日本は夏の飲み物としてお馴染みの「麦茶」ですが、英語で何と言うか知っていますか?「茶」が「tea」なのは簡単に想像が付きますが、「麦」は英語で何でしょう?今回は「麦茶」の英語表現と、「麦茶」を英語で説明する方法もお教えいたします。
「麦茶」は英語で「barley tea」といいます。 「barley」とは「大麦」を意味します。 海外で販売されている日本の「麦茶」のラベルを見ると、ほぼ必ず「Barley Tea」と記載されています。 「barley tea」の読み方はカタカナで書くと「バーリーティー」です。 アメリカ英語の正確な発音は下記で確認してみてください。
barley tea
「麦茶」は殻付きの大麦の種子を焙煎し、湯で煮出して煎じたり、水で浸出して作った飲料です。 そのため「焙煎した」を意味する「roasted」と組み合わせて、「roasted barley tea」とすることもあります。 また、麦茶は日本や韓国ではメジャーな飲み物なので、「Japanese barley tea」や「Korean barley tea」という言い方もあります。 日本語でそのまま「Mugicha」、韓国語でそのまま「Boricha」とする場合もありますが、日本通または韓国通の人しか理解できないでしょう。
I'd like to have a glass of barley tea.
麦茶一つください。
Would you like some barley tea?
麦茶飲みますか。
「tea」は不可算名詞ですので、「a barley tea」「two barley teas」などとするのは間違いです。 「a cup of(カップ一杯の)」「a glass of(グラス一杯の)」「a bottle of(ボトル一本の)」などを付けて数を数えます。 また、「some」をネイティブはよく使います。 「some」は「いくつかの」という数量を数えるだけでなく、漠然と多すぎない量を示し「いくらかの。若干の」という意味になります。 依頼や疑問文で使い、控えめな印象を与えます。
Could I have some water?
水をいただけますか。
「麦茶」は欧米では日本ほどポピュラーな飲み物ではなく、「barley tea」といっても分からないネイティブもいるかもしれません。 そんな時は下記のように説明すればよいでしょう。
The primary ingredient in barley tea is roasted barley. Barley is a whole grain that is grown around the world.
麦茶の主要の材料は焙煎した大麦です。大麦は世界中にある全粒穀物です。
Barley tea is a roasted-grain drink made from barley.
麦茶は大麦からできた焙煎穀物飲料です。
In Japan, it is usually served cold and is a popular summertime refreshment.
日本では冷たくして飲み、夏に人気の飲み物です。
I heard barley tea is getting popular in the West with healthy eaters because of its high fiber content.
食物繊維が豊富なので健康意識の高い人たちから西洋でも人気が高まっていると聞きました。
「barley water」という飲み物が欧米ではあります。 「barley water」は文字通り大麦を水でボイルしたものに砂糖などを加えて飲みます。 ちなみにアメリカのレストランで「tea」と単体でいったらほぼ間違いなく「紅茶」が出てきます。 アメリカで「barley tea」より親しまれている日本のお茶は「緑茶」です。 「緑茶」は英語で「green tea」です。または「Matcha tea」です。 一方で「ほうじ茶」はそこまで一般的ではありません。 「roasted green tea」または「Houjicha」といいます。 アメリカでも中華レストランなどにいくと「ウーロン茶」が人気です。 「ウーロン茶」は英語で「oolong tea」です。 「rye tea」だと「ライ麦茶」になります。 日本でも英語圏でもあまりメジャーな飲み物ではありません。 ウィスキーに入れて飲まれたりします。 「barley」に関連のある語には「wheat」がありますが、これは「小麦」という意味です。 「wheat tea」は存在しません。 「buckwheat」だと「そば粉」です。