「発足」は、呉音(ごおん)で「ほっそく」、漢音で「はっそく」と読みます。どちらの読み方をしても意味や使い方は同じですが、一般的には「ほっそく」と読まれます。「発足」の意味は「組織・団体などが設立されて活動を始めること」です。
「発足(ほっそく)」と「発足(はっそく)」に意味の違いはなく、単に発音が違うだけです。 「発足(ほっそく)」の「ホツ」は、呉音(ごおん)の読み方です。 呉音とは、漢字到来以前の漢字音の総称で、飛鳥時代に朝鮮半島を経由して伝わった読み方のことをいいます。 「発足(はっそく)」は、漢音の読み方です。 漢音とは、奈良時代から平安初期に遣唐使(けんとうし)や留学生によって伝えられた中国北方系の読み方のことをいいます。現代の我々が使用する音読みはほとんど漢音です。 呉音のほうが、漢音よりも古い読み方ですが間違っているわけではありません。 どちらの読み方をしても間違いではないですが、一般的には「発足(ほっそく)と読まれることが多いです。
「発足」は「ほっそく」と読みます。 「発」は呉音の発音で「ホツ」と読みます。 「足」は音読みで「ソク」と読みます。 「発足」の意味は、
「発」には「はなつ」「たつ」「生じる」という意味があります。 「足」には「あし」「あるく」「すすむ」という意味があります。 この2つの漢字を組み合わせて元は「出発すること」という意味で使用されていたのが、転じて「活動を始める」という意味で使用されるようになりました。 「出発する」という意味で「発足」が使用されることはほとんどありません。 例えば、ビジネスシーンなどで、何かをするためのチームや組合ができたことを言い表すときに使用します。 「発足する」「発足される」という使い方をします。
「発足」の例文
「発足」の「発」は、音読みで「ハツ」とも読み、「はっそく」と読むこともできます。 「発足」を「はっそく」と読んでも意味や使い方が異なるということはありません。