「変わる」「代わる」「替わる」「換わる」は同音異義語です。意味が異なるので使い分ける必要があります。今回は「変わる」「代わる」「替わる」「換わる」の意味の違いと使い分け方を紹介します。
「変わる」「代わる」「替わる」「換わる」は、同音異義語です。 「変わる」は、物事の状態が今までと変化することを意味します。 「色が変わる」「形が変わる」など物理的な変化、「考えが変わる」など心理的な変化、「季節が変わる」「時代が変わる」など時間的な変化、「住所が変わる」「席が変わる」など地理的な変化など、広く使用されます。 「変」を含む熟語には「変化」「変更」「変動」「変色」「変身」「一変」「異変」などがあります。 「代わる」は、立場や役割、地位などを他のものに移すことを意味します。 「社長に代わって経営する」「石油に代わる燃料」「電車に代わってバスが運行される」などと使います。 「代」を含む熟語には「代理」「交代」「代替」「代用」「代返」「代物」などがあります。 「替わる」は、それまであったものを新しく別のものにすることを意味します。 「入れ替わり」「日替わり」「着替え」「替え歌」「替え玉」などと使います。 「替」を含む熟語には「改替」「代替」「交替」「両替」「為替」などがあります。 「換わる」は、同じ価値の他のものと取りかえることを意味します。 「土地を金に換える」「言い換える」「配置を換える」などと使います。 「換」を含む熟語には「交換」「換金」「転換」「換金」などがあります。 「替わる」と「換わる」は言い換えが可能な場合が多いです。 厳密には、「替わる」は「日替わり弁当」「両替」のように何度でも起こりうる変化を指すのに対して、「換わる」は「遺伝子組み換え」「換金」のように一度かわると元に戻らないことを指します。
「変わる」は「かわる」と読みます。 「変わる」の意味は、
です。 「変」には「うつりかわる」という意味があります。 物事の状態が今までと変化することを「変わる」と言いあらわします。 物事の状態だけではなく「表情が変わる」というように心理的な変化を言い表すときも使用することが可能です。 また、「変わっている」「変わった○○」の形で、他の物事と少し違っていることを言い表します。 反対に、「〜と変わらない」というように打ち消しの「ない」を付けることで、等しい関係にあることを言い表すことができます。
「変わる」の例文
「代わる」は「かわる」と読みます。 「代わる」の意味は、
です。 「代」には「かわってする」という意味があります。 例えば、「社長の立ち位置を息子と交代した」「Aさんの都合がつかなくなってBさんに代理をした」など、立場や役割を別のものに移すことを「代わる」と言い表すことができます。
「代わる」の例文
「替わる」の例文
「換わる」は「かわる」と読みます。 「換わる」の意味は「ものが互いに入れ違いになる」です。 「換」には「とりかえる」という意味があります。 例えば、「不用品がお金に換わる」というように、他のものに変換することを言い表すときに「換わる」を使用します。
「換わる」の例文