日本語の「よろしくお願いします」は色々な場面で使えるため、英訳するのが難しいですよね。今回はまず日本語の「よろしくお願いします」をどのような場面で使うか整理して、それぞれの「よろしくお願いします」に対する英語表現を考えていきたいと思います!
英訳しずらい日本語はいくつかありますが、その代表格が「よろしくお願いします」です。日本語の「よろしくお願いします」は様々な場面で使うため、それぞれのニュアンスが微妙に異なります。なので「よろしくお願いします」は英語でこれ!という風に直訳することができません。 ですから、日本語の「よろしくお願いします」の使い方を1つずつ見ていく、それぞれの使い方に対する英訳を考えていく必要があります。 まずはじめに日本語の「よろしくお願いします」を下記の7+1のパターンに整理してみました。 1. 「はじめまして」「これからよろしくお願いします」の意味の「よろしくお願いします」 2. 別れ際で使う「引き続き・今度とも」の「よろしくお願いします」 3. 何かを依頼するときの「よろしくお願いします」 4. 相手の好意に甘えて「是非お願いします」の「よろしくお願いします」 5. メールの文末で使う「よろしくお願いします」 6. 「よろしくお伝えください」の「よろしくお願いします」 7. 「今年もよろしくお願いします」の「よろしくお願いします」 8.<番外編>「よろしくやってください」の「よろしく」 それでは1つずつ見ていきましょう。
初対面の人に挨拶するときに日本人は「よろしくお願いします」と言いますよね。 この「よろしくお願いします」は、
はじめまして。
はじめまして。 などでOKです。 「会えて嬉しいです」という気持ちを強調したいときは、
お会いできて嬉しいです。
お会いできて嬉しいです。
お会いできて嬉しいです。
お会いできて光栄です。 などと表現します。 ビジネスシーンでは上記のフレーズに追加して、下記のようなフレーズを追加していうことも可能です。
お時間ありがとうございます。
お時間ありがとうございます。
わざわざご足労頂きありがとうございます。
ご足労ありがとうございます。
新しい会社に入社したり、新しい研究所に配属になったり、これから一緒に働いたり、1つの目的に向かって協同で作業する場合にも「これからよろしくお願いします」と言いますよね。 この場合は、
これから一緒に働くの楽しみにしています。
一緒に働くの楽しみにしていました。
皆さんと一緒に働くのワクワクしています。
皆さんと一緒に働くのもうワクワクしています。
ベストを尽くします。
やれることは何でもします。 などと言えばよいでしょう。
別れ際でも日本人は「今後ともよろしくお願いします」「引き続きよろしくお願いします」などと言いますよね。 そんなときは、
お会いできてよかったです。
お会いできてよかったです。 カジュアルな場面では上記のフレーズに追加して、
これからも連絡取り合いましょう。
引き続き連絡取ってください。
また近いうちに会いましょう。
またよろしく。
また集まりましょう。
次回もまた。
よい1日を! ということのもいいでしょう。「keep/stay in touch」で連絡を取り続ける、という意味なので「今後とも」「引き続き」というニュアンスを表すことができます。 またビジネスシーンでは、
一緒に素晴らしい仕事をしましょう。
今後また一緒にお仕事するの楽しみにしています。
これから一緒にビジネスするの楽しみにしています。
次回お会いするの楽しみにしています。
引き続きのご支援感謝申し上げます。 などと言うのもよいでしょう。
何か依頼したり、お願いしたりするときも「よろしくお願いします」「よろしく!」などと言いますよね。 この場合の「よろしくお願いします」は、英語では感謝の気持ちで表現するのが普通です。 「Can you...?」と依頼・お願いした後に感謝の言葉をフォローされば何でもOKです。例えば、
このことビルに伝えておいて。よろしく!
対応してくれてありがとう。
これやってくれて、ありがとうございます。
ありがとうございます。 その他にも、
頼りにしてます。
頼りになると思っていたよ。 などと表現することもできます。これは上司から部下、先輩から後輩に使うのが普通です。 「Could you please...?」はビジネスシーンで最もよく使われる依頼の表現です。このフレーズです。
コーヒー作ってもらってもいいですかね?よろしくお願いします。 相手が「手伝ってあげるよ」と言ってくれた時、相手の好意に甘えて「よろしくお願いします」と言うこともありますが、この場合も「Thank you.」で問題ありません。
日本では、ビジネスシーンや正式なメールの文末では「よろしくお願いします」で締めくくるのが定番になっていますよね。 これを英語で表現するには、
などを送信者の名前を書く直前に書くのが定番です。 上記のフレーズを入れるのは、英語圏では当たり前なので、
お便りお持ちしております。
次回お会いするの楽しみにしています。 などを追加することもよくあります。 メールでは事前に感謝を述べることも多いです。
よろしくお願いします。
何卒よろしくお願いいたします。
ご支援感謝します。
どんな助けでも有り難いです。
もしお手伝い頂けたら、有り難いです。 メールは一例を書くとこんな感じです。 ちなみに「Dear」はあまり使いません。「Dear」はちょっとロマンチックなニュアンスあり。 Hello Professor Smith, スミス教授へ I have some questions for the next exam. So could you please free up your time a bit? 次回の試験に関して質問がありますので、お時間頂けないでしょうか? Thank you for your help! よろしくお願いいたします。 Best wishes, (和訳はなし) Steve. スティーブより こんな感じで、私が学生時代は教授にメール書いてました!
取引先とのやり取りや、いつもお世話になっている人に「◯◯さんによろしくお伝えください」ということがありますよね。 この英語表現は、
彼によろしくお伝えください。
彼女によろしく言っておいてね。
スミスさんによろしくお伝えくださいませ。 となります。
「今年もよろしくお願いします」と言いたいときは、新年の挨拶なので、
明けましておめでとうございます!
あなたにとって素晴らしい1年になりますよに!
2018年も素晴らしい1年になりますよに! などと表現すればOKです。
「よろしくやってください」というのは、「あなたに任せる」という意味なので、このように表現すればよいでしょう。
あなたに全面的に任せます。
好きなようにやってください。
「よろしくお願いします」という表現は英語圏には存在しません。 代わりに「ありがとう」がほとんど代用できることがご理解頂けたかと思います。 あまり難しく考えすぎ、場面場面で柔軟に感謝の言葉を伝えれば、問題ありません!
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