「バイブス」とは「(言葉によらず空気を振動するかのように伝わる)雰囲気、感じ」を意味するギャル用語。ヒップホップやレゲエなどで「ノリ」「フィーリング」を意味する音楽用語だったが、現在では「バイブスがいい(雰囲気がいい)」「バイブスが上がる(テンション上がる)」「バイブスが合う(気が合う)」「バイブスやばい」などと広い意味合いで使われます。
「バイブス」とは「人や場所、状況から伝わってくる雰囲気。直感的に感じる印象」を意味する言葉です。 言葉によらず、電波のように空気を振動させて伝わってくるような、精神的影響力のことを指します。 「バイブス」は感じやすい人も、全く感じない人もいます。 また、意味が抽象的であり、話者によって「やる気」「元気」「気合い」「運気」など様々なニュアンスで使われます。 元はレゲエやヒップホップなどのジャンルで「ノリ」「フィーリング」を意味する音楽用語でした。 「バイブス」という言葉は、恋愛リアリティー番組『TERRACE HOUSE』でモデルの今井華さんが多く使用し、ギャルを中心に若い世代に広まりました。2013年に『ギャル流行語トップ10』の第1位にも選ばれました。 「踊る!さんま御殿!!」の番組中でも今井さんが「バイブス」を紹介し、一般的に認知度が高まりました。
「バイブス」は上述した通りかなり広い意味合いで使われます。
「良い/悪い」「高い/低い」「合う/合わない」「ある/ない」などの言葉と併用します。 「バイブス高まる」も「バイブス上がる」と同じく「気分が高揚する」の意ですが、少しオタク用語っぽい響きがあり「萌える」に近い意味合いで使用されることが多いです。 「バイブスを持っている」とすると「雰囲気がある。マインドがある」という意味合いになります。
「バイブス」の例文
「バイブス」という言葉の語源は英語「vibes」です。 よって発音に忠実にカタカナ表記すれば「ヴァイブス」ですね。 「vibes」は「vibe」の複数形です。 「vibe」は「vibration」の短縮形になります。 「vibration」の原義は「振動」です。 そこから転じて「人や場所、音楽が発散する精神的な影響力、霊気、雰囲気、感じ、印象、感情的反応作用、第六感」という意味を持つようになりました。 類語には「atmosphere」「ambience」「climate」「tone」「feel」などがあります。 「vibe」は楽器「vibraphone(ビブラホン)」の略である場合もあります。
I don't like this place. It has bad vibes.
この場所は好きじゃないな。雰囲気悪いよ。
This restaurant used to have a casual vibe.
この店は以前はカジュアルな雰囲気だった。