「トゥンク」は「ドキドキした」「ときめいた」など「一瞬の胸のときめき」という意味で感情を表現するために使われる擬態語でSNSなどを中心に使われています。今回はそんな「トゥンク」について詳しく解説していきます。意味、使い方、例文、元ネタ、類語を紹介しますよ。
「トゥンク」の意味は「ドキドキした」「ときめいた」です。 「一瞬の胸のときめき」という感情を表現する際に使用されるネットスラングです。 他人への恋愛感情だけでなく、自己愛にも使われることがあるオノマトペ（擬音語）の一種です。 半角で「ﾄｩﾝｸ」と使われることもあります。 死語といわれたりもしますが、ツイッターなどでいまだに見受けられますので、死語とはいえないでしょう。 「トゥンク」の発音と「つんく」が似ていますが、モーニング娘。の生みの親つんく♂とは無関係なので注意しましょう。 使い方としては、「◯◯まじでトゥンク」と発言したり、「○○にトゥンク」「○○が壁ドンした…トゥンクでしかない」などと言います。 「トゥンクする」「トゥンクる」「トゥンクした」などの動詞の形でも使い、これは「ときめく」「ときめいた」といった意味合いになります。 「かっこいい...トゥンク...」「かわいすぎる(ﾄｩﾝｸ」「(´^p^`)＜トゥンク」「トゥンク♡」などともときめきだけを表して使うこともあります。 さらに、リアクションとしての返しで使うこともできます。 「トゥンク」とよく併用される顔文字には「⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)」「(^q^)」「( ˘ω˘ )」などがあります。 「⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)」これは顔を赤くしてドキドキしている様子を表します。 「(^q^)」これはよだれが垂れている画像であり、ときめく相手にデレデレしている様子を表します。 「( ˘ω˘ )」これはときめきすぎてもはや目を閉じ無になっている様子を表します。 「ﾄｩﾝｸ⁄(⁄ ⁄•⁄ω⁄•⁄ ⁄)」「ﾄｩﾝｸ(^q^)ﾄｩﾝｸ」「ﾄｩﾝｸ…( ˘ω˘ )」などと使われます。 「トゥンク」の派生に「トゥクン」もあります。 これは、鼓動の擬音語である「トクン」と合わさって使われています。 ちなみに韓国語では「ドキドキする」という意味で「두근두근(トゥグントゥグン)」となります。 まさかの「トゥクン」と似ていました。
「トゥンク」の例文
「トゥンク」の元ネタには諸説あると言われています。 まず1つ目はとあるキャラクターの口でリズムを刻む「トゥントゥクトゥントゥク」というセリフから来ているというものです。 『イナズマイレブン』という少年サッカーが題材のアニメに出てくる音村楽也です。 この特徴的なセリフから派生したというものです。 2つ目が、ときめきの擬音語である「トクン」が「トゥクン」と変化し、そこからさらに「トゥンク」になったのではないか？というものです。 さらに3つ目が、「トクン」をふざけて「トゥンク」というようになったというものです。 どれも確証がなく、元ネタがこれ！とは分かっていません。 ときめいたことをふざけて表現する時に使われることが多くなっています。 韓国語の音と似ているため、韓国語から来ていると勘違いされることが多いですが、違いますので注意しましょう。 ちなみに韓国語で「ドキドキする」は「두근두근(トゥグントゥグン)」となります。ちょっと似ていますね。
「トゥンク」のように「ときめき」を表す類語には「ドキッ」「胸キュン」「ズキュン」などがあります。 他にも一瞬の胸のときめきがあった際に、「撃ち抜かれた」「やられた」と表現することもあります。 「撃ち抜かれた」はズキューン！と相手の言動が胸に刺さる様子を表す言葉で「彼からの言葉に撃ち抜かれた」「推しのウィンクに撃ち抜かれた」などと使います。 ネットスラングでは「きゅんです」があります。 これは動画アプリ『TikTok』で流行したものです。 「ポケットからきゅんです！」という歌に合わせて指ハートのポーズを取るという動画がブームとなりました。 それからSNSでは可愛いものや好きな人にきゅんとした時に「きゅんです」と言うのが流行っています。
