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「丁度」と「調度」の意味の違いと使い分け

「丁度」と「調度」は、どちらも「ちょうど」と読む同音異義語です。「丁度」の意味は、数量・大きさ・時刻などが基準に過不足なく一致するさまです。「調度」の意味は、日常、身のまわりに置いて使う道具類です。例えば「ちょうど良いサイズ」であれば「丁度」を使います。

「丁度」と「調度」の違い

丁度(ちょうど)
数量・大きさ・時刻などが基準に過不足なく一致するさま。
調度(ちょうど)
日常、身のまわりに置いて使う道具類。

「丁度」と「調度」は、どちらも「ちょうど」と読む同音異義語です。 「丁度」の意味は、実際に何かを行った結果が、基準となる大きさや数量と一致することです。 例えば「丁度100円の大きさ」「8時丁度に到着する」などと副詞で使います。 また、それがそのまま物事にたとえられるさまという意味でも使われます。 例えば、「丁度ダイアモンドのように輝くビーズ」などと使います。 「調度」の意味は、身の回りの器具、道具、日常使用の用具、家具です。 例えば「調度を買い揃える」「調度品を置く」など名詞として使います。

「丁度」の意味と使い方

「丁度」は、「ちょうど」と読みます。 「丁度」は、擬音語「ちゃう」に助詞「と」がついた言葉だと言われていて、「丁と(ちょうと)」ともいいます。 「丁度」の意味は、

  1. 数量・大きさ・時刻などが基準に過不足なく一致するさま
  2. その時と、ある物事が行われている時とが重なるさま
  3. それがそのまま物事にたとえられているさま

です。 「調度」は、副詞として使います。 「丁度」の一つ目意味は、実際に何かを行った結果が、基準となる大きさや数量と一致することです。 例えば、「全部で合わせて丁度1000円だった」などと使います。 二つ目の刻限や何かが行われる状況と一致することという意味では、例えば「今、丁度電話をかけようと思っていたところです。」などと使います。 三つ目のそれがそのまま物事にたとえられているさまという意味では、例えば「丁度語歳の息子と同じぐらいの大きさ」などと使います。

「丁度」の例文

  • 彼は計りを使わずとも50グラム丁度を手で救うことができる。
  • ホームについた丁度そのとき電車が出発した。
  • その子犬の鳴き声が丁度赤ん坊の泣き声に聞こえて驚いた。

「調度」の意味と使い方

「調度」は「ちょうど」と読みます。 「調度」の意味は、「日常、身のまわりに置いて使う道具類」です。 武家では特に弓矢のことをいいます。 本来の「調度」の意味は「調えさだめる」です。 室内をほどよく調える室礼(しつらい)、舗設(ほせつ)のことをいうようになり、平安時代には貴族の住宅である神殿の母屋(もや)・庇(ひさし)に室礼をする器具や道具類のことをいうようになりました。 現代では一般的に、身の回りの器具、道具、日常使用の用具、家具などのことをいいます。 例えば、「部屋の広さに合わせて調度をそろえる」というように、名詞として使います。 多くの場合は「家具」などと言い替えられるため、現代ではあまり使われない言葉です。

「調度」の例文

  • 木目調のおしゃれな調度品をプレゼントしてもらった。
  • 部屋を見れば、彼がいかに調度に強いこだわりをもっていることがわかる。
  • ミニマリストなので、調度類は一つも置きません。

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