
です。

「ターム」の語源は英語「term」

「ターム」の語源は英語「term」です。 英語「term」の語源は、「境界線。限界。終わり」を意味するラテン語「terminus」です。 「終わり」の意から「終わりが決まっている」=「期間」という意味が生まれました。 「限界」の意から「限られた意味で使われる言葉」=「専門用語」という意味が生まれました。 「ターム」は「期間」と「専門用語」という全く異なる2つの意味をもつカタカナ語ですが、もともとは一つの意味であったことがわかります。

「ターム」は沖縄では「タイモ(田芋)」を指すことも

「ターム」は沖縄で「タイモ(田芋)」のことを表します。 他にも「ターンム」「ターマーム」などと言うこともあります。 タイモとは、水田で栽培されるサトイモのことで「ミズイモ(水芋)」と呼ばれることもあります。 水中で栽培することからネズミやモグラに食べられてしまうこともなく、また台風にも強いことから非常食としても重宝されています。

「ターム」の使い方と例文

ビジネスシーンでは「期間」の意で使う

「ターム」はビジネスシーンにおいてもよく使われています。 この場合は「期間」を指します。 「ビジネスターム」と言われることもあり、プロジェクトや取引を行う期間を指します。 ビジネスシーンで期間には「短期」「中期(中長期)」「長期」があります。 だいたい半年〜1年が「短期」となり「ショートターム」と言われます。 3年ほどが「中期(中長期)」となり、「ミディアムターム(ミディアムアンドロングターム)」と言われます。 そして5年ほどが「長期」となり「ロングターム」となります。 特に「ロングターム」は多く使われているのではないでしょうか。

教育現場では「学期」の意で使う

教育現場における「ターム」は「学期」という意味になります。 例えば4学期制であれば「4ターム制」などと言います。 また塾などでは「授業の1コマ」を「1ターム」ということがあります。 「1ターム90分」とした場合は、1回の授業時間が90分であることを表しています。 さらに夏期講習・冬期講習・集中講座など短期間で集中的に授業を行う場合も「ターム」ということがあります。

産科では「満期出産」の意で使う

「産科」でも「term」が使われることがあり、これは「満期出産」のことを表します。 「満期出産」とは慣用的妊娠継続期間で測り、37週を経たあとの分娩のことを表します。 英語では term birth:満期出産 term birth newborn:満期産新生児 term birth female newborn:満期出産女子新生児 などと使われています。

貿易では「条約条項」

「Trade Terms Clause」で「貿易条約条項」のことです。 貿易条件とは、FOB、CIFなど費用負担がどこまでの範囲かを取り決めたものです。 「Terms Clause」で「契約期間条項」となります。 契約当事者間の契約期間を定めた条項を指します。

IT業界では「試用期間」

IT業界では「トライアルターム(trial term)」という文言で使います。 「トライアルターム」とは「試用期間」のことで、新規システムを仮運用し、問題点を洗い出す期間を指します。 試験運用することを「βテスト(ベータテスト)」といいます。

「ターム」の類語との違い

「スパン」は期間

「スパン」は期間のことで「時間的な幅」を表します。 「スパンが長い」「長いスパン」などと使います。 「ターム」も「期間」を表しますが「所定の時間」を意味するのに対して、「スパン」は「物事が及ぶ時間の長さ」を意味します。「ターム」はあらかじめ決められている時間に対して使います。

「ターン」は回転、各人の番

「ターン」の意味は「回転すること」です。 向きを変えることを表します。 また「回る」という意味以外にも「各人の番」という意味があります。 主に複数にて行うゲームで使われ、「Aさんのターンだよ」「次はBさんのターン」などと使います。 これは「ターム」と似ているが、「期間」という意味ではありません。

「フェーズ」は段階、局面

「フェーズ」の意味は「段階、局面、時期」となります。 ビジネスシーンにおける「フェーズ」は「変化する過程の一区切り」というニュアンスで使われます。 フェーズ1、フェーズ2…と使い「段階1」「段階2」と使います。 比較的長期間な期間である「フェーズ」を「第一フェーズ」「第二フェーズ」などと設定し各フェーズで目標(具体的なものから抽象的なものまで)を立てることで、プロジェクトの大枠をチーム全体で見失わずに日々の業務を効率的に対処することが可能です。

ビジネスシーンにおける「フェーズ」の意味と使い方は何?

WURK

「ピリオド」は任期、契約期間

「ピリオド」も「期間」を表しますが、公式に定められた期間に対して使います。 そのため「任期」や「契約期間」に対して使われることが多いです。 スポーツにおいては試合での一区切りの時間を「ピリオド」と使うこともあります。 他にも「レイタンシーピリオド」とすればウイルスの潜伏期間を表します。 また「時代」といった意味でも使われます。

「ターム」を含む言葉

「テクニカルターム」は「専門用語」

「テクニカルターム」とは「専門用語」という意味です。 どの専門であるか、といった意味はなくそれぞれの分野の専門用語のことを指します。 「テクニカルタームが多い資料」となれば「専門用語が多い資料」となります。

