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「コンセプト」と「テーマ」の意味の違いと使い分け

「コンセプト」と「テーマ」は、「商品のテーマは○○です」や「商品のコンセプトは○○です」というよに、同じような使われ方をする言葉ですが、異なるニュアンスのある言葉であるということをご存知ですか?今回は、「コンセプト」と「テーマ」の違いについて紹介しますので参考にしてください。

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「コンセプト」と「テーマ」の違い

「コンセプト」・・・概念。商品企画などの基本的かつ統一的な考え方や視点。 「テーマ」・・・主題。芸術作品などの中心となる思想内容

「コンセプト」と「テーマ」はどちらも語源が英語で、和訳はそれぞれ「概念」と「主題」です 「概念」と「主題」・・・日本語で見ても、すぐに違いがわかりませんよね。 それもそのはずで、「コンセプト」と「テーマ」というのはそもそも全く違う場面で使う言葉です。 どちらか一方が抽象度が高くもう一方を意味的に内包する、といった性質の言葉ではありません。 どちらも別々の意味をもつ熟語です。 「コンセプト」は主に商品企画などで使うマーケティング用語です。 「コンセプト」をより簡単にいってしまうと「企画の枠組み」です。 例えば、「ハワイがコンセプトのレストラン」ならば、「外装からインテリア、メニュー、店員の服装まで南国やサーフィンと関連付けられているレストラン」のことを指します。 この際、「ハワイがテーマのレストラン」とは本来言いません。 もちろん意味は通じますが、「テーマ」は「企画に対する統一的な考え方」という意味では使いませんので厳密には誤用です。 「テーマ」は、映画や絵画など芸術作品に対して使う言葉です。 「テーマ」は、芸術作品において作者が主に伝えようとしていること、つまり「主題」を指します。 例えば、「映画『タイタニック』のテーマは『叶わぬ恋』だ」ということができます。 タイタニックの作者が主に伝えたいことは、身分不相応の男女の恋愛が叶わぬ悲しい現実です。 では、「タイタニック」のコンセプトは何なのか?といえば、それはたくさんあると思います。 「男女の儚い恋愛模様」「実話を題材にする」「船が海上で沈没してしまう」「主演はレオナルド・ディカプリオにしよう」などなど、企画において色々な基本的視点があったはずです。 ちなみに、芸術作品における「コンセプト」つまり「創作の動機となる主要な題材」は「モチーフ」といいます。 「テーマ」という言葉が付き、皆さんに大変馴染みのなる言葉に「テーマパーク」があります。 「テーマパーク」とは、「特定のテーマ(主題)に基づいて、施設・イベント・景観などが総合的に構成され演出されたレジャーランド」のことをいいます。 「テーマパーク」といえば、「東京ディズニーランド」ですよね。 「東京ディズニーランド」は、「ファンタジー、夢、そして魔法を盛り込んだディズニー映画」がコンセプトになっています。 つまり、ディズニーランドの企画の基礎になっているのは、ディズニー映画ということです。 そして、ディズニーランドの中に7つのテーマ(ランド)があります。 上記3つの例のように、「コンセプト」と「テーマ」は全く異なる意味をもつ熟語であり、同じ場面で使えない場合もあれば、同じ場面で使える場合もあります。 同じ場面で使える場合も、どちらか一方が常に上位概念というわけでもありません。 「コンセプト」と「テーマ」はどことなく意味が似ているように感じるのですが、意味が違う言葉なので混同しないように気をつけましょう。

「コンセプト」は「特定の物事に対する統一的かつ基本的な考え方や視点」

「コンセプト」の意味は「特定の物事に対する統一的かつ基本的な考え方や視点」 もっと簡単にいってしまえば、「コンセプト」=「一貫した考え」です。 「コンセプト」という言葉は主に、広告・企画・新商品・マーケティングなどに対して使われます。 新商品やデザイン、広告などを企画するときに、「コンセプト」が具体的なアクションの軸、指針となります。 むしろ「コンセプト」がなければ、そもそも企画することができません。何から手を付ければよいのか分からなくなってしまうからです。 「コンセプト」を決める上で最も重要なのは、「誰に向けて制作するのか」を決めること、つまりターゲティング(ターゲットを絞る)ことです。 また、ターゲットを絞り「コンセプト」を決定することは、制作者だけではなく消費者にとっても重要です。 なぜなら、「コンセプト」が明確ならば、消費者はその商品を消費する前に自分に適しているか否かがすぐにわかるためです。 「コンセプト」を明瞭にすれば、お客様に届きやすくなる(マーケティングの効率が上がる)ということになります。 「コンセプトを●●する」という形では、 ・コンセプトを考える ・コンセプトを思考する ・コンセプトを考案する ・コンセプトを提案する ・コンセプトを具体化する ・コンセプトを具現化する ・コンセプトを構築する ・コンセプトを構成する ・コンセプトを企画する ・コンセプトをデザインする ・コンセプトを言語化する ・コンセプトを決める ・コンセプトを決定する などの言い回しがあります。 「〜をコンセプトに●●する」の形では、 ・〜をコンセプトにする ・〜をコンセプトに決める ・〜をコンセプトに採用する ・〜がコンセプトだ などがあります。

例文 ・幼児でもわかりやすくというのが、この図鑑のコンセプトである。 ・今回の開発のコンセプトは、とにかくシンプルなデザインを作るという点だ。 ・日本らしさを感じてもらうことをコンセプトにした演奏会に出演した。 ・北欧をコンセプトにしたおしゃれなカフェが近くにオープンした。 ・見たことのないデザインをコンセプトに、新しいパッケージの制作をしています。 ・パステルカラーを基調とし、丸みを帯びたデザインなのは、優しさをコンセプトにしているためである。

「テーマ」は「映画や絵画など芸術作品の主題」

「テーマ」は、「映画や絵画など芸術作品の主題」という意味の言葉です。 つまり、「テーマ」は芸術作品において作者が主に伝えたいことを指します。 「テーマ」は「コンセプト」と同じ名詞なので、文法的には上記で紹介した言い回しが使えます。 しかし、「テーマ」と「コンセプト」は全く違う言葉なので混同しないように注意しましょう。

例文 ・この展覧会では、平和をテーマにした様々な作品が展示されている。 ・新作は、愛をテーマにした短編が4作収録予定である。 ・近未来をテーマに、作者が想像する未来像が描かれています。 ・環境汚染をテーマにしている作品だが、子どもにもわかりやすい内容となっている。 ・家族愛について歌われた曲をテーマソングとして起用した。 ・企画をするにはまずテーマを決めなければはじまらない。 「そのコンセプトでいくとテーマから大きく外れていまいますね」

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