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「降水量」と「降雨量」の意味の違いと使い分け

「降水量(こうすいりょう)」の意味は、雨・雪・雹(ひょう)・霰(あられ)など地表に降った水分の量です。「降水量は1時間で100ミリ」などと使います。「降雨量(こううりょう)」の意味は、降った雨の量です。10分間・1時間など決められた時間内の降雨量、一雨の降雨量、1ヶ月・1年間などで積算した降雨量などの種類があります。

「降水量」と「降雨量」の違い

降水量(こうすいりょう)
雨・雪・雹(ひょう)・霰(あられ)などが地表に降った量
降雨量(こううりょう)
雨が地表に降った量

「降水量」と「降雨量」はどちらも、大気から地上に降った水の量を指します。 「降水量」は、雨だけではなく雪・雹(きょう)・霰(あられ)も含まれますが、「降雨量」は、雨のみの量を表す言葉であるという点で違いがあります。 例えば、雪が降った場合は「降雨量」ということはできず、「降水量」を使う必要があります。 または、「降雪量」ということもできます。

「降水量」の意味と使い方

「降水量」は「こうすいりょう」と読みます。 「降水量」の意味は「降水の分量」です。 その地域に降った雨や雪、あられなどをすべて水に換算し、全部が地表にたまったものと仮定してミリメートル単位で表したもののことをいいます。 単位は「ミリメートル」です。 また、それが一日のものなのか、一時間のものか、一年のものか、時間の単位も明記し、「降水量は1時間で○○ミリ」という表し方をします。 例えば「降水量が1時間で50ミリ」であれば、「降った水を地表にたまったものと仮定すると深さが50ミリになる」ということです。

「降水量」の例文

  • この夏の降水量は平年以上であることが予想される。
  • ここは全体を通して降水量の多い地域です。
  • 砂漠地帯にある町では、年間降水量が100ミリ以下しかないそうだ。

「降雨量」の意味と使い方

「降雨量」は「こううりょう」と読みます。 「降雨量」の意味は「降った雨の量」です。 降った雨が地面にしみ込んだり、流出したり蒸発することなく、その場につもったと仮定したときの深さのことをいいます。 「降雨量」の単位も「ミリメートル」です。 10分間・1時間など決められた時間内の降雨量、一雨の降雨量、1ヶ月・1年間などで積算した降雨量などの種類があります。

「降雨量」の例文

  • この夏は降雨量が少なく、農作物に大きく影響した。
  • 今回の台風で現地の降雨量は30ミリだったらしい。
  • この地域の年間降雨量は200ミリだ。

まとめ

「降水量(こうすいりょう)」は、 雨・雪・雹(ひょう)・霰(あられ)などを水に換算して降った量を表すものです。対して「降雨量(こううりょう)」は、雨の量を表します。 ちなみに「降雪量(こうせつりょう)」という言葉をあまり耳にしないのは、雪は水に換算して雨量を観測するよりも積もった雪の量を表すことが多いからです。

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