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「微レ存」の意味と使い方、元ネタ、類義語、対義語、英語を例文つきで解説

「微レ存(びれぞん、びれそん)」は「微粒子レベルで存在している」の略で、「限りなく可能性が低いもののゼロではない」といった意味です。ただし、ネタ用語として使われているため、ほとんどの場合は可能性の高低はあまり意識されておらず、単に「〜かも?」程度のニュアンスで使われます。

「微レ存」とは

「微レ存」の意味は「限りなく可能性は低いが、ゼロではない」

「微レ存」の意味は「限りなく可能性は低いが、ゼロではない」です。 「微レ存」は「粒子ベルで在している」を略したものです。 要するに、微粒子ぐらいのわずかな可能性があるということを表しています。 元ネタが「現在も分子レベルで残留している・・・?」という一文であったため、現在でも「・・・?」という形がよく用いられます。 「〜の可能性が微レ存・・・?」という形を一番よく目にします。 「〜の可能性はほとんどない?」と疑問形になっているので、反語と受け取ることもでき、「いや、結構可能性はあるかもしれない」というニュアンスの場合もあります。 これはネットスラングであり、そこまで可能性の高低に縛られることなく、漠然と「〜かも?」と可能性が残ることをネタっぽく表現しています。

例文

  • 恋に落ちた可能性が微レ存…?
  • 自作自演の可能性が微レ存…?
  • 明日運動会なんだけど晴れる確率微レ存だよね。
  • 今日中に終わらない確率微レ存ぴえん。
  • こんな私に優しくしてくれる人も微レ存!

「微レ存」は漢文のレ点で「ゾンビ」と読む・・・ではない

「微レ存」の「レ」は漢文のレ点で「存微」となり「ゾンビ」と読む、、、ではありません。 この「レ」はレ点ではなく、カタカナの「レ」です。 「微レ存」の正しい読み方は「びれぞん」または「びれそん」です。 「微レ存」は「りゅうしベルでそんざいしている」の略なので、「びれそん」と読むのが正しいのではないか、とする説もあります。 「びれぞん」または「びれそん」でどちらが正しい読み方なのか、ネット掲示板で論争が繰り広げられたこともあります。 前に別の語が接続して複合語を形成すると、後の語の清音が濁音に変化することを「連濁」といいます。 ただし、前に来る語に濁音が含まれている場合は原則的に連濁は起こりません。例えば、「水玉」などがそうです。「水」に「ず」という濁音が含まれているため、「玉」は「だま」と発音しません。 この基準に則れば、「びれそん」が正しいことになります。 しかし、連濁には例外も少なからずあるため、このルールだけで断言はできません。 2016年頃にブレイクしたブルゾンちえみさんと響きが似ているという理由だけで「微レ存ちえみ」というわーどがSNSや掲示板でバズったこともあります。 このことからも、「びれぞん」という読み方が優勢のようです。

いつから?「微レ存」の語源とは

「微レ存」の元ネタは...

微レ存の元ネタはゲイの方向けのアダルトビデオです。 これについてネット上での有名な掲示板にて話題になり、その際に「中田の口内には、TDN・HTN・TNOKのチンカスが現在も分子レベルで残留している・・・?」と書き込みがされました。 この「分子レベルで残留している・・・?」が段々と形を変えていき最終的に「微粒子レベルで存在している」になりました。 それが略されて「微レ存」と使われています。 元ネタに「…?」がついていることから、「微レ存」を使う際も「微レ存…?」と表記することが多いです。

「微レ存」がJK流行語になったのは2014年でもう死語か

「微レ存」が流行したのは実は2014年です。 JK流行語にもランクインしました。 ですが、元ネタが元ネタであるため「本当にJKが使っているのか?」「そんなの使っているJK嫌だ」と話題にもなりました。 2014年に流行したということなので、すでに死語になりつつあるのでしょうか。

「微レ存ちえみ」で昨今復活

実は「微レ存ちえみ」で復活しました。 これは「ブルゾンちえみさん」をもじったものです。 「ブルゾン」と「微レ存(ビレゾン)」の響きが似ていることから使われています。 ちなみに意味は「微レ存」と同じで、そこにただ「ちえみ」を足しただけの表現となります。 「間に合わない可能性が微レ存ちえみ…?」などと使います。

「微レ存」の類語と対義語

「微レ存」の言い換えは「ワンチャン」「ごくわずか」「もしかすると」など

「微レ存」の言い換えには

  • ワンチャン:もしかしたら、ひょっとすれば
  • ごくわずか:非常に少ないさま
  • ほんの少し:本当に少し、ちょっと
  • もしかすると:ひょっとすると
  • 運が良ければ:確実ではないけど運が味方をすれば
  • あわよくば:うまくいけば

などがあります。 現代の若者が一番よく使うのは「ワンチャン」です。 「微レ存」に取って代わって「ワンチャン」が使われるようになったといっても過言ではありません。

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「微レ存」の反対語は「巨レ存」「(確信)」「高確率」

「微レ存」の反対語には

  • 巨レ存:高い確率で
  • (確信):確信したとき文末につける
  • 高確率:可能性の度合いが高いこと
  • 大概:ほとんど、たいてい
  • ほぼ:おおよそ、だいたい
  • 十中八九:8割〜9割り程度、ほとんど

などがあります。 「巨レ存」はネットスラングです。 「微」に対して「巨」を宛てた言葉で、何かの略とかではありません。 可能性がとても大きいことを「巨」で表しています。 「(確信)」もネットスラングです。 確信したときなど、断定の意思表示です。 また相手への返信に使うことも多く、誰かが「あと30分で全部仕事終わらせるわ」と言ったことに対して「終わらないな(確信)」「残業だな(確信)」などと使います。

「微レ存」の英語

「微レ存」のような「可能性が低い」ことを表す英語のネットスラングはありませんので、通常の英語で表現していきたいと思います。

it is not impossile

「it is not impossible」とすると「不可能ではない」という意味になり、「僅かな可能性は残る」というニュアンスになり、「微レ存」と近いです。

It's not impossible that Steve fell in love with Bill.

スティーブがビルに恋した可能性も微レ存・・・?

it is less likely

「it is less likely to...」で「...する傾向が低い」「...する可能性は低い」という意味になります。

She is less likely to make a mistake.

彼女がポカをする可能性は微レ存。

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まとめ

「微レ存(びれぞん、びれそん)」は「微粒子レベルで存在している」の略で、「限りなく可能性が低いもののゼロではない」といった意味です。 「雨降る可能性が微レ存・・・?」などと使われます。 ただし、ネタ用語として使われているため、ほとんどの場合は可能性の高低はあまり意識されておらず、単に「〜かも?」程度のニュアンスで使われます。

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