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「文」「文章」「文書」の意味の違いと使い分け

「文(ぶん)」「文章(ぶんしょ)」「文書(ぶんしょ)」の違いをご存知でしょうか。「文」「文章」「文書」には明確な違いがあります。今回は「文」「文章」「文書」の意味の違いと使い分け方を紹介します。

「文」「文章」「文書」の違い

文(ぶん)
一語または複数の語から構成される、頭の文字から句点までのひとまとまり
文章(ぶんしょう)
文を複数集めたもの
文書(ぶんしょ)
文や文章が書かれているもの

「文(ぶん)」は、思想や感情などを言葉で表現する際の、一区切りのまとまった内容のもつ最小の単位です。 「文」は、はじめの文字から句点(『。』)までの一続きのまとまりで、一語または普通の語から構成されます。 例えば「おはよう。」「海は青くて広い。」などです。 「文章(ぶんしょう)」は、文を連ねて思想・感情などを表現したひとまとまりのものです。 「文」を複数集めると「文章」になります。 例えば、「海は青い。なので見ているととても癒やされる。」などです。 上手に文を連ねて思想や感情を表現できることを「文章にするのがうまい」などと表すこともできます。 「文書(ぶんしょ)」は、書類や書面など文や文章が書かれている物を表します。 例えば、「文書にまとめる」「文書を作る」などと使います。

「文」の意味と使い方

「文」は「ぶん」と読みます。 「文」の意味は、思想や感情などを言葉で表現する際の、一区切りのまとまった内容のもつ最小の単位です。 「文」は、一語または複数の語から構成されます。 文字で表すときの、はじめの文字から句点(『。』)までの一続きを「文」といいます。 例えば、「夏は暑い」が文です。 「あ」や「つ」などの一文字は「文」とはいえません。 また、「文」には「学問。学芸」という意味もあります。 例えば「文武両道」などと使います。 ちなみに「文」は「あや」と読むと「文章上の巧みな言い回し」 また、表面的な言葉の飾りという意味になります。 例えば「それは言葉の文だ」などと使うことができます。

「文章」の意味と使い方

「文章」は「ぶんしょう」と読みます。 「文章」の意味は、「文を連ねて思想・感情などを表現したひとまとまりのもの」です。 上述した「文」を複数集めたものが「文章」になります。 例えば、「夏は熱中症に気をつける必要があります。なので、水分は必ず持ち歩きましょう」は、二文使われているので「文章」です。 「夏は熱中症に気をつける必要があるので、水分は必ず持ち歩きましょう」のように、一文だけでも「文章」と呼ぶこともありますが、基本的には二文以上のものを「文章」といいます。

「文書」の意味と使い方

「文書」は「ぶんしょ」と読みます。 「文書」の意味は「文字で書き記したもの」です。 「文書」は書類や書面など文や文章が書かれている物を表します。 紙だけではなく、パソコン上のデータなども文や文章が書かれていれば「文書」になります。 例えば「文書にまとめる」などと使います。 あくまでも文や文章が書かれている媒体を表す言葉なので「文書がうまい」などと使うことはできません。

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