「ドルオタ」の意味は「アイドルの熱狂的なファン」のことで、「アイドルオタク」を略したものになります。元々「ドルオタ」とは「女性アイドルを応援している男性」を指して使われていますが、最近では「アイドルを応援している女性」のことも指して使われます。今回はそんな「ドルオタ」について詳しく解説していきます。
「ドルオタ」の意味は「アイドルの熱狂的なファン」のことです。 語源は「アイドルオタク」を略したものになります。 「オタク」は「ヲタク」と表記されることもあることから「ドルヲタ」と表記されることもあります。 元々「ドルオタ」とは「女性アイドルを応援している男性」を指して使われている言葉です。 モーニング娘。などハロプロ(ハロー!プロジェクト)や、AKB48や乃木坂46、さらには地下アイドルなどのアイドルの熱狂的なファンを指します。 "熱狂的な”がついている通り、なんとなくテレビに出てたら見ちゃうくらいでは「ドルオタ」にはなりません。 CDやDVD、グッズを買い揃えたり、ライブに行ったり、SNSでアイドルへの想いをつぶやいたり…一般人と比べてかなり熱中していたり詳しかったりする人を「オタク」と言います。 特にグループ全体を好きというよりも、特定のメンバーへ強い愛着を持っている場合が多いです。 なぜ「オタク」と呼ばれるかというと、元々アニメやゲームなどが大好きな人の一部が二人称として「お宅」を使っていたことを揶揄する意味で派生されました。 元はお互いを「お宅」と呼び合う人達だったことから「お宅族」と呼ばれており、今のオタク達が当時自虐を含めて自分たちを「オタク」と呼び始めたことで広まっていったと言われています。
「ドルオタ」は「アイドルのオタク」である人物を指して使い、自分自身を「ドルオタ」と称したり他人を「ドルオタ」と呼んだりします。 「ドルオタ」の中には「TO(トップオタ)」と呼ばれる人がいます。 これは同じグループやメンバーのオタクの中でも影響力があったりオタクたちを取り仕切る立場にある人を指します。 特に地下アイドルなど、狭い会場でライブを行ったり応援しているオタクが少なかったりする場合に、オタクがコールを考えたり、写真撮影の際に列を作るよう促したり、誕生日のお祝いを計画したりすることがあります。 特に小さな事務所だとマネジメントを行う人が1人しかおらず、ライブ会場にもスタッフが全然いないことがあります。 そのため「TO」が場を取り仕切るため、他のオタクにはもちろんのことメンバーたちや運営側からも認知されることがあります。 ただ、承認欲求が止まらず「TO」になりたいがために暴走をしてしまったり、「TO」になり認知されたことによって「ガチ恋」に走ってしまいメンバーに迷惑をかけてしまったり他のオタクから嫌われてしまうような人もいるのが現状です。 ちなみに男性アイドルのファンの場合は、例えばジャニーズ事務所に所属するグループやタレントのファンであれば「ジャニオタ」と称されることが多くなります。 さらにジャニーズのファンの名称は各グループに設けられており、例えば嵐のファンであれば「アラシック」となります。他にも関ジャニ∞のファンであれば「eighter(エイター)」、King&Princeのファンであれば「ティアラ」となります。 EXILEが所属しているLDHグループはファンクラブ名「EXILE FAMILY」から「fam(ファム)」などと呼ばれています。三代目 J SOUL BROTHERSのファンは、メンバーである登坂広臣さんがライブ中に「メイト」と名付け、ファンの間でも広く使われています。 元々はネガティブなイメージもあった「オタク」ですが、現在では若者の7割以上が種類は違えどオタクと自覚しているようです。 オタク同士、違う界隈でも理解し合えることも多く、以前は肩身が狭いと感じていた「ドルオタ」も多かったかと思いますがオープンにできる人も増えてきたのではないでしょうか。