1. TOP
  2. 日本語
  3. 意味の違い
  4. 「議決」と「決議」の意味の違いと使い分けを例文つきで解説

「議決」と「決議」の意味の違いと使い分けを例文つきで解説

「議決(ぎけつ)」の意味は、二人以上が集まってある事柄を決定することです。例えば「法案を改定することを議決した」などと使います。「決議(けつぎ)」の意味は、会議などである事柄を決定することです。例えば「決議案を提出する」などと使います。

「議決」と「決議」の違い

議決(ぎけつ)
二人以上が集まってある事柄を決定すること。また決定された事柄
決議(けつぎ)
会議・大会などで、ある事柄を決定すること。また決定された事柄

「議決(ぎけつ)」は、合議(ごうぎ)によってある事柄を決定することです。「合議」とは、二人以上が集まって相談することをいいます。 「決議(けつぎ)」は、会議・大会などで意見をまとめ、ある事柄を決定することです。「会議」とは、関係者が集まって、一定の題目について何らからの判断や決断を下すために話し合うことをいいます。 このように、「議決」と「決議」に意味の違いはほとんどありませんが、下記のように使い分けされることが多いです。 一般的には「議決」は会議などである事柄を決定するという意味の動詞として使われることが多いです。 例えば「新しい法案が議決された」「賛成多数で議決した」などと使います。 一方「決議」は、決定された事柄という意味の名詞として使用されることが多いです。 例えば「決議案を提出する」「決議書をまとめる」などと使います。

「議決」の意味と使い方

「議決」は「ぎけつ」と読みます。 「議決」の意味は「合議によってある事柄を決定すること」です。 また、その決定された事柄をいいます。 「議」には「はかる。論じ合う。思いめぐらす」という意味があります。 「決」には「きめる。きまる。最終的に定める」という意味があります。 「議決」は、二人以上が集まり話し合うことで、あることがらについて決定をすることを表します。 例えば「新しい条例を賛成多数で議決する」などと動詞として使うことが多いです。 その他の言い回しには

  • 議決される
  • 議決された
  • 議決した

などがあります。

「議決」の例文

  • 内閣不信任案が議決された。
  • 新しい法案は国連の議決に委ねられた。
  • 補給支援特別措置法案の衆議院の再議決では、投票を放棄した。

「決議」の意味と使い方

「決議」は「けつぎ」と読むます。 「決議」の意味は「会議・大会などで意見をまとめ、ある事柄を決定すること」です。 また、その決定した事柄のことをいいます。 「決」には「きめる。きまる。最終的に定める」という意味があります。 「議」には「はかる。論じ合う。思いめぐらす」という意味があります。 「決議」の意味は「決議」と同じです。 「議決」と同じように「予算案を決議する」などと使うことができます。 ただし、「決議」は、会議など複数人が集まって話し合いをし決定した内容を指して使う事がほとんどで、「議決案が出される」など、名詞として使われることが多いです。 これは、「会議で決まった案が出される」という意味になります。

「決議」の例文

  • 内閣不信任決議によって総理大臣は辞職した。
  • 決議案は市民の反対にされたことにより白紙にもどった。
  • 改めて会議が行われた結果、正式な決議がだされた。

まとめ

「議決(ぎけつ)」とは、二人以上が集まって相談して決めることという意味の言葉です。 「決議(けつぎ)」とは、会議・大会などで意見をまとめ、ある事柄を決定することという意味の言葉です。つまり「議決」が相談して決めることを表す言葉であるのに対して、「決議」は相談して決定した内容を表す言葉であるといえます。また「議決」は動詞で使われることが多いのに対して、「決議」は名詞で使われる事が多いです。

トレンド

カテゴリーランキング

  1. TOP
  2. 日本語
  3. 意味の違い
  4. 「議決」と「決議」の意味の違いと使い分けを例文つきで解説