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「ステートメント」の意味と語源、ビジネスでの使い方、類語を例文つきで解説

「ステートメント」の意味は「声明。声明書。」です。公的に自己の立場や見解を明らかにした意見、声明や意見書や声明書を「ステートメント」といいます。今回は「ステートメント」の意味や使い方、類語を紹介しますので是非参考にしてください。

「ステートメント」とは

「ステートメント」の意味は「声明」

「ステートメント」の意味は「声明。声明書」です。 公的に自己の立場や見解を明らかにした意見、声明や意見書や声明書を「ステートメント」といいます。 調書や弁明書など訳される場合もあります。

「ステートメント」の語源は英語「statement」

「ステートメント」は英語「statement」が由来です。 「statement」は、動詞「state」の名詞形です。 「state」は「述べる」という意味なので、「statement」の原義は「述べること」です。 「陳述」「声明」「供述」などと訳されることが多いです。 「ステートメント」は意味が広く、使う場面によって様々なニュアンスを持ちます。

「ステートメント」の使い方

政治・外交では「公式な声明」

政治・外交では、「政府が他国に向けてだす公式な声明」のことを「ステートメント」といいます。 国家の対外政策の基本を表明する場合や、当面対外問題について自国の態度を表明する場合にもステートメントを行います。 外交の「ステートメント」は、国際的合意を前提にするものではありませんが、政府のステートメントは、その内容について対外的には政治責任があり、軽々しく変更することができません。 また、国家の正式代表が外国との同意を得て、教導で声明する「ジョイントステートメント」というものもあります。

ITではプログラミング用語として使われる

ITではプログラミング用語として使われます。 プログラミング用語の「ステートメント」は、コンピュータのプログラムに組み込まれている命令・指示のことです。 使用者がコンピュータにさせたい動作を命令する「命令文」をステートメントといいますが、プログラミング言語には、C言語やJava、vbaなど様々な種類があり、それぞれステートメントの意味するものや書き方も異なります。 ステートメント(命令文)のうち、テストを実地した割合を「ステートメントガバレッジ」といいます。

ビジネスでは「ミッション・ステートメント」の形で

ビジネスでは「ミッション・ステートメント」の形で使用されます。 「ミッション・ステートメント」とは、「企業理念」のことです。 企業が何を目的として存在しているのかをはっきりと社内や社外に表明することを「ミッション・ステートメント」といいます。 また、「ビジョン・ステートメント」「ブランド・ステートメント」という形で使用することもあります。 「ビジョンステートメント」は、「ミッション・ステートメント」で表明している企業全体の目的をどのように果たしていくのかといった目標を明確にしたものです。 社員全員で将来像や目標を共有し、一丸となって行動していくために重要な役割を果たします。 「ブランド・ステートメント」は、企業のブランドが掲げる理念や使命を簡潔な文で表したものです。 「ミッションステートメント」に近いですが、ミッションステートメントは企業が「どのようにあるべきか」を表明したものです。 「ブランド・ステートメント」は、ブランドが消費者に何を提供するかを表明し約束するものです。

ファッションでは「個性を主張すること」

ファッション用語の「ステートメント」は「個性を主張すること」です。

  • ステートメントジュエリー
  • ステートメントTシャツ
  • ステートメントバッグ

など、個性をアピールするファッションアイテムを「ステートメント」といいます。

銀行では「口座収支報告」

銀行において「ステートメント」は「口座収支報告」のことです。 その月の取引履歴や、口座残高が記載された口座収支報告を「ステートメント」といいます。 銀行によっては「資産管理レポート」とよんでいることもあります。

アートでは「コンセプトの概要」

アートでは、作品に共通したコンセプトの概要のことを「ステートメント」といいます。 アートにおける「ステートメント」は「アーティスト・ステートメント」といわれることもあります。 ステートメントは、どんな作品を作る作家なのかを示す作家の紹介文になり、ポートフォリオなどに掲載される重要なものです。

「コンセプト」の意味と使い方、類語「テーマ、概要」との違い、英語表現

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プライバシー・ステートメント

「プライバシー・ステートメント」とは、事業者が個人情報保護を推進する上での考え方や方針のことです。 例えばアンケートに答えてもらうときなど、顧客に個人情報を記入してもらったときに、個人情報を目的以外に使用しないことを示した声明を「プライバシー・ステートメント」といいます。

ステートメントオブワーク

「ステートメントオブワーク」は、作業範囲を記述した明細のことです。 組織がかかわる仕事をするときに、関係者間でその仕事の目標や範囲、成果物、参加メンバーの役割権限などと記した明細書を「ステートメントオブワーク」といいます。 英語で書くと「statement of work」で、略して「SOW」と言われることもあります。

「ステートメント」の類語・言い換え

政治では「コミュニケ」「メッセージ」

政治での「ステートメント」は、「コミュニケ」「メッセージ」が類語になります。 「コミュニケ」とは、外交交渉の経過・結果を示す公式声明書のことです。 「メッセージ」は「伝言。ことづて」という意味で使用されることが多いですが、「声明・声明書」という意味もあります。 「メッセージ」は「ステートメント」の原義に近く、政治以外でも幅広く使うことができます。

ビジネスでは「コンセプト」「テーマ」

ビジネスにおける「ステートメント」の類語は「コンセプト」「テーマ」です。 「コンセプト」の意味は「特定の物事に対する統一的かつ基本的な考え方や視点」 もっと簡単にいってしまえば、「コンセプト」=「一貫した考え」です。 「コンセプト」という言葉は主に、広告・企画・新商品・マーケティングなどに対して使われます。 「テーマ」は、芸術作品において作者が主に伝えようとしていること、つまり「主題」を指します。 芸術作品の中理となる思想内容を「テーマ」といい、映画や絵画などに対して使う言葉です。 例えば、「映画『タイタニック』のテーマは『叶わぬ恋』です。

「コンセプト」と「テーマ」の意味の違いと使い分け

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ITでは「コマンド」

ITにおける「ステートメント」の類語は「コマンド」です。 「コマンド」は、「命令。指令。」です。 とくにコンピューターで特定の処理の実行を指示する信号や命令を「コマンド」といいます。 「ステートメント」はプログラムに指令をだす「命令文」のことなので、「コマンド」が類語になるといえます。

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