「ご容赦(ごようしゃ)」の意味は、相手のあやまちなどを許すことです。相手に迷惑を かけることに対して事前に断りを入れるときなどに使います。「ご理解(ごりかい)」の意味は、相手の事情を飲み込むです。相手に自分の事情をわかってほしいときに使います。「ご了承(ごりょうしょう)」の意味は、事情を理解したうえで承知してほしいという意味で、理解にさらに承知するという意味合いが含まれます。
「ご容赦」「ご了承」「ご理解」は、言い回しは似ていますが、意味が違うので、使う場面が異なります。 「ご理解(ごりかい)」の意味は、他人の気持ちや事情を飲み込むことです。 また、他人の気持ちなどを察して意に添うようにするという意味もあります。 自分の事情などを伝え相手に理解してほしいときに使います。 例えば「ご不便をおかけして恐縮ですが、ご理解いただきますようお願いします」などと使います。 「ご了承(ごりょうしょう)」の意味は、事情を理解して承知することです。 事前に自分の事情を理解したうえで認めたり許してもらうときに使います。 例えば「先着順でのお渡しになりますのでご了承ください」などと使います。 「ご了承」と「ご理解」は、使い方が似ていますが意味が違うので使う場面が異なります。 「ご容赦(ごようしゃ)」の意味は、過ちなどを許して、とがめないことです。 相手に迷惑をかけてしまう可能性があることに対して相手に理解を求める場面や、相手の提案を断るときなどに使います。 例えば「天候不良に伴いプログラムが一部変更になることをご容赦ください」などと使います。 「ご容赦」は、相手対してに申し訳なく思う気持ちを伝える言葉なので「ご理解」と「ご了承」とは意味が違います。
「ご容赦」は「ごようしゃ」と読みます。 「ご容赦」の意味は「相手のあやまちなどを許すこと」です。 「容」には「ききいれる。ゆるす」という意味があり、「赦」には「ゆるす。罪やあやまちをゆるす」という意味があります。 「ご容赦」は、事前に相手に迷惑をかけてしまうことに対して断りをいれるときに使います。 例えば「メンテナンス中はサービスをご利用いただくことはできませんのでご容赦ください」などtの使い方です。 また、相手からの提案を断るときにも使うことができます。 例えば「今回はご希望に添えることができません。何卒ご容赦ください」などと使います。 ただし「ご容赦」は深い謝罪をするときには使えないので注意しましょう。 例えば「寝坊をしてしまい10分ほど遅れて到着します。ご容赦ください」などの使い方です。 明らかに自分に過失があって謝罪をするときには「申し訳ございません」「深くお詫び申し上げます」などシンプルに謝罪の言葉を述べます。
「ご容赦」の例文
「ご了承」は「ごりょうしょう」と読みます。 「ご了承」の意味は「相手の事情を汲んだ上で、強く納得し認めること」です。 「了」には「さとる。承知する」、「承」には「うけたまわる。ひきうける」という意味があります。 「ご了承」は、まだ始まっていないことやこれから始める段階のことに対して許しをもらうときに使います。 例えば、時間が変更になる可能性があることを知っておいてほしいと伝えるときに「時間は変更になる可能性もございますので予めご了承ください」などと使います。
「ご了承」の例文
「ご理解」は「ごりかい」と読みます。 「ご理解」の意味は「物事がわかること。意味を飲み込むこと」です。 「理」には「ことわり。物事のすじみち」、「解」には「わかる。ときあかす」という意味があります。 「ご理解」は、何か事情を説明し相手に事情を理解してほしいと伝えるときに使います。 例えば「回答にはお時間をいただきますのでご理解ください」などと使います。
「ご理解」の例文