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「防波堤」と「堤防」の意味の違いと使い分け

「防波堤(ぼうはてい)」の意味は、「外海からの荒波を防ぎ、港の中を静かに守るために築いた堤」で、「堤防(ていぼう)」の意味は「増水や高潮による害を防ぐために、川や湖の岸や海岸などにそって土や石を高く盛り上げたもの」です。「防波堤」は、波から港内や船を守るために作られているので港湾付近に作られていますが、「堤防」は、波だけではなく陸地を浸水から防ぐ目的で作られているため、海以外の多くの場所にあるという違いがあります。

「防波堤」と「堤防」の違い

防波堤(ぼうはてい)
外海からの荒波を防ぎ、港の中を静かに守るために築いた堤
堤防(ていぼう)
増水や高潮による害を防ぐために、川や湖の岸や海岸などに沿って土や石を高く盛り上げたもの

「防波堤(ぼうはてい)」と「堤防(ていぼう)」の違いは、役割や作られている場所です。 「防波堤(ぼうはてい)」は、港内や船を守るために作られた堤です。 港湾付近に陸から海に伸びるように設置されています。 「堤防(ていぼう)」は増水や高潮による害を防ぐために、川や湖の岸や海岸などにそって土や石を高く盛り上げたものです。 海だけではなく、川岸や大きい湖などの周り全体を保護するように作られています。 「堤防」は、波だけではなく陸地を浸水から防ぐ広い目的で作られているので、海以外にも作られていますが、「防波堤」の目的は波から港内や船を守ることなので、作られているのは海のみです。

「防波堤」の意味と使い方

「防波堤」は「ぼうはてい」と読みます。 「防波堤」の意味は「外海からの荒波を防ぎ、港の中を静かに守るために築いた堤」です。 また、外部の圧迫や悪い影響を防ぐもののたとえとしても使用されます。 「防」は「ふせぐ。まもる」という意味があります。 「波」は「なみ」という意味です。 「堤」は「つつみ。土手」という意味があります。 「防波堤」は、陸から海に伸びるように設置されています。 波の勢いを防波堤で抑えることができるため、船などを波の揺れから守ったり、高波や津波が海岸を侵食するのを軽減することができます。

「防波堤」の例文

  • 津波の被害にあった以降、防波堤を港湾周囲にめぐらす工事を実地した。
  • この防波堤は、何百年も高波から船を守ってきた。
  • 防波堤の先端に人影があるのを見つけた。

「堤防」の意味と使い方

「堤防」は「ていぼう」と読みます。 「堤防」の意味は「増水や高潮による害を防ぐために、川や湖の岸や海岸などにそって土や石を高く盛り上げたもの」です。 「堤防」は洪水などによって川の水が氾濫するのを防止するために、河道にそって築造される工作物のことで、土を台形に盛り上げ締固めてつくられます。 「堤防」は、洪水などの影響がでやすい陸地の周り全体を保護するように作られていることが多く、「堤防」があることで、生活圏内への水の侵入を防ぐことができます。

「堤防」の例文

  • 川の増水に備えて川に堤防を建設した。
  • 川の水が堤防を越えて住宅に浸水してきた。
  • 大きな壁のようなコンクリートの堤防が両岸を守っている。

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