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「ディール」の意味と語源とは?ビジネス・金融・M&Aでの使い方、類語を解説

「ディール」の意味は「取引」です。物品の売買を行ったり、互いが利益を得られるような契約を結ぶことを「ディール」といいます。今回は「ディール」について解説します。「ディール」のビジネスでの使い方や「ディールに似た言葉」を紹介しますので是非参考にしてください。

「ディール」とは

「ディール」の意味は「取引」

「ディール」の原義は「ビジネスにおける契約」です。 そこから転じて、契約が発生する「取引」「売買」「商談」などの意味でも使うようになりました。 物品の売買をだけではなく、社員契約を結ぶことやオフィスを利用することなど、商いにおいて契約が発生することはすべて「ディール」と言い表すことができます。

「ディール」の語源は英語の「deal」

「ディール」の語源は英語の「deal」です。 「deal」の意味は上記で紹介した「ディール」と同じです。 日本で使う「ディール」は、英語「deal」の意味をほぼそのまま引き継いだものです。 しかし、英語「deal」特有の使い方は数多く存在します。 例えば、「Deal!」と単体で使うと商談において「決まり!」という意味です。 ここから転じて日常会話でも「決まり!」という意味で使います。 また「It's not a big deal.」だと「大したことない」という意味になったりもします。 英語のウェブサイトでは「deals」の形で「値下げ商品」という意味で使ったりもします。 「deal with」の形だと動詞で「〜を対処する」という意味です。 その他にも「deal with」には多くの意味があるので、気になる方は下記の記事を参考にしてみてください。

「対処する」だけじゃない!「deal with」の5つ意味と使い方

WURK

「ディール」のビジネスでの使い方

「ディール」は金融用語

「ディール」は金融用語で「取引をする」という意味で使用します。 銀行や信託銀行で顧客から注文を受けて預かった債権や株、為替などを販売をして利益を出すなど、顧客の資産の販売取引をすることを「ディール」といいます。 また、この取引をする人を「ディーラー」といいます。 外国為替を取り扱うのであれば「外国為替ディーラー」、債権なら「ボンドディーラー」、外貨なら「マネーディーラー」といわれます。

「ディール」はM&Aの準備段階から成約までに至る一連の取引過程

M&Aでは、「M&Aの準備段階から成約までに至る一連の取引過程」を「ディール」といいます。 「M&A」とは、「Mergers(合併)and Acquisitions(買収)」の略です。 ビジネスの売買や、複数のビジネスを一つに合併することを総称して「M&A」といいます。 ビジネスの売買や、合併するときの契約成立に至るまでのプロセスが「ディール」です。 「M&A」の交渉開始前の検討している段階や、交渉するための準備段階は「プレディール」といいます。 契約締結後の企業統合段階は「ポストディール」といわれます。 「ディールサイズ」とは、取引の金額規模を現す言葉です。 取引金額が大きい場合は「メガディール」といわれます。

「ディール」は政治でもよく使用される

政治の世界でも「ディール」とついた用語があります。 政治の世界では「取引」の他にも「取り決め」「契約」という意味で使用されます。 「ディール外交」の意味は、「取引外交」です。 「取引外交」とは、ある問題で譲歩する代わりに別の問題で妥協・協力を求める外交手法で、特に自国の経済的利益を優先する米トランプ政権の商法取引的な外交姿勢のことをいいます。 アメリカ合衆国のトランプ前大統領は、実業家として大きな取引を成立させてきた経験から自らを「偉大なるディールメーカー」と呼び「自分であれば、米国を偉大な国にできる」と発言をするなど、「ディール」という言葉をよく口にしていました。 「欧州グリーンディール」とは、欧州で取り組んでいる環境問題対策の一つです。 この場合の「ディール」は「取り決め」という意味です。 しががって、「欧州グリーンディール」は、「環境問題対策の取り決め」という意味になります。 「欧州グリーンディール」は、温室効果ガスの排出を2050年までに実質となる「気候中立」を目指し、動植物の生息環境を守ろうという取り組みです。 「 ニューディール政策」は、1933年にローズヴェルト大統領が世界恐慌からの脱却を目指すために行った経済政策のことです。

「ディール」はパセリに似た野菜でもある

「ディール」は野菜の名前でもあります。 「ディール」はセリ科で甘みのある爽やかな香りが特徴の「ハーブ」です。 パセリに似た野菜で、「ディル」ともいわれます。 マリネやスモークサーモンなど魚料理によく使われるため「魚のハーブ」と呼ばれることもあります。

「ディール」はカジノ用語でもある

「ディール」はカジノ用語でもあります。 カジノ用語の「ディール」は「カードを配る」という意味で使用されます。 ポーカーなどトランプゲームをする場合に使用される用語です。 カードを配る人を「ディーラー」といいます。

「ディール」の類語

トレード

「ディール」の類語には「トレード」があります。 「トレード」は英語「trade」が由来です。 「トレード」の意味は、「売買の取引をすること」です。 「貿易」「物々交換」という意味でも使います。 転じて、スポーツ業界では「選手の交換・移籍を行うこと」を指します。

トランザクション

「ディール」の類語には「トランザクション」もあります。 「トランザクション」は英語「transaction」が由来です。 「トランザクション」の意味は「商取引。売買」です。 コンピュータ用語としては、情報システムにおける業務に存在する不可分な処理も指しますが、一貫した意味合いはありません。

「ディール」の似た言葉

「ティール 」は色

「ティール」は色の名前です。 「ティール」は英語で「コガモ」または「マガモ」のことです。 日本語でいう「鴨」のことで、「ティール」は「鴨の羽色(かものはいろ)」といいます。 マガモの頭から首にかけての色から「鴨の羽色」といわれるようになりました。 わかりやすくいうと「青緑色」です。 緑がかったものを「ティールグリーン」、青みがかったものを「ティールブルー」といいます。

「デール」はディズニーのキャラクター

「デール」はディズニーのキャラクターです。 「チップ&デール」というシマリスのキャラクターの一匹が「デール」、もう一匹は「チップ」です。 ちなみに「デール」は歯が二本でていて、鼻が赤いほうです。 「チップ」は歯が一本、鼻は黒いです。

「リール」はインスタの機能

「リール」は、2020年に生まれたインスタグラムの新しい動画ツールです。 「リール」には以下のような機能・特徴があります。

  • スマホ全画面表示の動画
  • 最大30秒の短い動画の作成・共有ができる
  • ARカメラエフェクトやBGMなど最新クリエイティブツールを使える
  • テキストやスタンプを使った編集ができる
  • アプリ上で動画撮影ができる
  • スマホに保存してある動画の投稿も可能
  • TikTokと似ている
  • 発見タブ内でも表示されるため、ユーザーから見つけてもらいやすい

ストーリーによく似た機能ですが、Tik Tokのような機能が楽しめたり、フォロワー以外のユーザーに見てもらえる可能性があるというのがリールの利点のようです。

インスタグラムの「リール」とは?使い方・見方・「ストーリー」との違いを解説

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