「お菓子」は英語で何と言えばよいでしょうか?日本語の「お菓子」はかなり広く色々な商品を指すことができるので、英語表現するには具体的にどんな「お菓子」なのかを言う必要があります。そこで今回は「お菓子」の英語表現を徹底解説します。
「お菓子」の英語表現まとめ ✔「お菓子」は英語で直訳できない ✔「snack」は「おやつ」という意味で、日本語の「お菓子」に近い ✔「chips」はポテトチップスなどのサクサクしたお菓子 ✔ 「candy」「sweets」は甘いお菓子 ✔「chocolate」はチョコレート菓子(「candy」「sweets」にもチョコは含まれる) ✔「confection」は「candy」「sweets」の堅い表現。集合名詞は「confectionery」。和菓子は「Japanese confectionery」となる。
日本語の「お菓子」はかなり広義です。ケーキ、チョコレート、キャンディーのような甘いものから、せんべい、ポテトチップスのようにしょっぱいもの、シュークリームなどの菓子パンに至るまで、全て「お菓子」と一括りに言うことができます。 かなり広く使える日本語の「お菓子」のような英単語は存在しません。 英語で「お菓子」と表すには、原材料や味などのお菓子の種類によって英単語を使い分ける必要があります。 そこで今回は代表的な「お菓子」の英語表現を紹介していきます。
日本語の「お菓子」に一番近い単語は「snack」です。 「snack」の原義は「間食」です。食事と食事の間に食べる、少し腹持ちのよい軽食やおやつはすべて「snack」と表現することができます。そのため、ポテトチップスやポップコーンなども「snack」ですが、広義ではサンドイッチやビスケットなども「snack」に入ります。 日本語でも「スナック(菓子)」といいますが、日本語の「スナック」はポテトチップスなどの原材料がジャガイモやトウモロコシで油で揚げた商品を指すことが主です。このようなサクサクしたお菓子は英語で「chips」と言います。 そのため「snack」は「お菓子」の直訳にはなりませんが、日本語の「お菓子」のように広く使える、という意味では一番近い単語だと思います。 甘いお菓子のことを「sweet snack」、塩気のあるお菓子を「salty snack」「savory snack」と表現するもあります。 また「snack」には「間食をする」という動詞の意味もあります。
I need chips when I drink alcohol.
お酒飲むときはスナック菓子が必要だ。
I had too much for lunch so I'll only need a snack for dinner.
ランチ食べ過ぎたので、夕飯は軽めで大丈夫です。
He has been snacking all day.
彼は一日中間食をしている。
アメリカ英語で「甘いお菓子」を示すときに一番よく使われるのは「candy」です。 甘いお菓子限定なので、ポテトチップスなどは含まれません。もちろんサンドイッチなどの軽食も含まれません。 日本語で「キャンディー」と言うと「アメ」を指しますが、英語の「candy」はかなり意味が広く、グミやキャラメル、チョコレート、砂糖菓子なども全て「candy」に含まれます。 「甘いお菓子」という意味で「candy」という単語を使うときは、「candy」を単数形のまま不可算名詞として使うことが多いです。 なので、
となります。口語では「two candies」と言うこともあります。 複数形「candies」というと少しニュアンスが変わります。 「つぶグミ」ぐらい小粒な甘いお菓子を「candies」と指すことが多いです。なのでこのニュアンスと使い分けるために通常サイズのお菓子は「candy」と単数形で言うことが多いです。 厳密にはチョコレートも「candy」に含まれるのですが、チョコレートはお菓子の中でも大人気で1つのジャンルを確立しているので、そのまま「chocolate」と言われることが多いです。ただ板チョコではなくても、チョコレート菓子はどれも「chocolate」と言うことが可能です。 なのでアメリカのスーパーマーケットやネットショップを見ると「お菓子」の表札は「Chocolate and Candy」「Chocolates, Candy and Sweets」などと書かれていることが多いです。(「sweet」に関しては次の項目で解説します!) 「candy」と同じですが、小さいチョコ菓子を「chocolates」と言います。
I always eat a lot of candy when I'm stressed out.
イライラすると、どうしても甘いものを食べてしまう。
I'm craving for chocolate!
無性にチョコが食べたい!
イギリス英語では「甘いお菓子」を基本的に「sweets」と言います。 アメリカ英語の「candy」とイギリス英語の「sweets」がほぼ同義と覚えておけばOKです。 アメリカ人は「sweets」という言葉はほとんど使いません。 「sweet」は形容詞で「甘い」という意味がありますよね。なので名詞で使うときは「s」をつけるのが原則です。 日本語で「スイーツ」という食後に食べるデザートのことを指しますよね。イギリス英語「sweets」にも、この食後に食べるデザートの意味があります。アメリカ英語では「dessert」と言います。
To be honest, I don't like eating sweets.
正直言うと、甘いもの苦手。
「candy」「sweets」を堅い表現にすると「confection」「confectionery」と言います。 「confection」と「confectionery」はどちらも「甘いお菓子」という意味ですが、後者は集合名詞として使います。「お菓子」という概念そのものを指しますので「お菓子類」と訳されることもあります。前者は数を数えるときなどに使います。 「和菓子」などは、チョコレートなどと同じ甘いお菓子ではありますが、欧米人には馴染みがないので「Japanese confectionery」と表現します。 スペルが似ていて注意なのですが、「confectionary」というと「お菓子屋さん」の意味になります。
She loves chocolates and other candies, and is never without confections in her bag.
彼女はチョコなどの甘い物が大好きで、バッグにお菓子が入っていないことがない。
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