「目的」という言葉はよく使いますよね。「目的を決める」「目的を達成する」などと言います。日常会話でも使うことが多い「目的」ですが、意味をしっかりと理解しているでしょうか。意味は曖昧だけど、なんとなく使っているという方も多いかと思います。また、似た言葉に「目標」や「手段」や「課題」がありますが、正しく区別できているでしょうか。4つとも同じような感じの言葉のため、ごっちゃになってしまっていますよね。実はそれぞれ意味が異なるので、きちんと使い分ける必要があります。そこで今回は「目的」「目標」「手段」「課題」の意味や使い方について解説していきます。違いを知って、上手く使いこなせるようにしましょう!
▶︎「目的」・・・実現しようと、成し遂げようと目指す事柄。最終的に到達すべき事 ▶︎「目標」・・・意図している事柄を達成するために設けた目当て、具体的に達するべき事 ▶︎「手段」・・・ある事を実現させるための方法 ▶︎「課題」・・・解決することを求められている問題、果たさなければならない仕事
例えば、「目的」「目標」「手段」「課題」の違いの具体例を挙げると、 <目的> 綺麗になりたいため・健康になるため <目標> 一ヶ月で10kg痩せたい <手段> 一日断食する・運動をする <課題> 限度が過ぎると栄養が足りなくなってしまう・体力がなくなってしまうからやりすぎは良くない などとなります。
「目的」の意味は、
です。 ある事を実現しよう、到達しようとして目指す事柄を表します。 「目」は「めじるしとするもの。内容を表すもの」、「的」は「ねらったり目ざしたりする対象」を意味します。 例えば、「旅行に行く目的は?」と聞かれた場合は、
などとたくさん挙げられます。 このように、抽象的で長期にわたって目指している事柄を「目的」と言います。 「目的を達成する」「目的を遂げる」「◯◯の目的」「目的を探す」などと使います。
例文
「目標」の意味は
です。 目的を達成するために設けた目当て・物事を進めるにあたって実現や達成を目指すものを表します。 「目」は「めじるしとするもの。内容を表すもの」、「標」は「目じるし。目あて」を意味します。 何かの目的があって、実現できるように決めていること、または具体的な達成するべき事柄を指しています。 「目的」があるからこそ「目標」を定めることができます。 「目標」の例としては、
などが挙げられます。 類語には「ゴール」「ターゲット」などがあります。
例文
「手段」の意味は「目的を達するための具体的なやり方。てだて」です。 目的を遂げるために必要な方法・ある事を実現させるために行う方法を表します。 「手」は「手わざ。腕前」、「段」は「手だて。やりかた」を意味します。 「手段」は目標を達成するために必要な手立て・方法を表す場合に使います。 例えば、「大会で優勝する」ということが目標の場合、手段としては、
などとなります。 「手段」は、目標を達成するために必要なものや道具と覚えておくと良いでしょう。 「手段」を用いた言葉がいくつかあるので紹介します。 「常套(じょうとう)手段」:同じような場合にいつもきまって使う手段 「強硬(きょうこう)手段」:手加減や容赦をしない方法・目的達成のために手段を選ばないこと 「慣(かん)手段」:いつもきまって行なっている手段
例文
「課題」の意味は「題、また問題を課すること。また、課せられた題や問題」です。 解決しなければならない問題・仕事や勉強の題目や問題を表します。 「課」は「仕事・勉強・税などを義務として割り当てる、「題」は「解答を求める問い」を意味します。 「課題」は、問題を解決するための具体的な取り組みを表す場合に使います。 例えば、「テストで良い成績を残すための課題は?」といった場合は
などが挙げられます。 「課題」は「問題の解決策」と覚えておくと良いでしょう。 「課題」は「解決が求められる問題」という意味以外にも、「課せられた題」という意味で「課題図書」「レポート課題」「休暇中の課題」などと使うことがあります。
例文
「目的」・・・purpose 「目標」・・・goal 「手段」・・・method 「課題」・・・いっぱいある!!! 「課題」を意味する英語はたくさんあります。「課題」の英語表現に関しては下記の記事で詳しく説明しているので、ぜひ参考にしてみてください。
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