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「小一時間」と「一時間」の違いと使い分け

「小一時間(こいちじかん)」は、60分には満たないけれど60分に近い時間を表す言葉です。「60分弱」「60分より短い」などと言い換えることができます。「一時間」は60分ジャストを表す言葉です。60分をわずかに超えている場合は「約一時間」「一時間 ちょっと」などといいます。

「小一時間」と「一時間」の違い

小一時間(こいちじかん)
60分には及ばないが、60分に近い時間。
一時間(いちじかん)
60分。

「小一時間(こいちじかん)」と「一時間(いちじかん)」は、どちらも時間を意味する言葉です。 「小一時間」は、 一時間にはわずか及ばないが、一時間に近いという意味で使われます。 例えば「小一時間彼女の話を聞く」「職場まで小一時間かかる」などと使います。 「一時間」は、60分という意味で使われます。 例えば「作業を終わらせるのに一時間かかった」「制限時間は一時間」などと使います。 「小一時間」は60分未満を表す言葉で、「一時間」は60分ジャストを表す言葉です。 例えば、45分間勉強をしたという場合は「小一時間勉強をした」ということができます。 60分を超えている場合に「小一時間」を使うことはできません。

「小一時間」の意味と使い方

「小一時間」は「こいちじかん」と読みます。 「小一時間」の意味は「一時間弱」です。 「小」は、数量を表す名詞や数詞の上について、その数量にはわずか及ばないが、ほぼそれに近いという意味になります。 よって、「小一時間」は一時間にはわずか及ばないが、一時間に近いという意味になります。 例えば「小一時間ほど待合室で待たされた」などと使います。 「小一時間」が、何分を表すか明確な定義はありませんが、およそ30分を表す言葉に「小半時(こはんじ・こはんとき)」という言葉があることから、30分以上であると考えられます。 同じく一時間に近いけれど、一時間に満たないことを表す言葉には「一時間弱(いちじかんじゃく)」があります。 例えば55分など、繰り上げれば60分になるけれど実際には60分に満たないという場合に使う言葉です。

「小一時間」の例文

  • 説明会は小一時間ほどで終わった。
  • 彼女はうちに来てから小一時間、職場の愚痴を話続けた。
  • 家出してから小一時間経って、何事もなかったかのように帰ってきた。

「一時間」の意味と使い方

「一時間」は「いちじかん」と読みます。 「一時間」の意味は「60分」です。 「一時間」は、60分を表す時間の単位です。 例えば「目的地まで一時間かかる」などと使います。 60分ジャストを「一時間」といい、一時間をわずかに超える場合は「一時間ちょっと」「約一時間」などと表します。 60分に満たない場合は「一時間未満」などと表すこともできます。

「一時間」の例文

  • 電車が遅延していることを考えると、今日は一時間早く家を出る必要がある。
  • 突然腹痛に襲われ、一時間ほど横にならせてもらうことになった。
  • 8時間労働のうち、一時間の休憩があります。

まとめ

「小一時間(こいちじかん)」は、60分という時間を表す言葉の前に「小」をつけることで60分に近いけれど、60分に満たない時間を表すことができます。 例えば45分間や50分間といった場合に「小一時間」を使います。 「一時間(いちじかん)」は、60分間を表す言葉です。 60分ぴったりである場合に「一時間」使うことができます。 60分間を超える場合は「一時間ちょっと」「約一時間」などと表します。

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