「you know」とネイティブがよく言うのを映画などで聞いたことがありませんか?明らかに「あなたは知っている」という意味ではありませんよね。今回は「you know」の意味とネイティブの使い方を徹底解説します!
文頭で使う「you know」は、会話のはじめに用いてこれから話す内容に対する相手の同意・理解・共感などへの期待を示します。ときにして前に話したことや相手もすでに知っていることが前提だったりもしますが、相手がまだ知らないことを話すときもあります。 日本語訳は「ねえ」「あのさ」「ところで」「ていうかね」などとなります。 「by the way」と似ているところがあります。 「you know」はあくまでも間投詞的に使うので(呼びかけ)、「知っているよね?」という意味ではありません。知っているよね?覚えているよね?と言いたいときは、通常通り「Do you know that...?」「You know that...?」「Do you remember that...?」「You remember that...?」という表現で混同しないようにしましょう。 文頭で使う「you know」はイントネーションが上がります。 それでは例文を見てみましょう。
You know, you should go home now.
ねえ、あんたもう家帰った方がいいわよ。
You know, I saw your wife hooking up with a guy last week.
ていうかさ、先週お前の奥さんが男とイチャイチャしてるところ見たぞ。
文章と文章の間に入る「you know」は、下記の2通りがあります。 <1>次に言うことが思い出せずに会話の間を埋める <2>前述の追加の情報を述べるときに使う。基本的に次に言う内容が、相手を嫌な気持ちにさせるという自覚がある。なのであえてストレートに言わずに「you know」を挟んでいる。 日本語訳は、「えー」「えーっと」「ほらあの」などがいいでしょう。 イントネーションは下がります。 日本人でも「えーっと」と連発するのはあまり好ましくないですよね。英語でも「you know」を連発させ言葉を詰まらせていると、相手に対してよい印象は与えません。注意しましょう。 例文です。 1つ目の例文が<1>の使い方、2つ目の例文が<2>の使い方を示しています。
We went there together, you know, what's that place called, oh yeah Hokkaido.
俺たちあそこに一緒に行ったよね、えーっと、なんて言う場所だったけ、そうそう北海道だ。
I've lost my wallet, you know, the one you gave me on my birthday.
財布失くしちゃったの、ほらあのあなたが誕生日に買ってくれたやつよ。
文末の「you know」も2通りの使い方があります。 <1>周知の事実に対して同意を求めたり、話の内容に対する相手の理解度を確認する この場合、イントネーションは上がります。 日本語訳は、「でしょ」「なのね」「じゃん」などがよいでしょう。 <2>言いたいことがうまくいえずイライラしたまま結構思い出せずに終わる この場合、イントネーションは下がります。 日本語訳は「ほらあの...」などがよいでしょう。 それぞれ例文を見てみましょう。
I love you so much, you know. But the thing is, I have to go back to my country.
お前のことまじで好きなんだよ。でもさ、おれは自分の国に帰らないといけないんだよ。
My boyfriend flew to my in Paris, you know.
彼氏がパリまで飛んできてくれたのね。
この例文の場合、相手が知らない事実をあえて話し「you know」を強調して発言すると、皮肉的ニュアンスが生まれます。 「そんな話知らねーよ。何こいつ自慢かよ」と相手に内心思われてるかも知れません。
I forgot how to call it, you know.
あれなんて言うか忘れしまった、ほらあの。
「know」を使ったイディオム(慣用表現)は他にもたくさんあるので、ネイティブがよく使うフレーズを厳選してお送りします!
「you know what?」は、話を切り替える時や新たに話し始める時に、相手の注意を引くために使います。 「あなたは何を知っていますか?」という意味ではありません! 日本語訳は、「あのね」「いいかい」「話があるから聞いてほしんだけど」などとなります。 「Guess what?」「Do you know what?」「You know something?」「Know what?」「Know something?」なども同じ意味で使えます。 ネイティブは「you know what」に対して「what?」と返事をすることもありますが、話者は返事を待つことなく話を続けるのが一般的です。
You know what? I got married!!!
ねえねえ、結婚しましたー!
「You know what I'm saying?」は話者が相手に同意や共感を求めるときに使います。思っていることを伝えたあとに言うことが多いです。 「You know what I mean?」なども同義です。 失恋して悲しいときにいえば「わかる?この気持ち?」となりますし、 相手に怒って罵倒しながら言えば「おい、言ってる意味わかってるのかよ!」となります。
I broke up with my girlfriend. This is the end of my life. You know what I'm saying?
彼女と別れたんだ。もう人生終わりだ。わかるこの気持ち?
「You never know.」は、将来に何が起こっても不思議ではないという感情を表す表現です。 「先のことはわからないけどね」「さあどうなるんだろうね」などと訳せます。
I'm afraid what you saying now is not going to happen in the real world, but you never know.
あなたが今言ってることは実世界では起こらないと思うが、何とも言えないね。
「Who knows?」は、真実や本当の事は誰も知る由もないが、ちょっとしたらそうかもしれない、という意味を表すフレーズです。 文字通り、誰が知るか、そんなこと!という意味もあります。
If I hadn't met him, I might not be here today. Who knows?
もし彼に出会ってなかったら、こんにち私はここにいないかもしれない。ひょっとしたらね。
「Now you know.」は、今まで秘密にしていたことが相手にバレたときにネイティブが発するフレーズです。 「ばれたか」などと訳します。
「You don't know where it's been.」で、それどこにあったかわからないのに、という意味で、子どもが拾ったものなどを何でも口に入れるときに注意する表現です。
「be in the know」で、「事象をよく知っている」という意味になります。 この「know」は名詞です。
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