「壁打ち(かべうち)」の意味は「壁に向かって打つ」という意味です。テニスなどで、一人で壁に向かってボールを打ち、跳ね返ってきたボールをさらに壁に打ち返すという自主練習を指す言葉で、転じてビジネスでは「人に話を聞いてもらうこと」、ネット用語では「フォロワーが0人の状態でツイートを発信し続けること」という意味で使用されます。
「壁打ち」は、「かべうち」と読みます。 「壁打ち」は「壁に向かって打つ」という意味です。 テニスなどで、一人で壁に向かってボールを打ち、跳ね返ってきたボールをさらに壁に打ち返す...という自主練習を「壁打ち」といいます。 テニスなど、本来二人いなければ成り立たない競技でも壁を利用することで一人でもストロークの練習をしたりフォームの研究ができます。 テニスの他にも卓球や野球、サッカーなどの自習練習として利用されます。
「壁打ち」は、ビジネスでは「人に話しを聞いてもらうこと」という意味で使用されます。 「壁打ち」は、自分の考えや思っていることを言葉にすることで自分の中にある考えを整理することができるという利点があり、就活では自己分析に役に立ちます。 壁打ちは、聞き手からのアドバイスや解決策を求めているわけではありません。 ただひたすら話を聞いてもらっているうちに、自分の考えがまとまって答えとして返ってくるという意味で「壁打ち」という言葉が使われています。 例えば「壁打ちさせてほしい」と言われたら、「とにかく話を聞いてほしい」という意味です。 「相談に乗る」の影響を受けてか、「壁打ちに乗る」と表現する場合がありますが、これはまだ正式な日本語ではありません。 類語は「ブレインストーミング」「自由討論」「フリートーク」です。
例文
ツイッターで「壁打ち」とは、フォロワーが0人の状態でツイートを発信し続けることです。 ツイッターは、通常、他の人のツイートを見るだけではなく、自分の発信したツイートに対するフォロワーの反応を楽しんだり、フォロワーとのコミュニケーションを楽しむものです。 しかし、自分の気持ちをスッキリするために書き込んだ職場の愚痴でも、見る人にとっては不愉快だったりします。また、「今日もうざかったな」というように主語のないツイートは「自分のことなのでは...?」と見る人を不安にさせたり、「悪口を書かれた!」とトラブルになることもあります。 そこで、「何も気にせず思ったことをとにかくツイートしたい!」という人が壁打ちをするためにアカウントを作って誰にも見られない状態で思いの丈をツイートすることを「壁打ち」といいます。 愚痴だけではなく、アイドルやアニメなど好きなことを壁打ちする人もいます。 「壁打ち」をするためのアカウントを「壁打ちアカウント」または「壁打ち垢」といい、本当に誰にも見られないように鍵垢にしている人もいます。
スポーツ用語の「壁打ち」から転じて、絵画や小説、撮影など創作活動に長い間従事しているにも関わらず、結果が出ず世間からの反応がない状態を「壁打ち」と表すことがあります。 ネガティブな意味合いで使用する場合もあれば、成功する前の「修行」とポジティブな意味合いで使用する場合もあります。
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「壁打ち」は、麻雀用語でもあります。 麻雀用語で「壁打ち」は、「雀卓(じゃんたく)」のふちに、持っている牌(麻雀のこま)をくっつけて打つことを意味します。 ちなみに、牌をピッタリくっつけるのはツモったときに音がなったり、牌に傷がつくということからマナー違反とされています。
「壁打ち」は「壁に向かって打つ」という意味です。 ビジネスでは、「人に話しを聞いてもらうこと」という意味で使用されます。 ネット用語では「フォロワーが0人の状態でツイートを発信し続ける」という意味です。 「壁打ち」をするためのアカウントを「壁打ちアカウント」または「壁打ち垢」といい、本当に誰にも見られないように鍵垢にしている人もいます。