「ガチ勢(がちぜい)」の意味は「何かしらに本気で取り組んでいる人々」です。語源は「本気、本当」という意味を持つ「ガチ」と、「○○勢」と○○な人々の集団を意味する「勢」を組み合わせたものです。例えばゲープレイヤーの中で本気で勝ち負けやスコアにこだわり、そのためなら課金をしたり手段を選ばないような人たちを指します。
「ガチ勢」の意味は「何かしらに本気で取り組んでいる人々」です。 例えばゲームプレイヤーの中で本気で勝ち負けやスコアにこだわり、そのためなら課金をしたり手段を選ばないような人たちを指します。 ちなみに「がちぜい」と読みます。 語源は「本気、本当」という意味を持つ「ガチ」と、「○○勢」と○○な人々を集団化するために用いられる「勢」を組み合わせたものになります。 「ガチ」は「ガチンコ」の略で、元々は相撲用語で「真剣勝負」を意味する隠語です。 この「真剣勝負」から「本気」といった意味を持つようになりました。 「勢」には「軍勢」などとも使われるように「人数、軍隊」といった意味があり、この「○○勢」はそこからきています。
「ガチ勢」は主にゲープレイヤーに使い、本気でやり込んでいる人に対して使います。 「Aさんはガチ勢」と個人に対して使うこともありますし、「ガチ勢は費やしてる時間とお金が違う」と、ガチでやっている人たちを総称して使うこともあります。 主に本気度がすごいことを表しますが、時に「本気すぎてやばい」「趣味に熱入れすぎ…」といったネガティブなニュアンスを含んで使われることもあります。 また「ガチ勢」はゲーム名などと組み合わせて「ポケGOガチ勢」などと使います。 「ポケGOガチ勢」はスマホ用ゲームアプリ「ポケモンGO」を本気でやっている人となります。 ゲームのレベルがめちゃくちゃ高くて超強かったり、コインなどで購入できるものをたくさん持っていたりする人だったり、ポケモンGOのために全国各地を回っている人などが「ポケGOガチ勢」となります。 技術面はもちろん、ゲームへの本気度の高さも「ガチ勢」かどうかを判断する材料となります。 さらにそこから派生して、最近ではゲーム以外の界隈でも本気度が高いオタクのことを「ガチ勢」と言います。 例えばアイドルオタクで、コンサートの全ステ(全公演に参加する)人や、絶対に良い席に入るためにチケットを何枚も取ったり高額を出して買っている人を「ガチ勢」と呼びます。 また2次元オタクでは、どのキャラクターが出るか分からないグッズやガチャガチャなどで箱買いをしたり自分の好きなキャラクターが何個も出るまで買い続けたりする人を「ガチ勢」と呼びます。 基本的に推しに貢ぎまくっている人や現場(ライブやイベント)に足を運ぶ回数がとんでもなく多い人や海外遠征までする人、さらに毎日本気愛をSNSで垂れ流している人なども「ガチ勢」と言われることがあります。 さらにさらに、オタク界隈だけでなく一般的にも「ガチ勢」は使われるようになり「英会話ガチ勢」「ロッククライミングガチ勢」などと、専門的な分野と組み合わせます。 それから「ハロウィンガチ勢」と言えば仮装に本気出している人たちを指したり、クリスマスというイベントを本気で楽しもうとしている自分を「クリスマスガチ勢だから!」などと言うこともあります。 その他「自炊ガチ勢(自炊に力を入れている人)」「うどんガチ勢(最高においしいうどんを追い求めてる人)」など、「ガチ勢」は色々な言葉と組み合わせて一般的に広く使われています。
「ガチ勢」の例文
「マニア」の意味は「熱狂者」「ひとつのことに熱中する人」です。 これは「狂気」の意味を持つギリシャ語「 μανία」が語源となっています。 よく「鉄道マニア」「歴史マニア」などと使われていますよね。 「オタク」とよく似た言葉で、はっきりとした線引はされていません。 とにかくひとつのことが好きだった場合は何にでも「マニア」を付けることが出来るので、「激辛料理マニア」「トゲアリトゲナシトゲトゲマニア」などと個性的なマニアもたくさんいます。
「廃人」とは主に「ネトゲ廃人」「ツイッター廃人」などと使われています。 ネット用語で、「日常生活に支障をきたすほど、何かに熱中している人」を表します。 「ネトゲ廃人」は「ネットゲーム廃人」のことで、ネットゲームに没頭しすぎて睡眠時間を犠牲にして遅刻をしたり仕事中に体調を崩したり、食事をすることも忘れてしまうような人を指します。 「ツイッター廃人」は略して「ツイ廃」とも言われており、Twitterに没頭しすぎている人を指します。
「課金厨」は「かきんちゅう」と読みます。 これは「ゲーム内の課金アイテムを購入する人」を指します。 特にスマホアプリゲームでは、無課金でも遊ぶことが出来ますよね。 しかし、強くなって勝ち抜いてランキング上位に上がるためには、強いアイテムやレベルアップが必要となります。 そのために課金をしている人が「課金厨」です。 課金額が大きくなると「重課金厨」となり、さらに貯金を使い果たすほど課金してしまう人を「廃課金厨」と呼びます。 ちなみに一切課金をせずに無課金で遊び続ける人を「無課金厨」といいます。 ここで使われている「厨」は揶揄して使われています。 そのため「課金厨」とは「無課金ゲームで課金するなんて、どれだけ必死なんだよw」といったように蔑まれていることになります。逆に「無課金厨」は頑なに課金せずに遊び続けていることを蔑んで呼ばれています。
「エンジョイ勢」も主にゲームプレイヤーのタイプに対して使い、勝ち負けやハイスコアを気にせずに楽しむことを優先している人たちのことです。 様々なことを研究して強くなろう!といった気持ちはなく、最低限のルールを知って純粋にゲームを楽しむ人を指します。 「エンジョイ勢」に似た意味を持つ言葉に「ヌル勢」という言葉もあり、これは「ヌルい人たち」を表します。 侮辱的な意味合いが強く、ガチ勢がエンジョイ勢を批判する時に使います。
「趣味勢」は「趣味の範囲で楽しんでいる人」を指します。 勝ち負けにこだわらず、ちょっと楽しもう〜と気軽なユーザーを指します。 エンジョイ勢と、ほぼ変わりません。 ちなみにノリで楽しんでいる人たちは「ノリ勢」と言われています。 ガチ勢の中には「エンジョイ勢」「趣味勢」などのライト層を邪魔者扱いすることもあります。
「にわか」は「始めたばかりの人」「よくも知らずにゲームをやっている人」を指します。 「にわか」は「にわかに」の形で使い、本来の意味は「物事が急に起こるさま」「突然」です。 また名詞の上に付くことで「急にその状態になるさま」を表します。 なんとなく流行ったから突然始めただけの人のことです。
いかがだったでしょうか? ガチ勢について理解できたでしょうか? 「ガチ勢」は「何かしらに本気で取り組んでいる人々」を指す言葉です。 元々はゲームプレイヤーに使われていた言葉ですが、最近は日常的にも使われていますね。 しっかりと覚えておきましょう!