「同様(どうよう)」と「同一(どういつ)」は、どちらも同じことを意味する言葉です。「同様」の意味は、同じであること。また同じようであることです。「同一」の意味は、同じであること。また差がないことです。例えば、全く同じやり方という意味であれば「同一」を使います。
「同様(どうよう)」の意味は、状態・様相よく似ていて二つのものの間にほどんど区別が認められないことです。 例えば「同様の手口を使う」「同様の犯行」などと使います。 また、名詞についてほどんとど同じという意味もあります。 例えば「馬同様の動き」「赤同様の色味を使う」などと使います。 「同一(どういつ)」の意味は、比較の対象となるものとの間に全く差異が認められないことです。 例えば「同一人物」「同一の条件」などと使います。 また、差がないという意味でも使います。 例えば「我が子を同一にしつけをする」「料金を同一化する」などと使います。 「同様」は全く同じという場合以外にもほぼ同じであるという意味で使うことができる言葉であるのに対して、「同一」は、全く同じ場合のみ使います。 例えば「同様の人物」であれば同じ人もしくは似たような人を表し、「同一の人物」であれば全く同じ人のみを表します。
「同様」は、「どうよう」と読みます。 「同様」の意味は、「同じであること」です。 「同」には「おなじ。ひとしい」という意味があります。 「様」には「さま。ありさま。かたち」という意味があります。 「同様」は、状態・様相がよく似ていて二つのものの間にほどんど区別が認められない様子を表します。 例えば「前回と同様の実験をする」などと使います。 これは、前回行った実験と同じ実験をするという意味です。 また、ほとんど変わりなくという意味でも使うことができます。 例えば「恋人同様の付き合い」のように、名詞について使われます。 これは、恋人ではないけれど恋人と同じような付き合いという意味になります。
「同一」は、「どういつ」と読みます。 「同一」の意味は、
です。 「同」には「おなじ。ひとしい」という意味があります。 「一」には「ひとつにする。全て。全部。等しい」という意味があります。 「同一」は「同じ」のやや改まった表現です。 比較の対象となるものとの間に全く差異が認められないことを表します。 例えば、「前の事件の犯人と同一人物だ」などと使います。 これは、前の事件と同じ人物だという意味です。 また、差がなく等しいことという意味でも使うことができます。 例えば「年齢関係なく同一に扱う」などと使います。 これは、年齢によって差別することなく全員同じ扱いをするという意味です。