「マハロ(Mahalo)」は「ありがとう」を意味するハワイ語です。「アロハ(Aloha)」の次に知っている人も多いのではないでしょうか。今回は「マハロ」の意味、語源、使い方を詳しく解説していきます。
「マハロ」の意味は「ありがとう」です。 ハワイ語「mahalo」のことです。 ネイティブの発音は「たまご」と同じです。 「たまご」と言うように「マハロ」と言ってみましょう。
「マハロ」の元である「mahalo」は3つの言葉が組み合わさって出来ています。
です。 ハワイ語で「ha」は「神の生命・息吹」といった意味を持つとても神聖な言葉であり、「魂」のことを指します。 「mahalo」は「あなたの中に魂が存在しますように」といった意味を持ち「あなたらしく生きられますように」といった思いが込められているんです。 これが「感謝」「称賛」「敬意」といった意味を持つというところから、ハワイ語の素晴らしさが伝わってきますよね。
「マハロ」は日常生活で使います。 日本語で言う「ありがとう」と同じです。 相手に感謝をしたい時に「マハロ」と言います。 またお店の人がお客さんが帰る際に使ったり、飛行機のアナウンスでも最後に「マハロ」と言ったりします。 また映画『バトルシップ』でリアーナが「マハロ、クソッタレ」と言うシーンがあります。 敵を砲撃してぶっ倒すシーンです。今まで戦ってくれてありがとう、という嫌味なのか、砲撃がぶち当たる場所にいてくれてありがとう、という嫌味なのか…どちらにせよここでは皮肉として使われています。
「マハロ・ヌイ・ロア」は日本語に訳すと「どうもありがとうございます」「本当にありがとう」となります。 要するにより丁寧にした言い方です。 「ヌイ(nui)」は「大きな、偉大な」という意味を持ち、「ロア(loa)」は「とても、おおいに」という意味です。 「ヌイ・ロア」は英語で言う「very much」となります。 「メ・カ・マハロ」は「感謝を込めて」「心より愛を込めて」という意味になります。 これはよく手紙などで使われている文言です。 「メ(me)」は「〜と共に、〜のように」という意味であり、「カ(ka)」は定冠詞(英語で言うthe)となります。
「マハロ」の返事つまり「アオレピリキア」はハワイ語で「どういたしまして」となります。(ハワイ人がハワイ語で「どういたしまして」をいうのかは不明ですが) 「アオレ(A'ole)」は否定語であり、「ピリキア(pilikia)」は「問題、困難」といった意味があります。 要するに「問題ない」「大したことではない」といった意味になります。 もしくは英語で「You are welcome」「It's my pleasure」などと返すといいでしょう。 しかし、ハワイでは「ありがとう」に対して「ありがとう」で返すことがとても多くなっています。 例えばお店の人が「買ってくれてありがとう」の気持ちを込めて「マハロ」と言ったら、お客さん側は「楽しい買い物をさせてくれてありがとう」の気持ちを込めて「マハロ」と言います。 店員さんなどから「マハロ」と言われた時はこちらも「マハロ」と返すといいでしょう。
ハワイ語といえば「アロハ」ですよね。「Aloha」と書きます。 この「アロハ」、実は意味はひとつではありません。 「こんにちは」「さようなら」「愛しています」などと言った様々な意味を持っているんです。 「アロハ」は「alo」と「ha」の2つの言葉から出来ており「正面に向かい合って息をする」という意味があります。さらにそれぞれ
と、それぞれに意味を持っています。 また「アロハ」には単体で使うだけではなく「アロハ・カカヒアカ」「アロハ・アヒアヒ」などの使い方も存在します。 「アロハ・カカヒアカ」は「おはよう」のことで、「アロハ・アヒアヒ」は「こんばんは」です。 そうです、「カカヒアカ」は「朝」という意味で、「アヒアヒ」は「夕方、日暮れ」という意味になります。 それから「アロハ・オエ〜」というフレーズはご存知ですか? フラダンスの曲などで耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか? これは「あなたが愛されますように」という意味を持ちます。 「オエ('oe)」は「あなた」という意味になります。
「オハナ」の意味は「家族」です。「'ohana」と書きます。 ただこの「オハナ」、血縁関係にある家族だけを指すのではありません。 精神的に支え合う関係性だったり、「仲間」といった意味合いが強くなります。 実際にハワイのレストランでも従業員を「オハナ」と呼ぶことがあります。 ディズニー映画「リロ・アンド・スティッチ」の中でもよく出てくる言葉ですよね。 これも、実際に血縁関係のないエイリアンのスティッチに対して、リロが「オハナ」という言葉を教え家族のような関係になっていくという感動的なストーリーです。
「男女」を表す言葉には「カネ」と「ワヒネ」があります。 「男」を意味する「カネ」は「kāne」、「女」を意味する「ワヒネ」は「wahine」と書きます。 ハワイのトイレにはこの表記がされていることがあるので、覚えておくといいでしょう。 ちなみに父は「マクアカネ」で、息子は「ケイキ・カネ」となります。 さらに母は「マクアヒネ」で、娘は「カイカマヒネ」となります。