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「稼働」「稼動」「可動」の意味の違いと使い分け

「稼働(かどう)」は「稼ぎ働くこと」、「稼動(かどう)」は「機械が動くこと」という意味で使い分けられることが多いですが、新聞なのでは「稼働」で統一されています。 「可動」は「動くことができる」という意味で「稼働」「稼動」とは意味が異なります。

「稼働」「稼動」「可動」の違い

稼働(かどう)
人が稼ぎ働くこと
稼動(かどう)
機械が動くこと。また、機械を動かすこと
可動(かどう)
動かすことができること

「稼働(かどう)」と「稼動(かどう)」の意味は、

  1. 稼ぎ働くこと。また、生産に従事すること
  2. 機械を動かすこと。また機械が動くこと

です。 「稼働」は一つ目の「稼ぎ働くこと。また、生産に従事すること」という意味で使用され、「稼動」は「機械を動かすこと。また機械が動くこと」という意味で使い分けられることが多いです。 ただし、新聞などではどちらの意味でも「稼働」で統一されています。 どちらか迷った場合は「稼働」を使用すれば問題ありません。 「可動(かどう)」は「稼働」「稼動」の同音異義語です。 「可動」の意味は「動かすことができること」です。 「稼働」と「稼動」とは意味が違うので混合しないように注意しましょう。

「稼働」の意味と使い方

「稼働」は「かどう」と読みます。 「稼働」の意味は、

  1. 稼ぎ働くこと。また、生産に従事すること
  2. 機械を動かすこと。また機械が動くこと

です。 「稼」は「かせぐ。かせぎ」という意味です。 元は「穀物を植える」という意味があり、「穀物を植えて報酬を得る」ということから「お金を稼ぐ」という意味をもつようになりました。 「働」には「はたらく。仕事をする」という意味があります。 一つ目の「稼ぎ働くこと」という意味では、人が働いて賃金を得ることを「稼動する」「稼動した」と表すことができます。 例えば、月間の働いた日数を「稼働日数」といいます。 二つ目の「機械を動かすこと」という意味では、機械を動かして仕事をすることを表します。 例えば、「稼働率」はどれぐらいの機械が動いているのかを表す言葉です。

「稼働」の例文

  • 今月の稼働日数は20日だった。
  • 機械を増やすことで、稼働率を上げた。
  • 故障箇所が見つかり、発電所は稼働を停止した。

「稼動」の意味と使い方

「稼動」は「かどう」と読みます。 「稼動」は「稼働」と同義ですが、主に「機械を動かすこと」という意味で使用されます。 「稼」は「かせぐ。かせぎ」という意味です。 「働」は「うごく。うごかす」という意味があります。 ただし、新聞などでは使い分けることなく一般的に「稼働」が使用されています。

「可動」の意味と使い方

「可動」は「かどう」と読みます。 「可動」の意味は「動かすことができること」です。 また、動く仕掛けになってることをいいます。 「可」には「できる」という意味があります。 「動」は「うごく。うごかす」という意味です。 「可動」は、動かすことができるものを「可動式○○」と表すことができます。 また、腕や足など体を動かすことができることを表すときにも使用することが可能です。 例えば、「腕の可動範囲」は「腕が動かすことができる範囲」という意味になります。

「可動」の例文

  • 可動式ステップを導入することにした。
  • 腕の可動範囲を広げるためにリハビリをしている。
  • このテーブルは電動ではなく人力で可動する。

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