「面々」と「顔ぶれ」という言葉をご存知でしょうか。「面々がそろう」「顔ぶれがならぶ」といったように使います。では、それぞれの意味についてしっかりと理解しているでしょうか。この二つの言葉は日常会話でも使うことがありますよね。見聞きしただけでは、どちらも同じような意味だと思ってしまいますが、何か違いはあるのでしょうか。普段から使われている言葉なので、きちんと意味について知っておくことが必要です。そこで今回は「面々」と「顔ぶれ」の使い分けについて解説していきます。適切に覚えて、上手く使い分けできるようにしましょう!
「面々」・・・多くの中でのそれぞれの人 「顔ぶれ」・・・集まりや競技などに参加する人
例えば、 「そうそうたる面々がそろう」だったら「それぞれが優れた能力を持っている」 「そうそうたる顔ぶれがそろう」だったら「ほとんどの人が優れた能力を持っている」 という意味になります。 どちらも「多くの人」を表しますが、「面々」は「それぞれ」、「顔ぶれ」は「全体的」という意味合いになります。 また、「面々」は同等か目下の人、「顔ぶれ」は目上の人に対して使うことが多いです。
「面々」は<めんめん>と読みます。 「面々」の意味は「めいめいの人、各自」です。 多くのものの中の一人一人、一人一人を表します。「面面」と表すこともできます。 あるグループを構成している人たち、そこに属している特定の人を表す場合に「面々」を使います。 例えば、「出席している面々」だったら「出席している人たち全員、出席している一人一人」という意味になります。 「面々」は同等や目下の人を表しているので、目上の人に対しては使いません。敬意が込められていないので、目上の人に使ってしまうと失礼にあたります。「面々」は古めかしい言い方となります。 使い方としては、
などとなります。 「そうそうたる面々」「名だたる面々」は「その分野の中で、優秀な人々が集まっているさま」を意味します。「面々」は目上の人には使えませんが、「そうそうたる」「名だたる」と組み合わせると使うことができます。 「面々」の類語には、「それぞれ」「めいめい」「てんでに」「一人一人」「各自」などがあります。
例文
「顔ぶれ」の意味は「集まり・事業・勝負事などに参加する人々」です。 ある集まりや事業などに参加する人たちを表します。「顔触れ」と表すこともできます。 「顔ぶれ」は、集会や競技の特定のグループを表す場合に使うことが多いです。 例えば、「そのパーティーにはそうそうたる顔ぶれがそろった」と言います。これは「そのパーティーには優秀な人物が多く集まった」という意味になります。 敬意が込められているので、目上の人に対して使うことができる表現となっています。敬意を込める必要があるグループに対して使うことができます。 使い方としては、
などとなります。 「そうそうたる顔ぶれ」「名だたる顔ぶれ」は「その分野の中で、優秀な人々が集まっているさま」を意味します。 「顔ぶれ」の類語には、「メンバー」「面子」「組員」「団員」「一員」「会員」などがあります。
例文
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