「張る(はる)」は、たるみがないように引き伸ばすことという意味です。「貼る(はる)」との違いは、「貼る」はのりなどをつかって密着させることを表すという点です。したがって、テントのようにたるみがないように引き伸ばすときには「貼る」ではなく「張る」を使います。
「張る(はる)」には、多くの意味があります。 一つ目は、たるみがないように引き伸ばされることです。 例えば「張っていたタコ糸が切れる」「テントを張る」などと使います。 二つ目は、陣をとるように広がって伸びることです。 例えば「根が張る」「くもが巣を張る」などと使います。 三つ目は、 液体の表面を覆うように一面に広がって生じることです。 例えば、「膜を張る」「氷を張る」などと使います。 転じて、筋肉がこわばる、数量・程度などが度を越すなどの意味でも使うことができます。 「貼る」の意味は、空間ができないようにのりなどで接着させるという意味です。 例えば「壁にポスターを貼る」「パソコンに伝言を書いた紙を貼る」などと使います。 また、板状のものを平らに並べて取り付けるという意味でも使われます。 例えば「床にタイルを貼る」などと使います。 「張る」は、たるみがないように引き伸ばしたり表面を覆うように一面に広がることを表し、「貼る」はのりなどをつかって密着させることを表すという違いがあります。 例えば、布をぴんと引き伸ばして日除けに使うという場合は「張る」、付着させてデコレーションに使うという場合は「貼る」を使うのが正しいです。 ただし、「貼る」は常用漢字ではないため新聞や公用文では使われません。 新聞や公用文では「張る」が使われます。
「張る」は「はる」と読みます。 「張る」の意味は
です。 「張」には「ひっぱる。はりわたす」という意味があります。 「張」を含む熟語には「張力(ちょうりょく)」「緊張(きんちょう)」などがあります。 「張る」には様々な意味があります。 一つ目の意味は、布や縄などを一定面積にわたってしわやたるみのないように伸ばしたり広げたりすることです。 例えば「進入禁止のロープを張る」などと使います。 二つ目の意味は、陣をとるように広がってのびることです。 例えば「花の根が張る」などと使います。 三つ目の意味は、液体の表面を覆うように一面に広がって生じることです。 例えば「スケートリンクに氷を張る」などと使います。 転じて、
などの意味で使うことができます。
「張る」の例文
「貼る」は「はる」と読みます。 「貼る」の意味は「のりなどをつけて物を平らな面に付着させる」です。 また、板状・布状の物を平らに並べて取り付けることをいいます。 「貼」には「はる。つける。はりつける」という意味があります。 「貼」を含む熟語には「貼付(てんぷ)」「貼用(ちょうよう)」などがあります。 「貼る」は、空間ができないように接着させるという意味で使います。 例えば「傷口にばんそうこうを貼る」などと使います。 また「タイルを床に貼る」というように、板状の物や布状の物を平らに並べて取り付けるという意味でも使われます。 「貼る」は、常用漢字ではないので新聞や公用文では使われません。 新聞や公用文では一般的に「張る」が使われます。
「貼る」の例文
「張る」と「貼る」は、どちらも「はる」と読む異字同訓です。 「張る」の意味は、たるみがないように引き伸ばすことです。 「貼る」の意味は、のりなどをつけて物を平らな面に付着させることです。 例えば、「シールをはる」であれば「貼る」を使います。