「タームシート」は契約内容が簡潔に記述された表

「タームシート」は契約対象、契約方式、契約期間など契約について簡潔に記述された表のことを指します。 ライセンス契約の内容を、項目ごとにまとめられているものです。 主に契約交渉をする際に、資料として用いられる事が多くなっています。

「トライアルターム」は「試用期間」

「トライアルターム」は「試用期間」のことです。 IT用語として使われる言葉で、シェアウェアソフトを継続して使うかどうか判断するための試用期間を指します。 この試用期間で仮運用をして問題点を探し出したり、相性を確認したりします。 「トライアル」とは試しにやってみることです。 競技においては競技者に許される試技のことを指したり、予選を指すこともあります。

「ターム」を含む金融用語

「タームローン」は1年以上の貸付のこと

「タームローン」は、融資期間が1年以上なる貸付のことです。 この際に借入金額や金利、返済条件などを記載した金銭消費賃借契約書を交わします。 主に契約時に貸付が実行されます。 ただコミットメント型タームローンであれば、上限金額と貸出期間を定めることで数回に分けて貸付が実行されます。

「支払いターム」は猶予期間

「支払いターム」は取引料金の締日から支払日までの猶予期間のことを指します。 また「支払いサイト」と呼ばれています。

「ターム契約」「ターム取引」は一定数量の原油を毎月購入する長期契約

「ターム契約」「ターム取引」は原油の購入で用いられる用語です。 これは、一定数量の原油を毎月購入する現物の長期契約のことです。 主に数ヶ月から1年間程度の契約や取引のことを指します。 ちなみに、1回限りで3ヶ月程度の短期契約のことは「スポット取引」と言います。

「ターム物金利」は決済日を自由に設定できる資金賃借取引

「ターム物金利」は、コール市場で決済日を自由に設定できる資金賃借取引のことです。 2営業日以上を期日とします。 また「ターム物資産担保証券貸出制度」という言葉もあります。 これはリーマンショック後の信用収縮が深刻化した際に、米連邦準備制度理事会(FRB)が緩和するために打ち出した制度です。 住宅ローンや自動車ローンなど期限(ターム)のある資産が元となった証券を担保としてFRBが融資を行う制度です。

「タームプレミアム」は期間の長さにともなう上乗せ金利

「タームプレミアム」は期間の長さにともなう上乗せ金利のことです。 「期間プレミアム」とも言われています。 これは同期間で短期債を連続して購入をする代わりに、期間の長い債券を保有する場合に価格変動や流動性のリスクが高まる分を投資家が求める上乗せ金利です。

「ターム」を使った固有名詞

「タームガードシステム」はシロアリ駆除システム

「タームガードシステム」は「シロアリ駆除システム」のことです。 オーストラリアで誕生したもので、新築時にパイプを設置して薬剤を継続的に注入することで確実に防除してくれるシステムです。 5年というサイクルで防蟻薬剤を注入することから「ターム」が使われています。

「ターム水溶剤」は農薬

「ターム水溶剤」は農薬のことです。 主に柑橘系の摘果に効果があります。 ハウスみかんの夏秋梢の発芽を抑制する効果があるため、高品質の生産や安定した生産をすることが出来ます。 樹木の生育状態には影響が少ないため、何年も継続して使うことが出来ます。

「タームス」は交通事故自動記録装置

「タームス」は交通事故自動記録装置のことです。 TAAMSと書いてタームスと読みます。 これは「Traffic Accident Auto Memory System」の頭文字を取ったものです。 交通事故発生時の衝突音やブレーキ音を完治して、その前後の映像を自動で記録する装置です。

「ターム」の類似表現

「タム」はソ連の理論物理学

ソ連の理論物理学に「イーゴリ・エヴゲーニエヴィチ・タム」がいます。 1953年にチェレンコフ効果の発見をし、その解釈の功績によってノーベル物理学賞を受賞しました。 他にも1967年にはロモノーソフ金メダルを受賞しています。 また、「田村さん」のあだ名が「タム」の場合も結構あります。

「タムタム」は楽器

タムタムは大型の打楽器のひとつです。 金属で作られた丸い皿型のもので、体鳴楽器でもあるゴングの仲間に分類されています。 ドラムセットに複数用いられ、音程はスネアよりも低くバスドラムよりも高い範囲です。 また脚のついた床置き式のものは「フロアタム」と呼ばれています。 ちなみに「トムトム」という太鼓の一種があり、混用されやすいため気を付けましょう。

「ダーム」は女性の敬称

「ダーム」または「デイム」(dame)は英語における女性の敬称のひとつです。 主に騎士団でナイトに相当する叙勲を受けた女性に対して使われています。

「ダム」は大規模な堤防

「ダム」は川などの水を大規模な堤防です。 発電や貯水、水量調節のために作られているものです。 コンクリートや岩石などによって築かれた人工物で、大規模なダムで川をせき止められると上流側にはダム湖(人工の湖)が作られます。 ちなみに、人間以外にダムを創造する動物がいるのですがご存知ですか? それはビーバーです。本能的な行動で、泥や枯れ枝を材料にして川を横断するように作ります。

まとめ

「ターム」は「期間」と「専門用語」の2つの意味があるカタカナ語です。 語源は英語「term」で同じく2つの意味があります。

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