1. TOP
  2. 日本語
  3. 意味の違い
  4. 「羽」と「羽根」の意味の違いと使い分け

「羽」と「羽根」の意味の違いと使い分け

「羽(はね)」と「羽根(はね)」の違いをご存知でしょうか。「羽」と「羽根」には明確な違いがあります。今回は「羽」と「羽根」の意味と違い、使い分け方を紹介しますのでぜひ参考にしてください。

「羽」と「羽根」の違い

羽(はね)
鳥の全身をおおって生えている毛。昆虫が飛ぶための器官
羽根(はね)
羽が抜け落ちたもの。羽を加工して作ったもの

「羽(はね)」は、鳥の体全体を覆う毛や、昆虫類が飛ぶための器官を表します。 例えば「鳥が羽を触る」「セミの羽は茶色い」などと使います。 転じて翼状になっているものを「羽」と表すこともできます。 例えば「飛行機の羽」などと使用します。 また、鳥の羽を喩えに使った慣用句でも使用されます。 例えば「羽を休める」「羽を広げる」などがあります。 「羽根(はね)」は、抜け落ちて一本になったものです。 例えば鳥の羽が一本抜け落ちていた場合「羽根を拾う」となります。 また、鳥の羽を加工したものや模して作られたものを表すこともできます。 例えば、「バドミントンの羽根」「扇風機の羽根」などと使います。 ちなみに、「はね」の漢字表記には「翅」もあります。 「翅」は「昆虫類の飛ぶための器官」です。 「カブトムシの翅」と書くこともできますが、「翅」は常用漢字でないので「カブトムシの羽」と書くのが一般的です。

「羽」の意味と使い方

「羽」は「はね」と読みます。 「羽」の意味は「鳥の全身をおおって生えている毛」です。 また、昆虫が飛ぶための器官のことをいいます。 「羽」は鳥の体全体を覆う毛や、昆虫類が飛ぶための器官を表し「羽を広げて飛んだ」などと使います。 昆虫類の場合は「翅(はね)」とも書くこともできます。 転じて飛行機の翼を「羽」と表すこともできます。 また、鳥の羽を喩えに使った慣用句でも使用されます。 鳥の翼を喩えに使った慣用句には、例えば「羽を休める」「羽を広げる」などがあります。

「羽」の例文

  • 蝶の羽の模様は無限にあって見つけるのが面白い。
  • 空を自由に飛ぶことができる鳥の羽がほしい。
  • 休日は実家に帰って思いっきり羽を広げた。

「羽根」の意味と使い方

「羽根」は「はね」と読みます。 「羽根」の意味は「羽を加工したもの」です。 また、抜け落ちて一本になったものをいいます。 例えば、バドミントンで使用される「はね」は、鳥の羽を加工したものなので「羽根」と書くのが正しいです また、ヘリコプターや扇風機の「はね」も、1本の羽を模したものなので「羽根」と書きます。 ただし、羽毛布団の羽のように、鳥の羽を加工して作ったものであっても鳥の羽のような役割をするということから「羽」とあえて表記していることもあります。

「羽根」の例文

  • 落ちていた綺麗な羽根を拾って記念に持ち帰った。
  • ボランティアで赤い羽根募金に参加した。
  • 竹とんぼの羽根が折れて飛ばせなくなってしまった。

トレンド

カテゴリーランキング

  1. TOP
  2. 日本語
  3. 意味の違い
  4. 「羽」と「羽根」の意味の違いと使い分け