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「ご確認」と「ご査収」の意味の違いと使い分けを例文つきで解説

「ご確認(ごかくにん)」の意味は、そうであるかどうか、確かめることです。「ご査収(ごさしゅう)」の意味は、よく調べたうえで受け取ることです。「ご確認」には「受け取る」という意味はないため、精査したうえで受け取ってほしい場合には「ご査収」を使うのが正しいです。

「ご確認」と「ご査収」の違い

ご確認(ごかくにん)
そうであるかどうか、はっきり確かめること。
ご査収(ごさしゅう)
物品・書類・金額などをよく調べて受け取ること。

「ご確認(ごかくにん)」の意味は、「確かにそうであることを確かめること」です。 また、確かにそうだと認めることをいいます。 書類などにミスがないか確かめてほしいときなどに使います。 例えば「必要書類を提出いたしますので、ご確認お願いいたします」などと使います。 「ご査収(ごさしゅう)」の意味は、「よく調べて受け取ること」です。 こちらが相手側に提出したものを内容を精査したうえで受け取って欲しい場合使います。 例えば「請求書を添付いたしましたので、ご査収のほどよろしくお願いいたします」などと使います。 「査収」は、「確認」した上で、さらに「受け取る」とい意味があります。 中身を精査したうえで受け取って欲しい場合は「ご査収」を使うのが正しいですが、「ご査収」を使うべき場面で「ご確認」を使っても問題ありません。 確認のみで受け取りが不要なものに対して「ご査収」を使うのは誤りなので注意しましょう。

「ご確認」の意味と使い方

「ご確認」は「ごかくにん」と読みます。 「ご確認」の意味は「確かにそうであることを認めること」です。 「確」には「たしか。まちがいない。たしかめる」という意味があります。 「認」には「みとめる。見分ける。見きわめる」という意味があります。 「ご確認」は、はっきりと確かめることをいいます。 例えば、書類を見て間違いがないか確かめることを「ご確認する」などといいます。 相手に確認してほしいと依頼をするときは「ご確認いただきますようお願いいたします」などの形で使います。

「ご確認」の例文

  • こちらに記載の内容にお間違いがないかご確認お願いします。
  • 資料に記載されております内容をご確認のうえ、一週間以内にご返信をお願いいたします
  • 契約内容はご確認いただけましたでしょうか・

「ご査収」の意味と使い方

「ご査収」は「ごさしゅう」と読みます。 「ご査収」の意味は「よく調べたうえで受け取ること」です。 「査」には「しらべる。あきらかにする」という意味があります。 「収」には「おさめる。あつめる。とりいれる」という意味があります。 「ご査収」は、書類を渡したときなどに「間違いがないか精査してから受け取ってほしい」という意味で使われます。 例えば「請求書を添付いたしました。ご査収いただきますようお願いいたします」などと使います。 「ご査収」は「調べてうけとる」という意味の言葉なので、添付ファイルなどが何もないメールなどで使うのは誤用です。 また、添付ファイルなどをつけていたとしても参考程度に見るものに対して使用すると相手に違和感を与えてしまうので注意しましょう。 単に目を通しておいてほしいという場合は「お目通しください」「ご一読いただければ幸いです」などが適しています。

「ご査収」の例文

  • こちらがご依頼いただいていたソフトのテスト版のURLです。ご査収くださいますようお願い申し上げます。
  • ご注文いただきました商品を発送いたしました。ご査収のほどよろしくお願いいたします。
  • 企画案を同封いたしましたので、ご査収いただければ幸いです。

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