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「感心」と「関心」の意味の違いと使い分け

「感心」と「関心」は、どちらも「かんしん」と読む同音異義語です。「感心」の意味は、すぐれている、立派であるとして心を動かされることです。「関心」の意味は、ある物事に心をひかれ、特に注意を払うことです。例えば「研究にかんしんをもつ」であれば、「関心」を使います。

「感心」と「関心」の違い

感心(かんしん)
立派であるとして心を動かされること
関心(かんしん)
ある物事に心をひかれて注意を払うこと

「感心(かんしん)」と「関心(かんしん)」は同音異義語です。 「感心」は、すぐれている、立派であるとして心を動かされることです。 普通の者なら出来そうもない事ををよくやったと、その行為に驚きを感じたという褒め言葉として使用します。 「感心する」「感心した」「感心させられた」などと使います。 類語は「感銘」「感動」「脱帽」などです。 「関心」はある物事に心をひかれ、特に注意を払うことです。 その事についてより深く知ろうとする気持ちをもつことを表すときに使用します。 「関心がある」「関心を持つ」「関心が高い」などと使います。 類語は「興味」「配慮」「好奇心」などです。

「感心」の意味と使い方

「感心」は「かんしん」と読みます。 「感心」の意味は「すぐれている、立派であるとして心を動かされること」です。 「感」には「かんじる。心が動く。心に響く」という意味があります。 「心」は「こころ。きもち」という意味です。 「感心」は、普通の者なら出来そうもない事ををよくやったと、その行為に驚きを感じたという褒め言葉として使用します。 例えば、部下が素晴らしい営業成績を残したことに対して「素晴らしい」と心を動かされたことを伝えるときに「感心する」「感心した」などと使います。 目上の人ではなく、目上から目下の者、あるいは同等の相手に使うのが適切です。 また、「感心」は「感心しない」「感心できない」などと、否定文で使うこともあります。 この場合は、相手の言動を良くないと思った場合に、遠回しに相手を批判・非難するニュアンスで用います。

「感心」の例文

  • 突然の事故にも関わらず、彼の勇敢な咄嗟の行動には感心した。
  • 真面目で、良い働きぶりには毎度感心させられる。
  • そんなやり方で上を目指そうとするなんて、感心できない。

「関心」の意味と使い方

「関心」は「かんしん」と読みます。 「関心」の意味は「ある物事に心をひかれ、特に注意を払うこと」です。 「関」には「かかわる。あずかる」という意味があります。 「心」は「こころ。きもち」という意味です。 「関心」は、その事についてより深く知ろうとする気持ちをもつことを表すときに使用します。 例えば、あるアーティストに心をひかれて情報を色々と調べたり、今後の活動に注目しようとする気持ちを持つことを「関心がある」「関心をもつ」と表すことができます。 その他にも、

  • 関心を抱く
  • 関心が高まる
  • 関心が増す
  • 無関心

などの言い回しがあります。

「関心」の例文

  • 彼は小さい頃から関心を抱いていたそうです。
  • 国王は庶民の暮らしに非常に関心を持っている。
  • 主人はお金に無関心なので、私がお金の管理をしています。

まとめ

「感心」と「関心」は、どちらも「かんしん」と読む同音異義語です。 「感心」は、立派であるとして心を動かされることです。類語は「感銘」「感動」などです。 「関心」は、ある物事に心をひかれて注意を払うことです。

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