「ニキ」は「兄貴」、「ネキ」は「姉貴」を略したネットスラングです。単体で使うこともありますが、主に「○○ニキ」と敬意を込めて使います。例えば人の名前と組み合わせて「太郎ニキ」と言ったり、とある事柄に詳しい人や知識に自信のある人に対して「○○に詳しいニキ」「○○に自信ニキ」と使います。
「ニキ」は「兄貴」、「ネキ」は「姉貴」のことです。 「兄貴（アニキ）」「姉貴（アネキ）」を略して「ニキ」と「ネキ」です。 実際に血縁関係のある兄姉のことだけでなく、年上の人や勢力のある人をそのように呼びます。 語源となった言葉は、これは2ちゃんねる（現5ちゃんねる）の掲示板「なんJ（なんでも実況J）」から広まったと言われています。 なんJにて、元阪神タイガースの選手である金本知憲さんがその活躍っぷりや人柄から「アニキ」と呼ばれていました。 しかしそんな金本さんが2008年にベンチ裏で喫煙していたことが発覚した際「ヤニを吸うアニキ」という意味で「ヤニキ」と言われるようになりました。そこから、「○○ニキ」という言葉が使われるようになりました。 そして2010年に阪神タイガース入団した城島健司さんが「ジョニキ」と呼ばれ、そこから阪神に入団する大物選手を「○○ニキ」と呼ぶ流れが出来ました。 そこから野球選手に限らず、頼りになる男性のことを「○○ニキ」敬意を込めて呼ばれていましたが、「ヤニキ」の流れから侮蔑の意味も込めて呼ばれることもあります。 なので尊敬する年上の人だけではなく、知識をひけらかすような人を皮肉って「ニキ」と言うことがあります。 敬意が込められているのか、揶揄されているのかは文脈で判断するようにしましょう。
「ニキ」は単体で使うよりも「○○ニキ」で使われることが多くなっています。 名前を入れて「太郎ニキ」などと呼び、教えてくれたり頼りになるような人に対して用いるので、「○○先輩」的な感じで使われています。 他にも「ゲームに詳しいニキ」「歴史に自信ニキ」などとも使われています。 「○○に詳しいニキ」は「○○に詳しい人」、「○○に自信ニキ」は「○○に自信のある人」といった意味で、「○○に自信ニキ、これ教えて」などと使います。○○に詳しい人いたら、○○に自信のある人いたら、といったニュアンスで教えてくれる人を募集する際に使われています。 基本的には相手に敬意を払って使う言葉ですが、先程も言ったように皮肉って使うこともあります。 そのため、使い方によっては相手を不快にしてしまうことがあるので注意しましょう。
