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「保障」「保証」「補償」の意味の違いと使い分け

「保障」「保証」「補償」の意味の違いと使い分け

「保障」「保証」「補償」という言葉をご存知でしょうか。「安全保障」「保証する」「損害補償」などと言います。「ほしょう」と検索すると、この3つが出てきますが、それぞれの意味についてしっかりと理解しているでしょうか。同じような感じがしますが、意味は異なります。知っているようでいて、意外と知らない「ほしょう」の違いですが、正しく使うためにはきちんと意味を覚えておく必要があります。そこで今回は「保障」「保証」「補償」の使い分けについて解説していきます。違いを適切に知って、正しく使い分けできるようにしましょう!

「保障」「保証」「補償」の違いまとめ

▶︎「保障」・・・地位や権利に害がないよう、何かの行動によって良い状態を保つこと ▶︎「保証」・・・任務や義務を負って、間違いないと認めること ▶︎「補償」・・・金銭や物などで、損害を埋め合わせること

「保障」は「保護」、「保証」は「約束」、「補償」は「償い」と覚えておきましょう。

「保障」の意味と使い方

「保障」は<ほしょう>と読みます。 「保」は音読みで「ホ・ホウ」、訓読みで「たもつ・やすんずる」と読みます。 「保」は「引き受けること」を意味します。 「障」は音読みで「ショウ」、訓読みで「さわる」と読みます。 「障」は「食い止めること」を意味します。 「保障」の意味は、 1.状態が侵されたり損なわれしないよう、責任を持つこと 2.ささえ守ること です。 身分や権利などに害がないよう、良い状態を保つように保護することを「保障」と言います。 保護される対象としては、生活・自由・平和・権利などとなります。 例えば、「基本的人権の保障」などと言いますが、これは「人間が人間として持っている基本的な権利を守っていくこと」を表します。 「保障」を用いた表現は、 ・医療保障 ・社会保障 ・安全保障 ・人権保障 ・収入保障 ・会員保障 などとなります。

例文 ・交通の安全が保障されているので、安心して車に乗れる。 ・この保険に加入しておけば、保障が手厚いだろう。 ・最低限の生活を保障されているので、安心して暮らすことができる。 ・自由が保障されている国は、日本の他にもたくさんある。 ・社会保障制度は、私たちの生活を保護する役割を持っている。 ・お金に困ってしまった場合は、生活保障制度を利用すれば良い。 ・もしもの時に備えて、損害を保障する保険に入っておくべきだ。 ・退職後の生活保障には色々と気がかりなことがある。

「保証」の意味と使い方

「保証」は<ほしょう>と読みます。 「保」は音読みで「ホ・ホウ」、訓読みで「たもつ・やすんずる」と読みます。 「保」は「引き受けること」を意味します。 「証」は音読みで「ショウ」、訓読みで「あかす・あかし」と読みます。 「証」は「明らかにすること」を意味します。 「保証」の意味は、 1.間違いないと引き受けること 2.保証債務を背負うこと です。 『確かだ』『間違いない!』と思い、責任を持つことを「保証」と言います。 冷蔵庫やテレビなど何かものを買ったときに「保証書」が入っていますよね。「保証書」は物が不完全ではないことを証明するもので、「故障した場合は修理します」と責任を負っていることを示します。 商品の性能や品質だけでなく、人の身元に責任を負う場合も「保証」が使えます。 「保証」を用いた表現は、 ・品質保証 ・保証期間 ・身元保証 ・債務保証 ・連帯保証人 などとなります。

例文 ・今回の企画が上手くいくという保証はない。 ・アルバイト面接では、身元保証書の提出が必須となる。 ・念のため、安心安全の保証サービスに加入しておく。 ・勝手に借金の連帯保証人にされて、腹が立ってしまう。 ・そこの学校に通うなんて、未来は保証されたと言える。 ・要求した額の身代金を払わないと、子供の命の保証はしない。 ・ご購入いただいた商品に関しましては、3年間保証します。 ・何か身元を証明できるものがないと、入館することができない。

「補償」の意味と使い方

「補償」は<ほしょう>と読みます。 「補」は音読みで「ホ・フ」、訓読みで「おぎなう」と読みます。 「補」は「足りないところをつぎ足すこと」を意味します。 「償」は音読みで「ショウ」、訓読みで「つぐなう」と読みます。 「償」は「損失に釣り合ったものを返すこと」を意味します。 「補償」の意味は、 1.損害や費用を埋め合わせること 2.身体面や精神面で劣っている部分をおぎなおうとする気持ち です。 金銭やものなどで、損害や出費をおぎないつぐなうという場合に「補償」を使います。 例えば、ぶつかって5000円の花瓶を壊してしまった場合、持ち主に5000円を返すことが「補償」です。 「補償」を用いた表現は、 ・損害補償 ・損失補償 ・遺族補償 ・被害者補償 ・休業補償 ・災害補償 ・刑事補償 ・国家補償 などとなります。

例文 ・彼女から借りたゲームソフトを無くしてしまったので、補償することになった。 ・何の報告もなく突然クビにされたので、会社に補償を求めた。 ・被災者の補償を一番に考えるようにしよう。 ・彼の治療費については、私が補償するので心配しないでください。 ・先日交通事故にあったため、補償金を受け取った。 ・修復費については会社が補償するので、あなたは何もしなくて良い。 ・補償内容についてまとめた資料を作成したので、お読みください。 ・損害の補償を請求されたものの、こちらは何も関わっていないので関係ない。

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