「ご支援の賜物」の意味は、支援してもらった良い結果です。ビジネスメールで手助けをしてくれた相手に感謝の気持ちを伝えるときに「これもひとえに皆様のご支援の賜物です」などと使います。
「ご支援」は「ごしえん」と読みます。 「ご支援」の意味は「力を貸して助けること」です。 「支援」についている「ご」は尊敬を表す接頭辞です。
接頭辞「ご（お）」敬語の種類は文脈によって尊敬語・謙譲語・丁寧語のどれにもなります。
この場合の接頭辞「ご」は、相手が支援することに対してつけているので尊敬語になります。
「賜物」は「たまもの」と読みます。 「賜物」の意味は、「あることの結果として得られたよい事柄。良い結果」です。 「賜」は「賜る」など謙譲語として使われることが多いですが、「賜物」は謙譲語ではありません。 「ご支援の賜物」で、「支援してもらったよい結果」という意味になります。
「ご支援の賜物」は、ビジネスメールで相手の手助けに対する感謝を伝えるときに使います。 例えば、イベントを開催するときに協力してくれた相手にお礼を伝えるときなどです。 「賜物」が堅い表現なので、口頭で使われることはまれです。
【件名】 ご協力のお礼 【本文】 株式会社あいうえお 総務部 高橋様 平素よりお世話になっております。 株式会社かきくけこの松山です。 この度は弊社音楽イベント「○○○」に際しまして、ご協力いただきありがとうございました。 大盛況のままイベントを終了させることができましたのも皆様のご支援の賜物です。 弊社も貴社のお役に立てるよう努めてまいりますので、今後とも変わらぬお付き合いのほどよろしくお願い申し上げます。 松山
【件名】 寄付のお礼 【本文】 株式会社AAA 代表取締役 大野真琴様 お世話になっております。 株式会社BBBの松田です。 この度は、弊社プロジェクトにご賛同、ご支援いただきありがとうございます。 寄付金の総額は1000万円にものぼり、無事にカンボジアに図書館を作ることができました。 これもひとえに皆様のご支援の賜物と存じます。 今後とも弊社事業へのお力添えをよろしくお願い申し上げます。 大野
「お力添え」は「おちからぞえ」と読みます。 「お力添え」の意味は「仕事などを手伝って助けること」です。 「ご協力」は「ごきょうりょく」と読みます。 「ご協力」の意味は「一つの目的のために他と力を合わせて物事を行うこと」です。 「お手伝い」は「おてつだい」と読みます。 「お手伝い」の意味は「他人の仕事をたすけて、うまく行くように力を添えること」です。 「お手伝い」は日常会話で使われることが多く、「お手伝いの賜物」というい使い方はしません。
「結晶」は「けっしょう」と読みます。 「結晶」の意味は「ある事柄が積み重なり、立派な結果となって現れること」です。 「産物」は「さんぶつ」と読みます。 「産物」の意味は「ある物事の結果として生じたもの」です。 「結実」は「けつじつ」と読みます。 「結実」の意味は「よい結果が得られること」です。 「結晶」「産物」「結実」は、どれもある事柄の結果としてよい結果が現れることを表しますが、「ご支援の結晶」「ご支援の産物」「ご支援の結実」という使い方はしません。
「ご支援の賜物」の英語は「support」「help」「assistance」など。 「賜物」は「（目上の人から）してもらう」という意味なので、わざわざ英訳する必要ありません。 最もカジュアルで広く使われるのが「help」です。 「assistance」も「help」と同義ですが、目下の者が目上の者を手助けするときによく使われます。 「support」は「支える」という意味で、「精神的に支える」または「実務面で支える」というニュアンスで使います。
Thank you very much all for your support.
皆様のご支援の賜物です。誠にありがとうございます。
